2017年型普通唱導集大将棋酔象微弱入替攻撃過大(長さん)
以下オリジナルの、取捨てで成り駒は在るとす
る本ブログ版西暦2017年型13升目108
枚制普通唱導集大将棋に、ゲームの出来を、
より良くする為に、どうぶつ将棋の玉駒トライ
ルールを太子と玉将に、摩訶大大/大将棋の
提婆無明入れ替えルールを、微弱に酔象に適用
し、結果「酔象に関する特別ルール」を導入
したという、ルール改善過程の経過説明の続き
である。
ここで、摩訶大大将棋の入れ替えルールの
微弱化とは、入れ替えたときに酔象は太子に
成らずに酔象のままであるという弱体化加えて
更に、直前の着手で、前記の捕獲される酔象
自身が攻撃側の、何らかの駒を捕獲したケース
には、普通に取り捨てられてしまい、入れ替え
自体が起らないという点で微弱という事である。
今回は、これほどまでに、変更を軽くしても、
そもそも、攻撃力がオリジナルルールのゲーム
よりは、幾らかは強くはなるので、
攻守のバランスが崩れて、簡単な攻めで、玉が
詰まれてしまいすぎであるという欠点が現れる
との旨の報告である。このゲーム自体の、攻守
バランスが、元々慎重に調整されていたため、
ほんの少しの変更で、バランスが崩れて失敗
になったという意味である。
以下は、先手が縦横走り駒を、中央に集める
拡張された「雀刺し戦法」ないしは、拡張され
た「中飛車」戦法とでも言うべき、誰にでも比
較的容易に気がつく攻め方で、相手後手陣が、
楽に崩れないかどうかを確かめた一局の指了図
である。
先手のもくろみ通りに攻略は旨く行ってしまい、
後手が、投了した局面である。

これでは、将棋ゲームとしては、単純すぎて
面白味が無いので駄目だ。
原因は、単純に取り捨てで、成りはあるゲー
ムだったときには、守りの有力駒の一つだった
酔象が、終盤主人を裏切る相手のトライ駒役に
変貌したため、
裏切りを恐れて、互いに玉から遠くに離す傾向
が生じるようになって、1枚守り駒が減った為
と、容易に解釈出来た。
残念だが、酔象に関する特別ルールと、
太子と玉将に関してトライルールを導入した
麒麟消失リスクの穴埋めを目的とした本ブログ
版の13升目108枚制の西暦2017年版
普通唱導集大将棋の調整は、今回の調査結果、
現時点、未完成という結論になってしまった。
(2024/10/21)
る本ブログ版西暦2017年型13升目108
枚制普通唱導集大将棋に、ゲームの出来を、
より良くする為に、どうぶつ将棋の玉駒トライ
ルールを太子と玉将に、摩訶大大/大将棋の
提婆無明入れ替えルールを、微弱に酔象に適用
し、結果「酔象に関する特別ルール」を導入
したという、ルール改善過程の経過説明の続き
である。
ここで、摩訶大大将棋の入れ替えルールの
微弱化とは、入れ替えたときに酔象は太子に
成らずに酔象のままであるという弱体化加えて
更に、直前の着手で、前記の捕獲される酔象
自身が攻撃側の、何らかの駒を捕獲したケース
には、普通に取り捨てられてしまい、入れ替え
自体が起らないという点で微弱という事である。
今回は、これほどまでに、変更を軽くしても、
そもそも、攻撃力がオリジナルルールのゲーム
よりは、幾らかは強くはなるので、
攻守のバランスが崩れて、簡単な攻めで、玉が
詰まれてしまいすぎであるという欠点が現れる
との旨の報告である。このゲーム自体の、攻守
バランスが、元々慎重に調整されていたため、
ほんの少しの変更で、バランスが崩れて失敗
になったという意味である。
以下は、先手が縦横走り駒を、中央に集める
拡張された「雀刺し戦法」ないしは、拡張され
た「中飛車」戦法とでも言うべき、誰にでも比
較的容易に気がつく攻め方で、相手後手陣が、
楽に崩れないかどうかを確かめた一局の指了図
である。
先手のもくろみ通りに攻略は旨く行ってしまい、
後手が、投了した局面である。

これでは、将棋ゲームとしては、単純すぎて
面白味が無いので駄目だ。
原因は、単純に取り捨てで、成りはあるゲー
ムだったときには、守りの有力駒の一つだった
酔象が、終盤主人を裏切る相手のトライ駒役に
変貌したため、
裏切りを恐れて、互いに玉から遠くに離す傾向
が生じるようになって、1枚守り駒が減った為
と、容易に解釈出来た。
残念だが、酔象に関する特別ルールと、
太子と玉将に関してトライルールを導入した
麒麟消失リスクの穴埋めを目的とした本ブログ
版の13升目108枚制の西暦2017年版
普通唱導集大将棋の調整は、今回の調査結果、
現時点、未完成という結論になってしまった。
(2024/10/21)
福井市一乗谷朝倉氏遺跡第42次に角行駒1枚追加(長さん)
戦国時代の朝倉氏の遺跡であり、将棋駒が
過去大量に発掘された事で著名な表題遺跡に
ついては、将棋駒遺物カタログが、岩手県
天童市の天童市資料館2003年発行の、
「天童の将棋駒と全国遺跡出土駒」に記載さ
れている。が、幾らか記載漏れが有り、以前
第40次発掘調査で発見された金将が、1枚
漏れているとの旨を、本ブログで紹介した。
今回は別の例であり、将棋駒の出土例が
前記成書に私には見当たらない、同遺跡の
第42次の発掘調査で、彫り駒の成り龍馬と
みられる角行駒が1枚、漏れていて追加で
有るようだとの旨の紹介である。
遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に、登録・公開されている。
pdfファイル名は、以下の通りである。
140486_1_特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡
発掘調査報告.pdf
発掘報告書の名称は、以下の通りである。
一乗谷朝倉氏遺跡発掘調査報告22/第42
次調査、2024、福井県立一乗谷朝倉氏
遺跡博物館。
発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所は、
福井県福井市城戸ノ内町字川久保・赤潟。
遺物が出土したのは、西暦1982年ないし
その前後の事のようである。
遺物の成立年代は、発掘報告書第31
ページの記載から、戦国時代から江戸時代に
かけての何時かであるように私には読取れる。
かなり痛んでいるが、厚みは0.65センチ
で、比較的厚いと取れる旨が、第51ページ
付近の遺物観察表に在る。大量の戦国時代駒
とされる第9次発掘調査の出土駒群は、厚み
がその、半分程度のことが多いようである。
遺物の写真は、発掘報告書の写真図版
(PL.)第28:”出土遺物F区”の、
第2段目のカラムの左に在り、遺物番号第5
番との旨、ナンバリングされている。報告書
に、「成り龍馬の角行駒である」との旨の
紹介が在る。

上図のように、痛んでいるが墨書では無く
彫られているので、成りが龍馬で、オモテが
角行であると、ほぼ判断が付くようである。
遺構が発見され無い為、掘り込んだ場所で、
湿っていた為、木が腐らずに将棋駒として
出土したらしい。その為、9次出土駒ほどは
素性が確定し無いが、この遺物将棋駒も、
戦国朝倉氏の時代の、飛車・角行の有る
小将棋の駒の可能性が、高いという事なので
あろう。(2024/10/20)
過去大量に発掘された事で著名な表題遺跡に
ついては、将棋駒遺物カタログが、岩手県
天童市の天童市資料館2003年発行の、
「天童の将棋駒と全国遺跡出土駒」に記載さ
れている。が、幾らか記載漏れが有り、以前
第40次発掘調査で発見された金将が、1枚
漏れているとの旨を、本ブログで紹介した。
今回は別の例であり、将棋駒の出土例が
前記成書に私には見当たらない、同遺跡の
第42次の発掘調査で、彫り駒の成り龍馬と
みられる角行駒が1枚、漏れていて追加で
有るようだとの旨の紹介である。
遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に、登録・公開されている。
pdfファイル名は、以下の通りである。
140486_1_特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡
発掘調査報告.pdf
発掘報告書の名称は、以下の通りである。
一乗谷朝倉氏遺跡発掘調査報告22/第42
次調査、2024、福井県立一乗谷朝倉氏
遺跡博物館。
発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所は、
福井県福井市城戸ノ内町字川久保・赤潟。
遺物が出土したのは、西暦1982年ないし
その前後の事のようである。
遺物の成立年代は、発掘報告書第31
ページの記載から、戦国時代から江戸時代に
かけての何時かであるように私には読取れる。
かなり痛んでいるが、厚みは0.65センチ
で、比較的厚いと取れる旨が、第51ページ
付近の遺物観察表に在る。大量の戦国時代駒
とされる第9次発掘調査の出土駒群は、厚み
がその、半分程度のことが多いようである。
遺物の写真は、発掘報告書の写真図版
(PL.)第28:”出土遺物F区”の、
第2段目のカラムの左に在り、遺物番号第5
番との旨、ナンバリングされている。報告書
に、「成り龍馬の角行駒である」との旨の
紹介が在る。

