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富山県立山町横沢Ⅱ遺跡で縄文後期奔王墨書土器(長さん)

今回は、西洋紀元前1000年頃成立の縄文
土器に、漢字で「主・泰主」等と読める遺物
が、富山県の常願寺川流域で出土していると
の旨の紹介である。

弥生期~古代のどこかで縄文土器が採取され、
龍神信仰の祭祀用容器に転用

されたのでは無いかと、個人的に疑う。
 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録公開されている。
 pdfファイル名は、以下の通りである。
17243_1_横沢2遺跡.pdf
 発掘報告書の名称は、以下の通りである。
立山町文化財報告書第27冊/横沢Ⅱ遺跡、
1998年、立山町教育委員会。
 発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所は、
富山県中新川郡立山町横沢。遺物が出土した
のは、西暦1997年前後の事のようである。
 遺物の成立年代は、発掘報告書第8ページ
付近によると、形から縄文時代後期後半の、
西暦前1000年程度に成立した井口式の、
深鉢との事であり、とても古い。
 遺物の写真は、発掘報告書の写真図版第8
の最上段左に在り、遺物番号第1番との旨、
ナンバリングされている。

横沢奔王.gif

 上図のように、ほぼ中央に漢字で「主」の
ように見える暗い模様が有り、その右下に同
じく漢字で「泰」、左下に「王」かまたは、
「主」のように見える模様が有って、近くを
常願寺川が流れている事から、私には龍神が
連想される。
 現地は、縄文期、古代~現代へ連続的に集
落の続く場所だとの事である為、古代までに、
遺物が拾われて、縄文土器特有の縄目の文様
が龍を連想させ、龍神信仰用の祭祀土器とし
て転用された疑いが、有るのではないかと私
は疑っている。(2024/07/27)

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