上図のように、痛んでいるが墨書では無く
彫られているので、成りが龍馬で、オモテが
角行であると、ほぼ判断が付くようである。
遺構が発見され無い為、掘り込んだ場所で、
湿っていた為、木が腐らずに将棋駒として
出土したらしい。その為、9次出土駒ほどは
素性が確定し無いが、この遺物将棋駒も、
戦国朝倉氏の時代の、飛車・角行の有る
小将棋の駒の可能性が、高いという事なので
あろう。(2024/10/20)
埼玉県川島町白井沼遺跡で山竜墨書土器(長さん)
今回は表題の、遠方に山が見える河川部の、
わずかに高台の、自然堤防の中の環境とみら
れる平野部の埼玉の遺跡で、小さな杯型土器
に漢字で、山竜と書いたような煤模様が有る
との旨の紹介である。小さな土器に文字の
ような模様の有る点が、比較的珍しいが、河
川に関連する龍神信仰用の、比較的古い時代
の祭祀土器とみられる。
遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に、登録・公開されている。
pdfファイル名は、以下の通りである。
140459_2_白井沼遺跡.pdf
発掘報告書の名称は、以下の通りである。
埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書第315
集/白井沼遺跡、2005、財団法人埼玉県
埋蔵文化財調査事業団。
発掘報告書、第2写真図版pdf末尾抄録
により遺跡の場所は、埼玉県比企郡川島町字
白井沼499番地。
遺物が出土したのは西暦2005年の年初
前後の事のようである。
遺物の成立年代は、遺物は遺構に伴わない
場所で出土し、発掘報告書第70ページ付近
の記載により、遺跡全体の成立年代の頃の4
世紀頃の古墳時代前期とみられているように、
私には読取れる。
遺物の写真は発掘報告書第2pdfである、
写真図版pdfの写真図版第32の最上段右
に在り、遺構に伴わない出土遺物の遺物番号
第31番との旨、ナンバリングされていて、
出土遺物観察表等で、ミニチュア土器とされ
ている。小さな杯のような形に私には見える。

上図のように、第2字目の下部に余分な画
が有るものの、漢字で「山竜」と書いてある
ようにも見える煤模様が在ると私は認識する。
遺跡が、遠方に秩父の山が見える河川部の、
わずかに高台の、自然堤防の中の遺跡のよう
であり、古墳時代初めに、龍神が河川近くの
小高い丘か山に棲むとされる等し、信仰用の
祭祀用土器として、今回紹介した出土土器が
使用された疑いがあるように、私見される。
(2024/10/19)
わずかに高台の、自然堤防の中の環境とみら
れる平野部の埼玉の遺跡で、小さな杯型土器
に漢字で、山竜と書いたような煤模様が有る
との旨の紹介である。小さな土器に文字の
ような模様の有る点が、比較的珍しいが、河
川に関連する龍神信仰用の、比較的古い時代
の祭祀土器とみられる。
遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に、登録・公開されている。
pdfファイル名は、以下の通りである。
140459_2_白井沼遺跡.pdf
発掘報告書の名称は、以下の通りである。
埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書第315
集/白井沼遺跡、2005、財団法人埼玉県
埋蔵文化財調査事業団。
発掘報告書、第2写真図版pdf末尾抄録
により遺跡の場所は、埼玉県比企郡川島町字
白井沼499番地。
遺物が出土したのは西暦2005年の年初
前後の事のようである。
遺物の成立年代は、遺物は遺構に伴わない
場所で出土し、発掘報告書第70ページ付近
の記載により、遺跡全体の成立年代の頃の4
世紀頃の古墳時代前期とみられているように、
私には読取れる。
遺物の写真は発掘報告書第2pdfである、
写真図版pdfの写真図版第32の最上段右
に在り、遺構に伴わない出土遺物の遺物番号
第31番との旨、ナンバリングされていて、
出土遺物観察表等で、ミニチュア土器とされ
ている。小さな杯のような形に私には見える。

上図のように、第2字目の下部に余分な画
が有るものの、漢字で「山竜」と書いてある
ようにも見える煤模様が在ると私は認識する。
遺跡が、遠方に秩父の山が見える河川部の、
わずかに高台の、自然堤防の中の遺跡のよう
であり、古墳時代初めに、龍神が河川近くの
小高い丘か山に棲むとされる等し、信仰用の
祭祀用土器として、今回紹介した出土土器が
使用された疑いがあるように、私見される。
(2024/10/19)
2017年型普通唱導集大将棋酔象ルール酔象互取り(長さん)
以下オリジナルの、取捨てで成り駒は在るとす
る本ブログ版西暦2017年型13升目108
枚制普通唱導集大将棋に、どうぶつ将棋の玉駒
トライルールを太子と玉将に、摩訶大大/大
将棋の提婆無明入れ替えルールを、微弱に酔象
に適用し、結果「酔象に関する特別ルール」を
導入したという、ゲームの出来を、より良く
する為の、ルール改善過程の話題の続きである。
以前ルールブックを紹介したが、次の箇所の
意味が曖昧と考えられたので、明確化するため
の補足説明を、以下のように今回作成した。
酔象の捕獲に関して、攻め側駒が別の酔象で
あるという、特殊なケースについて以下考える。
すなわち直前に、相手が別の
こちらの駒を取った酔象
を、こちらの酔象で捕獲したという、以前のルー
ルブックよりも更に特別な場合、酔象を酔象で
取る着手を行った側のプレーヤの、指し手の
現実の着手表現に係わらず、着手の合法/
非合法性に関しても、捕獲される酔象が、直前
の着手で、前記プレーヤの他の駒を、特に取る
着手をして居無い、一般的場合同様、
相互にプレーヤが有利になるように、一連の
着手を、解釈し無ければならない
とする。つまり、トラブルが起こり得るのは、
単に、酔象を酔象で取る場合では無くて、
上記の更に、特定の例が問題になるのである。
結論を先に言うと、取った側の意図が交換で
あり、やっつけるつもりの酔象の向きを180°
変えてから、自分の酔象を降ろしても、その
一連の駒の手使い動作をいっさい無視して、
普通に攻撃のつもりで元居た酔象が取り去られ
て、相手の酔象が盤上に残っていると見なして
良い
という意味で、前に紹介したルールブックでは
「指し手の現実の着手表現に係わらず」と書い
ているのである。
同種の走駒を、別の走駒で日本将棋のプロ
棋士が、NHKの大盤解説で、磁石駒を動かす
ときに、急いでいるので雑に駒を動かす、しば
しば見ると本ブログの管理人に認識される動作
を、ここでは、イメージしているのである。
すなわち走り駒は、180°向きを変えてから、
取る方の駒である別の同種類の走り駒が、駒台
に乗せられる事があると、本ブログの管理人は、
テレビの放映画像から、理解しているのである。
それでも、視聴者は普通に、走り駒で同種類の
走り駒を取ったという意味に、取るのが普通で
ある。
なぜ、ルールをこのようにしたかというと、
交換も取り捨ても、両方合法なケースでも、概
ね酔象を酔象で捕獲するという事自体が根本的
に悪手であり、悪手をうっかり指した事に対し
て、当然の報いが有るべきと私には考えられた
からである。
以下に、具体的にどんな場合なのかを棋譜例
で示す。
以下の局面は、図で四角で囲った先手の酔象
が、後手の何でも良いが、例えば「と金」等、
攻め駒の一つを捕獲した、直後の局面とする。

この局面では、後手は酔象で酔象を取る道理
が元々希薄であり、近接する鉄将かL7位置の、
方行で、駒を取った先手のL10位置の酔象を
取り返して、攻めた酔象は取り捨てることの出
来るルールに、本ブログの今までの説明のよう
に、ルールが改善されているので、そうすれば
良かっただけである。
このケースは本来、後手玉が獅子で詰まされ
る寸前に、自分の酔象を太子成りさせてから、
余裕で、後手の太子トライ勝ちにする事が出来
る局面になっている。
ところが、勝利目前で気が緩んだのか。仮に、
K9の位置の酔象で、後手本人は、交換のつも
りで、酔象を酔象で捕獲するような着手を、仮
にしたとする。そのとき、図で緑の酔象を
180°回転させて色を青に変えてから、自分
の青い酔象を降ろす動作を、仮にしたとしても、
先手は、後手が緑の酔象を取り捨ててから、
青い酔象を、その升目に進めたと見なして良い
というのが、ルールブックで言いたい事なので
ある。つまり、この悪手で、▲同猛牛で酔象が
盤面から2つ共に消失すると、以下恐らく1手
差で、成り麒麟の獅子の、喰い荒らしの応酬で、
先手の逆転勝ちだ。前に説明した「指し手の
現実の着手表現に係わらず、着手の合法/非合
法性に関して、プレーヤが有利になるように、
一連の着手を、解釈し無ければならない」と
いうルールの意味は、即ち、このようなケース
に、先手の逆転勝ちが敢えて起こるように、
先手の着手が合法になり、有利になるようルー
ルを調整して、ゲームを面白くさせていると
いう事である。
本日は、改善ルールでの更なる問題について
特に新発見が無かった。よって本日の上記記事
は、以上のように、ルールの解説までとする。
(2024/10/18)
る本ブログ版西暦2017年型13升目108
枚制普通唱導集大将棋に、どうぶつ将棋の玉駒
トライルールを太子と玉将に、摩訶大大/大
将棋の提婆無明入れ替えルールを、微弱に酔象
に適用し、結果「酔象に関する特別ルール」を
導入したという、ゲームの出来を、より良く
する為の、ルール改善過程の話題の続きである。
以前ルールブックを紹介したが、次の箇所の
意味が曖昧と考えられたので、明確化するため
の補足説明を、以下のように今回作成した。
酔象の捕獲に関して、攻め側駒が別の酔象で
あるという、特殊なケースについて以下考える。
すなわち直前に、相手が別の
こちらの駒を取った酔象
を、こちらの酔象で捕獲したという、以前のルー
ルブックよりも更に特別な場合、酔象を酔象で
取る着手を行った側のプレーヤの、指し手の
現実の着手表現に係わらず、着手の合法/
非合法性に関しても、捕獲される酔象が、直前
の着手で、前記プレーヤの他の駒を、特に取る
着手をして居無い、一般的場合同様、
相互にプレーヤが有利になるように、一連の
着手を、解釈し無ければならない
とする。つまり、トラブルが起こり得るのは、
単に、酔象を酔象で取る場合では無くて、
上記の更に、特定の例が問題になるのである。
結論を先に言うと、取った側の意図が交換で
あり、やっつけるつもりの酔象の向きを180°
変えてから、自分の酔象を降ろしても、その
一連の駒の手使い動作をいっさい無視して、
普通に攻撃のつもりで元居た酔象が取り去られ
て、相手の酔象が盤上に残っていると見なして
良い
という意味で、前に紹介したルールブックでは
「指し手の現実の着手表現に係わらず」と書い
ているのである。
同種の走駒を、別の走駒で日本将棋のプロ
棋士が、NHKの大盤解説で、磁石駒を動かす
ときに、急いでいるので雑に駒を動かす、しば
しば見ると本ブログの管理人に認識される動作
を、ここでは、イメージしているのである。
すなわち走り駒は、180°向きを変えてから、
取る方の駒である別の同種類の走り駒が、駒台
に乗せられる事があると、本ブログの管理人は、
テレビの放映画像から、理解しているのである。
それでも、視聴者は普通に、走り駒で同種類の
走り駒を取ったという意味に、取るのが普通で
ある。
なぜ、ルールをこのようにしたかというと、
交換も取り捨ても、両方合法なケースでも、概
ね酔象を酔象で捕獲するという事自体が根本的
に悪手であり、悪手をうっかり指した事に対し
て、当然の報いが有るべきと私には考えられた
からである。
以下に、具体的にどんな場合なのかを棋譜例
で示す。
以下の局面は、図で四角で囲った先手の酔象
が、後手の何でも良いが、例えば「と金」等、
攻め駒の一つを捕獲した、直後の局面とする。

この局面では、後手は酔象で酔象を取る道理
が元々希薄であり、近接する鉄将かL7位置の、
方行で、駒を取った先手のL10位置の酔象を
取り返して、攻めた酔象は取り捨てることの出
来るルールに、本ブログの今までの説明のよう
に、ルールが改善されているので、そうすれば
良かっただけである。
このケースは本来、後手玉が獅子で詰まされ
る寸前に、自分の酔象を太子成りさせてから、
余裕で、後手の太子トライ勝ちにする事が出来
る局面になっている。
ところが、勝利目前で気が緩んだのか。仮に、
K9の位置の酔象で、後手本人は、交換のつも
りで、酔象を酔象で捕獲するような着手を、仮
にしたとする。そのとき、図で緑の酔象を
180°回転させて色を青に変えてから、自分
の青い酔象を降ろす動作を、仮にしたとしても、
先手は、後手が緑の酔象を取り捨ててから、
青い酔象を、その升目に進めたと見なして良い
というのが、ルールブックで言いたい事なので
ある。つまり、この悪手で、▲同猛牛で酔象が
盤面から2つ共に消失すると、以下恐らく1手
差で、成り麒麟の獅子の、喰い荒らしの応酬で、
先手の逆転勝ちだ。前に説明した「指し手の
現実の着手表現に係わらず、着手の合法/非合
法性に関して、プレーヤが有利になるように、
一連の着手を、解釈し無ければならない」と
いうルールの意味は、即ち、このようなケース
に、先手の逆転勝ちが敢えて起こるように、
先手の着手が合法になり、有利になるようルー
ルを調整して、ゲームを面白くさせていると
いう事である。
本日は、改善ルールでの更なる問題について
特に新発見が無かった。よって本日の上記記事
は、以上のように、ルールの解説までとする。
(2024/10/18)
2017年型普通唱導集大将棋酔象特別ルール快調(長さん)
以下、本ブログ版13升目108枚制の、
普通唱導集大将棋に、単なる成りと取り捨て
ルールの他に、酔象に関する特別な規則と、
酔象の成りである太子と玉将に、どうぶつ
将棋で馴染みの有る、トライルールを付与
するという話題の続きである。
問題になっていたのは、特に前者の、
酔象に関する特別な規則を、かなり弱めても、
今までは玉の周辺で、守りに使っていただけ
の酔象が、早い時点での攻撃型繰り出し小駒
に変身してしまい、ゲームの出来が、崩れて
しまう点であった。
その為、酔象だけに摩訶大大/大将棋の
入れ替えルールを限定し、向きを変えるだけ
にした上で、酔象で相手の駒を取ってしまっ
た直後は、捕獲されたら、普通に取り捨て
ルールに戻してしまい、そこに居るだけか、
別の升目に移動しただけか、直前の手がその
酔象自身が取られて相手の酔象になり変わっ
た直後の酔象か、以上のような場合だけ、
向きを変えて、取り捨てられずに生き続ける
だけにして、つまり交換に、例外がしばしば、
現れるように変えてみた。
最初の2局位は、改善されているとの心象
だったが、更にチェックを繰り返し、問題が
生じて居無いかどうかを、今回は確認した。
前に複数回、この手の作業をしていて痛い
目に遭っているので心配だったが、結果は、
不思議なほど、これで旨く行っているようだ
との心象だった。
数局テストして、以下のような指了図に
なるような結果を得た。
通常は、このタイプの将棋に特有で、成り
麒麟で相手陣を崩して、相手が投了になる
ケースが、互いに喰い荒らし駒の獅子に成る
麒麟が普通に残る局では、依然として少し、
多いようであった。
代表して、2局示す。


上記2局共に、わずかな差で後手が先手玉
を詰んで勝っている。
途中酔象でトライしようと、何れの局で
も一応はするので、単純に成りと取り捨て
ルールからなるオリジナルルールの将棋と
は、元々から有る酔象が、自玉の近くには、
指了時点では、見当たらなくなる点が、
違うだけのように、私には見える。
次に、この微弱化したルールで本当に、
麒麟が相喪失したときに、玉駒のトライで
勝負がまともに付くのかどうかを、再度
チェックもしてみた。
以下の図は、麒麟を消耗させ易い手筋を
わざと採用して、双方の麒麟を相手陣で
成る前に喪失させ、そのまま指し勧めて、
終端局面に達したところである。

上図のように、この例では先手が相手陣
で、酔象の成り駒である太子をトライさせ、
大差で勝ったところである。
入れ替えルールが、部分的にせよ有る為、
酔象は討ち死にせずトライで勝負が決まる
ようになり、その結果麒麟の相喪失により、
ゲームが、互いに勝負の付きにくい緩慢な
進行に変わってしまう懸念が、払拭出来て
いるように、私には見えた。特に、自分の
酔象が出遅れていて、太子に成ってい無い
為に、他に自分の側の玉駒が、出来てい無
いと、
玉将で酔象が取れ無い為、上記のケースの
ように、酔象で玉将が追い払われて
トライが容易になるという、特殊な事情も
加わるようである。
目下のところ、数局だが、問題は完全に
改善し、何かおかしな事が起こっていると
の兆候が無く、旨く行っているように思う。
今度こそ成功との結論に、行着く可能性
が、ようやく出たように私には、期待出来
るようになって来た。(2024/10/17)
普通唱導集大将棋に、単なる成りと取り捨て
ルールの他に、酔象に関する特別な規則と、
酔象の成りである太子と玉将に、どうぶつ
将棋で馴染みの有る、トライルールを付与
するという話題の続きである。
問題になっていたのは、特に前者の、
酔象に関する特別な規則を、かなり弱めても、
今までは玉の周辺で、守りに使っていただけ
の酔象が、早い時点での攻撃型繰り出し小駒
に変身してしまい、ゲームの出来が、崩れて
しまう点であった。
その為、酔象だけに摩訶大大/大将棋の
入れ替えルールを限定し、向きを変えるだけ
にした上で、酔象で相手の駒を取ってしまっ
た直後は、捕獲されたら、普通に取り捨て
ルールに戻してしまい、そこに居るだけか、
別の升目に移動しただけか、直前の手がその
酔象自身が取られて相手の酔象になり変わっ
た直後の酔象か、以上のような場合だけ、
向きを変えて、取り捨てられずに生き続ける
だけにして、つまり交換に、例外がしばしば、
現れるように変えてみた。
最初の2局位は、改善されているとの心象
だったが、更にチェックを繰り返し、問題が
生じて居無いかどうかを、今回は確認した。
前に複数回、この手の作業をしていて痛い
目に遭っているので心配だったが、結果は、
不思議なほど、これで旨く行っているようだ
との心象だった。
数局テストして、以下のような指了図に
なるような結果を得た。
通常は、このタイプの将棋に特有で、成り
麒麟で相手陣を崩して、相手が投了になる
ケースが、互いに喰い荒らし駒の獅子に成る
麒麟が普通に残る局では、依然として少し、
多いようであった。
代表して、2局示す。


上記2局共に、わずかな差で後手が先手玉
を詰んで勝っている。
途中酔象でトライしようと、何れの局で
も一応はするので、単純に成りと取り捨て
ルールからなるオリジナルルールの将棋と
は、元々から有る酔象が、自玉の近くには、
指了時点では、見当たらなくなる点が、
違うだけのように、私には見える。
次に、この微弱化したルールで本当に、
麒麟が相喪失したときに、玉駒のトライで
勝負がまともに付くのかどうかを、再度
チェックもしてみた。
以下の図は、麒麟を消耗させ易い手筋を
わざと採用して、双方の麒麟を相手陣で
成る前に喪失させ、そのまま指し勧めて、
終端局面に達したところである。

上図のように、この例では先手が相手陣
で、酔象の成り駒である太子をトライさせ、
大差で勝ったところである。
入れ替えルールが、部分的にせよ有る為、
酔象は討ち死にせずトライで勝負が決まる
ようになり、その結果麒麟の相喪失により、
ゲームが、互いに勝負の付きにくい緩慢な
進行に変わってしまう懸念が、払拭出来て
いるように、私には見えた。特に、自分の
酔象が出遅れていて、太子に成ってい無い
為に、他に自分の側の玉駒が、出来てい無
いと、
玉将で酔象が取れ無い為、上記のケースの
ように、酔象で玉将が追い払われて
トライが容易になるという、特殊な事情も
加わるようである。
目下のところ、数局だが、問題は完全に
改善し、何かおかしな事が起こっていると
の兆候が無く、旨く行っているように思う。
今度こそ成功との結論に、行着く可能性
が、ようやく出たように私には、期待出来
るようになって来た。(2024/10/17)
2017年型普通唱導集大将棋酔象入替えなおも不備(長さん)
以前に述べたように、成り有・取り捨て制の、
単純な、元の本ブログ版13升目108枚制
2017年型普通唱導集大将棋に、玉将と酔象
の、どうぶつ将棋流トライルールを加えた上で、
酔象を捕獲したときに、取らずに自駒を捨て、
捕獲した酔象の向きだけ変えて自駒化する、
摩訶大大/大将棋の、提婆・無明型入れ替え
ルールを弱めに導入すると、麒麟相互消失状態
で、将棋の勝負がつかないディフェンス過多の
状態が回避出来るようであった。そこで、本当
に問題が無いかどうか、更にチェックを進めた。
結論として
失敗で、元の木阿弥になった。その為
ルールを更に手直し、更に弱化させたとの旨、
以下のように紹介する。
今回は、冒頭で説明した
酔象の特別なルール導入で、酔象を使った特殊
な攻めだけ卓越して、ゲームが面白みを欠くよ
うにならないかをテスト
したのだが、実際に、心配した事が起こってし
まったのである。
まずこれまでの説明でこの摩訶大大/大将棋
の提婆・無明交換型ルールの借用ルール(弱)
は、以下のようなものである。
酔象(だけ)に対して、摩訶大大/大将棋の
提婆・無明の、入れ替えルールに近い特別ルー
ルを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取り、玉将・
太子での取りを除いて、相手の酔象を取った駒
は、自駒の方を取り去り、相手の酔象駒の向き
を、自分の方に回転させた上で、
酔象は太子にせずに、
自分の駒に替え無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象も、攻撃
使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将・太子の場合、
他に太子・玉将が無い場合は、酔象を取る手は
禁手
である。なぜなら、自分の方の玉駒が無くなる
からである。なお、日本将棋の成りの規則と異
なり、酔象で酔象を取った着手では、移動した
酔象は常に不成とする。
前回までのルールは、以上の通りであった。
このルールの導入で、酔象の早繰り出しは、
以下の理由で起こる。日本将棋の早繰り出し銀
戦法と類似の、酔象の早繰り出しは、繰り出す
側は、相手陣を攻めて、駒の取り合いをすると、
酔象を、その相手が駒の取り合いで、相手の
ものとした取り合いが一段落した状態で、駒交
換の結果、酔象と走り駒等大駒の交換で、受け
側の相手が1枚駒を駒損した分、繰り出し側、
つまり酔象で攻め側の形勢が、有利になる事か
ら積極的な酔象繰り出しが起こってしまう。
つまり、この戦法を相互が交互に実行してしま
い、交互に酔象早繰りを行うという、
単調かつ局面進行が緩慢な、かったるい大将棋
になってしまう
のである。
以下は、その例で、2つづつペアで、攻撃を
仕掛けて、相手が、酔象を取得した局面を
先手早繰り→後手早繰り→先手早繰りと、3回
連続してした状況を、連続棋譜で示している。
以下は第1回目の、先手酔象仕掛状態である。

以下は第1回目の、取り合い一段落状態である。

以下は第2回目の、後手酔象仕掛状態である。

以下は第2回目の、取り合い一段落状態である。

以下は第3回目の、先手酔象仕掛状態である。

以下は第3回目の、取り合い一段落状態である。

これでは、攻守のバランスが取れているか
どうか以前に、戦法のパターンがいっしょの繰
り返しとなり、つまらない展開の将棋だ。
そこで考慮の結局、この摩訶大大/大将棋の
提婆・無明交換型ルールの借用ルールは、以下
のように更に手直しして、更に弱化させる方向
で、再び検討し直した。
すなわち、更に今回変えた、酔象交換ルール
(摩訶大大/大将棋からの借用だが、ごく弱い)
は、以下のものである。
酔象(だけ)に対して、摩訶大大/大将棋の
提婆・無明の、入れ替えルールに近い特別ルー
ルを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取り、玉将・
太子での取りを除いて相手の酔象を取った駒は、
直前の着手で相手が、これから攻め側が捕獲し
ようとしている酔象で相手が攻め、こちら側の
駒を取った場合から、着手が開始・進行する
場合を除いて
自駒の方を取り去り、相手の酔象駒の向き
を、自分の方に回転させた上で、酔象は太子に
せずに、自分の駒に替え無ければならない。
例えば向きが変わり、新たに駒の帰属が変化
した直後の酔象は、プレーヤは直前に、その駒
に触ってはいるが、「攻め駒として使った酔象」
にはなら無いという一例であり以下交換になる。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象も、攻撃
使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将・太子の場合、他に太子・玉将が
無い場合は、酔象を取る手は禁手である。なぜ
なら、自分の方の玉駒が無くなるからである。
なお、日本将棋の成りの規則と異なり、酔象で
酔象を取った着手では、移動した酔象は、この
交換ケースに限り、常に不成とする。
他方、直前の着手で相手が、こちらが捕獲し
ようとしている酔象で直前に攻め、こちら側の
駒を取った場合には、
普通に、相手の酔象を取る事も出来るとする。
よってその場合、玉駒が喪失してしまうので、
他に盤上に自分の玉駒の無いとき玉将・太子で、
酔象が取れ無い等の制限は、玉将・太子をその
升目に普通に、相手の駒を取るだけあって、無
くなる事は無い為、特に発生し無い。但しこの、
捕獲しようとしている酔象で、相手が攻め、
こちら側の駒を取った場合から着手が進行する
場合には取り捨ては任意であり、取り捨てても
交換しても、どちらでも玉駒が消える等が無く
合法ならば、どちらの着手も、自由に選択出来
るものとする。更にこのとき、直前にこちらの
駒を取った酔象を、こちらの酔象で捕獲した場
合、プレーヤ双方の、指し手の現実の着手表現
に係わらず、着手の合法/非合法性に関し
相互にプレーヤが有利になるように、一連の
着手を、解釈し無ければならない
とする。また、酔象が複数盤上に有るとき、
取り捨てになるのは直前に使った方だけである。
変更したルールは、以上のように、更に弱化
させたと表現される。
つまり、敵の駒を取った直後の酔象は、相手
からの返り血を浴びてかつ、体力も消耗して
いるので、普通に倒す事が出来ると、苦しいが
例えば解釈したという意味になる。
その結果、酔象の「日本将棋の早繰り銀」の
ような手順の繰り返しでは、駒交換結果の駒得
が出にくくなる事が多いので、
トライの促進のつもりが、早繰り戦法ばかりの
繰り返し将棋になってしまうという、酔象に関
する特別ルールを導入した事に伴う、副作用が
回避されると、私は期待した
のである。
そこで、実際に更に、摩訶大大/大将棋交換
ルールを微弱化させた以上で説明したルールで、
テストした所、一例以下のような、指し終わり
の将棋になった。

上記のケースでは、不利になった後手が、最
後には、成り直前の麒麟、酔象2枚を全て捨て、
走り駒が、前手よりも多い利得で、負けそうな
局面を、引き分けに持ち込んだところ
である。
最後は、勝つ為に、酔象で攻め合い相手大駒
と交換して、酔象が盤面に無くなったが、
ゲームは緊迫し改善ルール効果は上々だと、私
には自己評価された。
更に、チェックを続けて、効果が完全に出て
いるのか、更に問題は無いか、複雑化したため、
面倒くささが増して、ゲームし難くなるといっ
た問題が出ないかどうか、私は更に、確認を
急ぐつもりでいる。(2024/10/16)
単純な、元の本ブログ版13升目108枚制
2017年型普通唱導集大将棋に、玉将と酔象
の、どうぶつ将棋流トライルールを加えた上で、
酔象を捕獲したときに、取らずに自駒を捨て、
捕獲した酔象の向きだけ変えて自駒化する、
摩訶大大/大将棋の、提婆・無明型入れ替え
ルールを弱めに導入すると、麒麟相互消失状態
で、将棋の勝負がつかないディフェンス過多の
状態が回避出来るようであった。そこで、本当
に問題が無いかどうか、更にチェックを進めた。
結論として
失敗で、元の木阿弥になった。その為
ルールを更に手直し、更に弱化させたとの旨、
以下のように紹介する。
今回は、冒頭で説明した
酔象の特別なルール導入で、酔象を使った特殊
な攻めだけ卓越して、ゲームが面白みを欠くよ
うにならないかをテスト
したのだが、実際に、心配した事が起こってし
まったのである。
まずこれまでの説明でこの摩訶大大/大将棋
の提婆・無明交換型ルールの借用ルール(弱)
は、以下のようなものである。
酔象(だけ)に対して、摩訶大大/大将棋の
提婆・無明の、入れ替えルールに近い特別ルー
ルを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取り、玉将・
太子での取りを除いて、相手の酔象を取った駒
は、自駒の方を取り去り、相手の酔象駒の向き
を、自分の方に回転させた上で、
酔象は太子にせずに、
自分の駒に替え無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象も、攻撃
使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将・太子の場合、
他に太子・玉将が無い場合は、酔象を取る手は
禁手
である。なぜなら、自分の方の玉駒が無くなる
からである。なお、日本将棋の成りの規則と異
なり、酔象で酔象を取った着手では、移動した
酔象は常に不成とする。
前回までのルールは、以上の通りであった。
このルールの導入で、酔象の早繰り出しは、
以下の理由で起こる。日本将棋の早繰り出し銀
戦法と類似の、酔象の早繰り出しは、繰り出す
側は、相手陣を攻めて、駒の取り合いをすると、
酔象を、その相手が駒の取り合いで、相手の
ものとした取り合いが一段落した状態で、駒交
換の結果、酔象と走り駒等大駒の交換で、受け
側の相手が1枚駒を駒損した分、繰り出し側、
つまり酔象で攻め側の形勢が、有利になる事か
ら積極的な酔象繰り出しが起こってしまう。
つまり、この戦法を相互が交互に実行してしま
い、交互に酔象早繰りを行うという、
単調かつ局面進行が緩慢な、かったるい大将棋
になってしまう
のである。
以下は、その例で、2つづつペアで、攻撃を
仕掛けて、相手が、酔象を取得した局面を
先手早繰り→後手早繰り→先手早繰りと、3回
連続してした状況を、連続棋譜で示している。
以下は第1回目の、先手酔象仕掛状態である。

以下は第1回目の、取り合い一段落状態である。

以下は第2回目の、後手酔象仕掛状態である。

以下は第2回目の、取り合い一段落状態である。

以下は第3回目の、先手酔象仕掛状態である。

以下は第3回目の、取り合い一段落状態である。

これでは、攻守のバランスが取れているか
どうか以前に、戦法のパターンがいっしょの繰
り返しとなり、つまらない展開の将棋だ。
そこで考慮の結局、この摩訶大大/大将棋の
提婆・無明交換型ルールの借用ルールは、以下
のように更に手直しして、更に弱化させる方向
で、再び検討し直した。
すなわち、更に今回変えた、酔象交換ルール
(摩訶大大/大将棋からの借用だが、ごく弱い)
は、以下のものである。
酔象(だけ)に対して、摩訶大大/大将棋の
提婆・無明の、入れ替えルールに近い特別ルー
ルを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取り、玉将・
太子での取りを除いて相手の酔象を取った駒は、
直前の着手で相手が、これから攻め側が捕獲し
ようとしている酔象で相手が攻め、こちら側の
駒を取った場合から、着手が開始・進行する
場合を除いて
自駒の方を取り去り、相手の酔象駒の向き
を、自分の方に回転させた上で、酔象は太子に
せずに、自分の駒に替え無ければならない。
例えば向きが変わり、新たに駒の帰属が変化
した直後の酔象は、プレーヤは直前に、その駒
に触ってはいるが、「攻め駒として使った酔象」
にはなら無いという一例であり以下交換になる。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象も、攻撃
使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将・太子の場合、他に太子・玉将が
無い場合は、酔象を取る手は禁手である。なぜ
なら、自分の方の玉駒が無くなるからである。
なお、日本将棋の成りの規則と異なり、酔象で
酔象を取った着手では、移動した酔象は、この
交換ケースに限り、常に不成とする。
他方、直前の着手で相手が、こちらが捕獲し
ようとしている酔象で直前に攻め、こちら側の
駒を取った場合には、
普通に、相手の酔象を取る事も出来るとする。
よってその場合、玉駒が喪失してしまうので、
他に盤上に自分の玉駒の無いとき玉将・太子で、
酔象が取れ無い等の制限は、玉将・太子をその
升目に普通に、相手の駒を取るだけあって、無
くなる事は無い為、特に発生し無い。但しこの、
捕獲しようとしている酔象で、相手が攻め、
こちら側の駒を取った場合から着手が進行する
場合には取り捨ては任意であり、取り捨てても
交換しても、どちらでも玉駒が消える等が無く
合法ならば、どちらの着手も、自由に選択出来
るものとする。更にこのとき、直前にこちらの
駒を取った酔象を、こちらの酔象で捕獲した場
合、プレーヤ双方の、指し手の現実の着手表現
に係わらず、着手の合法/非合法性に関し
相互にプレーヤが有利になるように、一連の
着手を、解釈し無ければならない
とする。また、酔象が複数盤上に有るとき、
取り捨てになるのは直前に使った方だけである。
変更したルールは、以上のように、更に弱化
させたと表現される。
つまり、敵の駒を取った直後の酔象は、相手
からの返り血を浴びてかつ、体力も消耗して
いるので、普通に倒す事が出来ると、苦しいが
例えば解釈したという意味になる。
その結果、酔象の「日本将棋の早繰り銀」の
ような手順の繰り返しでは、駒交換結果の駒得
が出にくくなる事が多いので、
トライの促進のつもりが、早繰り戦法ばかりの
繰り返し将棋になってしまうという、酔象に関
する特別ルールを導入した事に伴う、副作用が
回避されると、私は期待した
のである。
そこで、実際に更に、摩訶大大/大将棋交換
ルールを微弱化させた以上で説明したルールで、
テストした所、一例以下のような、指し終わり
の将棋になった。

上記のケースでは、不利になった後手が、最
後には、成り直前の麒麟、酔象2枚を全て捨て、
走り駒が、前手よりも多い利得で、負けそうな
局面を、引き分けに持ち込んだところ
である。
最後は、勝つ為に、酔象で攻め合い相手大駒
と交換して、酔象が盤面に無くなったが、
ゲームは緊迫し改善ルール効果は上々だと、私
には自己評価された。
更に、チェックを続けて、効果が完全に出て
いるのか、更に問題は無いか、複雑化したため、
面倒くささが増して、ゲームし難くなるといっ
た問題が出ないかどうか、私は更に、確認を
急ぐつもりでいる。(2024/10/16)
石川県金沢市木越光淋寺遺跡で16C山泰山墨書(長さん)
今回は、16C成立とみられる瀬戸物の
底に、漢字で山奉山と書いてあるように
見える、成立年代が織田信長の安土桃山
時代と言われる、比較的新しい「奉山」
型墨書遺物の紹介である。
遺物の写真がweb上に公開されて
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書デタベース
全国遺跡報告総覧に登録公開されている。
pdfファイル名は以下の通りである。
140414_1_木越光琳寺遺跡.pdf
発掘報告書の名称は以下の通りである。
木越光琳寺遺跡、1998、石川県立
埋蔵文化財センター。
発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所
は、石川県金沢市木越町。遺物が出土し
たのは、西暦1992年前後の事のよう
である。
遺物の成立年代は、遺物は発掘報告書
第45ページ付近の記載によれば、瀬戸・
美濃焼であり、大窯第3段階の頃の成立
で、更に発掘報告書第142ページ付近
の記載により、大窯第3段階とは16世
紀安土桃山時代の頃と考えられ、その頃
成立と見られたように、私には読取れる。
遺物の写真は、発掘報告書写真図版第
22の下のカラムの第2段目左から3個
目に在り、遺物番号第85番との旨、
ナンバリングされている。現代でも同様
の形のものを見かける、瀬戸物の食器皿
のように、私には見える。発掘報告書に
よると「稜皿」との事である。

上図のように底の写真だと思われるが、
図で私が黄色い線を引いた部分に漢字で、
「奉山」のようにも見える、黒い煤模様
が在り、その第1字目の奉の左にも、
より大きく「山」のように見える模様が
在り、全体で「山奉山」と、書いてある
ようにも私には見える。
祭祀用の食器のようにも見えるので、
光淋寺が、神仏習合も存在した寺だった
事を、示しているように私には思える。
(2024/10/15)
底に、漢字で山奉山と書いてあるように
見える、成立年代が織田信長の安土桃山
時代と言われる、比較的新しい「奉山」
型墨書遺物の紹介である。
遺物の写真がweb上に公開されて
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書デタベース
全国遺跡報告総覧に登録公開されている。
pdfファイル名は以下の通りである。
140414_1_木越光琳寺遺跡.pdf
発掘報告書の名称は以下の通りである。
木越光琳寺遺跡、1998、石川県立
埋蔵文化財センター。
発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所
は、石川県金沢市木越町。遺物が出土し
たのは、西暦1992年前後の事のよう
である。
遺物の成立年代は、遺物は発掘報告書
第45ページ付近の記載によれば、瀬戸・
美濃焼であり、大窯第3段階の頃の成立
で、更に発掘報告書第142ページ付近
の記載により、大窯第3段階とは16世
紀安土桃山時代の頃と考えられ、その頃
成立と見られたように、私には読取れる。
遺物の写真は、発掘報告書写真図版第
22の下のカラムの第2段目左から3個
目に在り、遺物番号第85番との旨、
ナンバリングされている。現代でも同様
の形のものを見かける、瀬戸物の食器皿
のように、私には見える。発掘報告書に
よると「稜皿」との事である。

上図のように底の写真だと思われるが、
図で私が黄色い線を引いた部分に漢字で、
「奉山」のようにも見える、黒い煤模様
が在り、その第1字目の奉の左にも、
より大きく「山」のように見える模様が
在り、全体で「山奉山」と、書いてある
ようにも私には見える。
祭祀用の食器のようにも見えるので、
光淋寺が、神仏習合も存在した寺だった
事を、示しているように私には思える。
(2024/10/15)
2017年版普通唱導集大将棋は玉太子交換&酔象成駄目(長さん)
以前に述べたように、成り麒麟の喰荒らしの
攻撃力が、終盤の局面展開の拠り所である為、
途中で麒麟が相喪失したとき、ゲームの出来
が劣化する懸念の有った本ブログ仮説、西暦
2017年版13升目108枚制普通唱導集
大将棋のゲーム改善の話題の以下続きである。
摩訶大大/大将棋の、提婆・無明交換型
ルールと、どうぶつ将棋のライオンのトライ
ルールを、玉駒関連の酔象等に取り入れた
改善案だったが、
酔象と交換しても太子にひっくり返さ無い
方が良いし、玉将と太子の交換は、止めた方
が良い事がチェックし始めた途端に、明らか
となった。
すなわち、以前の酔象類交換ルールは、
以下のものである。
酔象・太子・玉将に対して、摩訶大大/大
将棋の提婆・無明の、入れ替えルールに近い
特別ルールを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りと、玉将で
の取りを除いて、相手の酔象・太子・玉将を
取った駒は、自駒の方を取り去り、相手の駒の
向きを、自分の方に回転させた上で、酔象の
ケースだけは、太子にし無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象・太子・
玉将も、攻撃使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将の場合、無理に名称を相手の太子駒
に、替え無くても良い。言うまでも無く、それ
で相手に、玉将も太子も無くなる場合は、相手
の負けであり、そうなってしまうような着手を、
相手が直前にした場合は相手の禁手負けとする。
なお、トライルールの方は、以前の紹介した
ものの同じとした。すなわち、
太子・玉将が、相手最上段升目に到達し、次の
相手の着手で、これらの駒が取れ無い状態を
トライとしたのである。
このうち、摩訶大大/大将棋から持ってきた
「交換ルール」は、
せっかく相手を詰ました直後に獅子が、相手の
残党駒で返しで取られて元に戻り、常に玉将か
太子トライで勝負が決まる将棋に、お決まりの
ようになってしまう
という、
致命的で、初歩的な欠陥が有る
事が簡単に判明した。
そこで、この摩訶大大/大将棋の提婆・無明
交換型ルールの借用ルールは、以下のように変
えて、本ブログの管理人は、再び検討し直した。
すなわち、今回の酔象類交換ルールは、
以下のものである。
酔象(だけ)に対して、摩訶大大/大将棋の
提婆・無明の、入れ替えルールに近い特別ルー
ルを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取り、玉将・
太子での取りを除いて、相手の酔象を取った駒
は、自駒の方を取り去り、相手の酔象駒の向き
を、自分の方に回転させた上で、
酔象は太子にせずに、
自分の駒に替え無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象も、攻撃
使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将・太子の場合、
他に太子・玉将が無い場合は、酔象を取る手は
禁手
である。なぜなら、自分の方の玉駒が無くなる
からである。なお、日本将棋の成りの規則と異
なり、酔象で酔象を取った着手では、移動した
酔象は常に不成とする。
実際にこれで、麒麟は健在なように普通に指
すと、酔象が相手陣2段目から最奥に成込み
かつトライ勝ちするケースと、成り麒麟喰い荒
らし勝ちが、五分五分になるようであった。
下記は、トライ勝ちが上のケース、麒麟喰い
荒らし勝ちが下のケースで、どちらも、先手が
大差で勝利した一例である。
以下は、先手の酔象のトライが阻止出来無い
為、後手が投了した局面である。

以下は、後手玉将が成麒麟の獅子で詰まされた
局面である。

相小駒繰り出し戦法を取ると、途中の自分の
酔象が強化される上に、相手陣が守り手薄にな
る為に、トライで勝負が決まり易くなり、
相空中戦戦法のケースは、自陣の守りが堅い為、
成り麒麟で喰い荒らさないと勝負が付かないと
いう傾向のようであった。前者の場合にルール
導入で変化が大だが、本ブログ仮説2017年
版普通唱導集大将棋が、
導入により劣化したとまでは言えない
ように、目下のところは自己評価している。
なお以下は、補足説明である。
話は前後するが。酔象はこの将棋の場合、
日本将棋型成りルールなので、相手陣に突入し
ても、いよいよ自陣の玉が危ない場合を除いて
太子には成らない将棋になる。何故かと言うと、
酔象のままでいると、相手は
交換により、走り駒等、大駒を犠牲にしてくれ
れば、その方が攻め側に有利であり、相手陣の
奥に居る間に、酔象を再度取り返せばそもそも
攻撃も途切れにくいので、攻め側にとって得
だからである。その結果酔象が、ほぼ攻撃駒で
盤上に残り続けて、この場合も麒麟の相喪失時
に、このゲームの出来の欠陥が出るという問題
が、無事解決する事になっている。
今のところ、以上の報告のように、順調に
本ブログ仮説、西暦2017年版13升目
108枚制普通唱導集大将棋の改善作業は、私
のところで進んでいる状況である。(2024/10/14)
攻撃力が、終盤の局面展開の拠り所である為、
途中で麒麟が相喪失したとき、ゲームの出来
が劣化する懸念の有った本ブログ仮説、西暦
2017年版13升目108枚制普通唱導集
大将棋のゲーム改善の話題の以下続きである。
摩訶大大/大将棋の、提婆・無明交換型
ルールと、どうぶつ将棋のライオンのトライ
ルールを、玉駒関連の酔象等に取り入れた
改善案だったが、
酔象と交換しても太子にひっくり返さ無い
方が良いし、玉将と太子の交換は、止めた方
が良い事がチェックし始めた途端に、明らか
となった。
すなわち、以前の酔象類交換ルールは、
以下のものである。
酔象・太子・玉将に対して、摩訶大大/大
将棋の提婆・無明の、入れ替えルールに近い
特別ルールを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りと、玉将で
の取りを除いて、相手の酔象・太子・玉将を
取った駒は、自駒の方を取り去り、相手の駒の
向きを、自分の方に回転させた上で、酔象の
ケースだけは、太子にし無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象・太子・
玉将も、攻撃使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将の場合、無理に名称を相手の太子駒
に、替え無くても良い。言うまでも無く、それ
で相手に、玉将も太子も無くなる場合は、相手
の負けであり、そうなってしまうような着手を、
相手が直前にした場合は相手の禁手負けとする。
なお、トライルールの方は、以前の紹介した
ものの同じとした。すなわち、
太子・玉将が、相手最上段升目に到達し、次の
相手の着手で、これらの駒が取れ無い状態を
トライとしたのである。
このうち、摩訶大大/大将棋から持ってきた
「交換ルール」は、
せっかく相手を詰ました直後に獅子が、相手の
残党駒で返しで取られて元に戻り、常に玉将か
太子トライで勝負が決まる将棋に、お決まりの
ようになってしまう
という、
致命的で、初歩的な欠陥が有る
事が簡単に判明した。
そこで、この摩訶大大/大将棋の提婆・無明
交換型ルールの借用ルールは、以下のように変
えて、本ブログの管理人は、再び検討し直した。
すなわち、今回の酔象類交換ルールは、
以下のものである。
酔象(だけ)に対して、摩訶大大/大将棋の
提婆・無明の、入れ替えルールに近い特別ルー
ルを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取り、玉将・
太子での取りを除いて、相手の酔象を取った駒
は、自駒の方を取り去り、相手の酔象駒の向き
を、自分の方に回転させた上で、
酔象は太子にせずに、
自分の駒に替え無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象も、攻撃
使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将・太子の場合、
他に太子・玉将が無い場合は、酔象を取る手は
禁手
である。なぜなら、自分の方の玉駒が無くなる
からである。なお、日本将棋の成りの規則と異
なり、酔象で酔象を取った着手では、移動した
酔象は常に不成とする。
実際にこれで、麒麟は健在なように普通に指
すと、酔象が相手陣2段目から最奥に成込み
かつトライ勝ちするケースと、成り麒麟喰い荒
らし勝ちが、五分五分になるようであった。
下記は、トライ勝ちが上のケース、麒麟喰い
荒らし勝ちが下のケースで、どちらも、先手が
大差で勝利した一例である。
以下は、先手の酔象のトライが阻止出来無い
為、後手が投了した局面である。

以下は、後手玉将が成麒麟の獅子で詰まされた
局面である。

相小駒繰り出し戦法を取ると、途中の自分の
酔象が強化される上に、相手陣が守り手薄にな
る為に、トライで勝負が決まり易くなり、
相空中戦戦法のケースは、自陣の守りが堅い為、
成り麒麟で喰い荒らさないと勝負が付かないと
いう傾向のようであった。前者の場合にルール
導入で変化が大だが、本ブログ仮説2017年
版普通唱導集大将棋が、
導入により劣化したとまでは言えない
ように、目下のところは自己評価している。
なお以下は、補足説明である。
話は前後するが。酔象はこの将棋の場合、
日本将棋型成りルールなので、相手陣に突入し
ても、いよいよ自陣の玉が危ない場合を除いて
太子には成らない将棋になる。何故かと言うと、
酔象のままでいると、相手は
交換により、走り駒等、大駒を犠牲にしてくれ
れば、その方が攻め側に有利であり、相手陣の
奥に居る間に、酔象を再度取り返せばそもそも
攻撃も途切れにくいので、攻め側にとって得
だからである。その結果酔象が、ほぼ攻撃駒で
盤上に残り続けて、この場合も麒麟の相喪失時
に、このゲームの出来の欠陥が出るという問題
が、無事解決する事になっている。
今のところ、以上の報告のように、順調に
本ブログ仮説、西暦2017年版13升目
108枚制普通唱導集大将棋の改善作業は、私
のところで進んでいる状況である。(2024/10/14)
埼玉県本庄市久下前遺跡で4C山泰墨書土器(長さん)
今回は、埼玉県北西部本庄市の表題遺跡で、
赤城山・榛名山・秩父連山の、何れかを
奉じた山奉墨書土器の紹介である。台付甕
土器で埴輪風であり、比較的形の珍しい
遺物である。なお遺物が出土した本庄市
北堀は本庄市児玉町児玉からは、そう
離れて居無いので、以前紹介した児玉町
児玉大久保遺跡の「奉山」遺物と、用途は
類似であろう。
遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書デタベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
pdfファイル名は、以下の通りである。
140406_1_久下前遺跡ⅥC2・C3・C4・F2・F3地点.pdf
発掘報告書の名称は、以下の通りである。
埼玉県本庄市埋蔵文化財調査報告書第53
集/久下前遺跡Ⅵ、2018、埼玉県本庄
市教育委員会。
なお、遺物はC3地点で、出土したよう
である。
発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所は、
埼玉県本庄市北堀1951、1952番。
遺物が出土したのは西暦2009年前後
の事のようである。
遺物の成立年代は、遺物はC3地点の、
第140番住居跡で出土したが、発掘報告
書第211ページ付近の記載から「住居跡
の形態及び遺構の重複関係や出土遺物の様
相から、古墳時代前期と考えられる」との
事であり、4世紀頃の物品とみられている
ようである。
遺物の写真は、発掘報告書写真図版第
104の最上段右に在り、第140
住居跡の遺物番号第3番との旨、ナンバリ
ングされていて台付き杯型土器のように私
には見えるが、発掘報告書では「台付き甕」
となっている。

上図のように、台の部分に穴が在る埴輪
を連想させ、甕の部分と首に掛けて漢字で、
「山」その下に、同じく漢字で「奉」と薄
く書いて有るように、私には見える。祭祀
用の典型であり、群馬県の赤城山・榛名山、
埼玉県の秩父山地の山を奉じているように
見える比較的珍しい意匠の物品であると私
は思う。(2024/10/13)
赤城山・榛名山・秩父連山の、何れかを
奉じた山奉墨書土器の紹介である。台付甕
土器で埴輪風であり、比較的形の珍しい
遺物である。なお遺物が出土した本庄市
北堀は本庄市児玉町児玉からは、そう
離れて居無いので、以前紹介した児玉町
児玉大久保遺跡の「奉山」遺物と、用途は
類似であろう。
遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書デタベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
pdfファイル名は、以下の通りである。
140406_1_久下前遺跡ⅥC2・C3・C4・F2・F3地点.pdf
発掘報告書の名称は、以下の通りである。
埼玉県本庄市埋蔵文化財調査報告書第53
集/久下前遺跡Ⅵ、2018、埼玉県本庄
市教育委員会。
なお、遺物はC3地点で、出土したよう
である。
発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所は、
埼玉県本庄市北堀1951、1952番。
遺物が出土したのは西暦2009年前後
の事のようである。
遺物の成立年代は、遺物はC3地点の、
第140番住居跡で出土したが、発掘報告
書第211ページ付近の記載から「住居跡
の形態及び遺構の重複関係や出土遺物の様
相から、古墳時代前期と考えられる」との
事であり、4世紀頃の物品とみられている
ようである。
遺物の写真は、発掘報告書写真図版第
104の最上段右に在り、第140
住居跡の遺物番号第3番との旨、ナンバリ
ングされていて台付き杯型土器のように私
には見えるが、発掘報告書では「台付き甕」
となっている。

上図のように、台の部分に穴が在る埴輪
を連想させ、甕の部分と首に掛けて漢字で、
「山」その下に、同じく漢字で「奉」と薄
く書いて有るように、私には見える。祭祀
用の典型であり、群馬県の赤城山・榛名山、
埼玉県の秩父山地の山を奉じているように
見える比較的珍しい意匠の物品であると私
は思う。(2024/10/13)
普通唱導集大将棋酔象に摩訶大の入替+どうぶつのトライ(長さん)
今回は、本ブログ版2017年型13升目
108枚制普通唱導集大将棋の、
酔象・太子・玉将に、摩訶大大/大将棋の
提婆・教王・無明・法性で御馴染みの入れ替え
ルールと、太子・玉将にどうぶつ将棋ライオン
で御馴染みの、トライルールをほぼそのまんま
で、以上2つとも導入して、この大将棋ゲーム
の出来を、改善するという話題である。
まず、駒の動かし方は、wikipedia
を概ね踏襲しているが飛龍・猛牛は、それだけ
で無く、跳びと、跳んだときの間取りが出来、
また隣接升目でもここでは止まれるとし、盲虎
は猛虎に、改称している事を認めて頂くとして、
本ブログ版2017年版13升目108枚制
普通唱導集大将棋の、初期配列は以下の通りで
ある。中将棋のように、取り捨てルールである。
成りは、飛車を除いて外側駒が金将成り、酔象・
麒麟・鳳凰の3枚が、将棋纂図部類抄流で、
太子・獅子・奔王成り。獅子には獅子に関する
特別な規則は無い。

なお、仮説本ブログ版普通唱導集大将棋とは、
嗔猪を方行に取り替えた上で、元の猛牛・方行・
飛龍・横行の位置を、横行・方行・猛牛・飛龍
に配置換えしている。普通唱導集の「仲人と
嗔猪が腹を合わせ、桂馬を1つ上げ」無くても、
斜め走り駒群の攻撃が、飛龍配置換えや、方行
加入で、防げる為の交換との本ブログ流論理の
為で、その結果の2017年版との事だった。
なお「斜め走駒攻撃が普通唱導集時代の大将棋
の中盤初の定跡だった」事は、鎌倉駅前駐輪所
出土の「搦(角行角行奔)王馬馬仲(人ヲ)」
木製品が示しているというのが本ブログ管理人
の、従来からの見解である。
だがこの将棋は、オフェンスが成麒麟で相手
陣を喰い荒らす効果でディフェンスとバランス
が取れる原理となっており、麒麟が相互に消失
してしまうと、勝負がつきにくい懸念がある。
その為、これまでの所で、2歩目から相手陣
4段目突入手直前まで、麒麟の捕獲で盤双六版
元戻しルールが検討された。が同麒麟の「無理
繰出しの問題」で、改善失敗で、試みは頓挫と
の事であった。
今回は、麒麟のルールをいじくるのではなく
て、太子成りが、そもそも余り起こらず、この
系統の将棋では、無駄ルールに近い酔象に、
特別なルールを入れてみようとした試み
である。少なくとも第1回目のテストでは、
結果が意外に旨く行った
ので、以下に紹介する。
酔象・太子・玉将に対して、摩訶大大/大
将棋の提婆・無明の、入れ替えルールに近い
特別ルールを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りと、玉将で
の取りを除いて、相手の酔象・太子・玉将を
取った駒は、自駒の方を取り去り、相手の駒の
向きを、自分の方に回転させた上で、酔象の
ケースだけは、太子にし無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象・太子・
玉将も、攻撃使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将の場合、無理に名称を相手の太子駒
に、替え無くても良い。言うまでも無く、それ
で相手に、玉将も太子も無くなる場合は、相手
の負けであり、そうなってしまうような着手を、
相手が直前にした場合は相手の禁手負けとする。
交換駒が、玉将・太子という玉駒に絡んで
いるので、摩訶大大/大将棋の提婆・無明の入
れ替えルールと、違う効果が生まれるが、ルー
ルそのものの形式は類似である。なお、攻撃側
の獅子・飛龍・猛牛が生きる場合が有るのは、
悟りをヒライて入れ替わるのではなくて、象や
玉に、押し潰されて、攻撃駒が無くなくなると
いう点で、摩訶大大/大将棋と違うと考えると
判り易い。
次に、トライルールはどうぶつ将棋流である。
太子・玉将が、相手最上段升目に到達し、次の
相手の着手で、これらの駒が取れ無い状態を
トライとする。トライ状態は終端的局面とし、
トライした方が勝ち状態とする。その結果、通
常の将棋と違い、既に相手によって自分の他の
玉駒に王手が掛かっている等の場合でも、回避
し無いでトライすれば、トライ側の方が勝ち。
また、トライ玉駒が相手に取られる場合でも、
他にトライ側に玉駒が残っている場合は、トラ
イ駒を切っても、トライ側に禁手負けは、一応
適用し無い事にする。この点では将棋とも、又
どうぶつ将棋とも、結果が違う場合が起りうる。
ルールは以上の通りであるがなお、この将棋
の成りは、3段目が4段目に替わるが日本将棋
と同じとしている。ので、不成でも、相手酔象
は、中将棋と違い随時成れるので、敵酔象が、
自陣奥に侵入すると、元々かなり危ない。つま
り摩訶大大/大将棋型入れ替えルールで、玉駒
が増えて、ディフェンス優勢になるが、性格上
トライ出来る近くで、太子等が出来易いため、
麒麟消失後、太子成りした酔象の力で、攻撃力
が維持出来る効果が大きいと考えて私はダブル
導入した
のである。
そこで実際に、この大将棋を、
麒麟が、両方無くなり易い陣形でテスト
した。即ち一例では、途中局面で、以下の直後
に、麒麟が先手・後手共に、消失してしまう。

以下、上記オープンオフィス/カルクの記号
で、上記の局面から△J8麒麟▲同麒麟△同
飛車で、麒麟が両方共に消える。
そこで、この将棋をそのまま、前記のルール
を導入した上で指し進めると、次の指了図に
達して、一例では先手の太子のトライで勝負が
付いた。

このケースは、酔象を取り、更に取り返すと
いう手順で、そもそも中盤も終わりの方に近く、
攻め駒が少なくなっている状態で、更に攻め駒
が消耗してしまうので、入れ替えは、相互攻め
駒消耗による、太子・酔象・玉将駒の容易な突
進を許した結果、先手
太子が、自陣から10手以上かけて、相手陣の
最上段に達して、トライ勝ちしたという一局
となっている。
何れにしても、今まで太子駒に成るルール
自体が、事実上「死蔵化ルール」だった
酔象の太子成り規則で、麒麟の消失による破綻
を幾らかでも緩和出来る可能性が有ると判った。
よって、本ブログ版西暦2017年型13升目
108枚制普通唱導集大将棋にも、明るい日が
幾らか差してきたと、私には感じられるように
なって来たところである。(2024/10/12)
108枚制普通唱導集大将棋の、
酔象・太子・玉将に、摩訶大大/大将棋の
提婆・教王・無明・法性で御馴染みの入れ替え
ルールと、太子・玉将にどうぶつ将棋ライオン
で御馴染みの、トライルールをほぼそのまんま
で、以上2つとも導入して、この大将棋ゲーム
の出来を、改善するという話題である。
まず、駒の動かし方は、wikipedia
を概ね踏襲しているが飛龍・猛牛は、それだけ
で無く、跳びと、跳んだときの間取りが出来、
また隣接升目でもここでは止まれるとし、盲虎
は猛虎に、改称している事を認めて頂くとして、
本ブログ版2017年版13升目108枚制
普通唱導集大将棋の、初期配列は以下の通りで
ある。中将棋のように、取り捨てルールである。
成りは、飛車を除いて外側駒が金将成り、酔象・
麒麟・鳳凰の3枚が、将棋纂図部類抄流で、
太子・獅子・奔王成り。獅子には獅子に関する
特別な規則は無い。

なお、仮説本ブログ版普通唱導集大将棋とは、
嗔猪を方行に取り替えた上で、元の猛牛・方行・
飛龍・横行の位置を、横行・方行・猛牛・飛龍
に配置換えしている。普通唱導集の「仲人と
嗔猪が腹を合わせ、桂馬を1つ上げ」無くても、
斜め走り駒群の攻撃が、飛龍配置換えや、方行
加入で、防げる為の交換との本ブログ流論理の
為で、その結果の2017年版との事だった。
なお「斜め走駒攻撃が普通唱導集時代の大将棋
の中盤初の定跡だった」事は、鎌倉駅前駐輪所
出土の「搦(角行角行奔)王馬馬仲(人ヲ)」
木製品が示しているというのが本ブログ管理人
の、従来からの見解である。
だがこの将棋は、オフェンスが成麒麟で相手
陣を喰い荒らす効果でディフェンスとバランス
が取れる原理となっており、麒麟が相互に消失
してしまうと、勝負がつきにくい懸念がある。
その為、これまでの所で、2歩目から相手陣
4段目突入手直前まで、麒麟の捕獲で盤双六版
元戻しルールが検討された。が同麒麟の「無理
繰出しの問題」で、改善失敗で、試みは頓挫と
の事であった。
今回は、麒麟のルールをいじくるのではなく
て、太子成りが、そもそも余り起こらず、この
系統の将棋では、無駄ルールに近い酔象に、
特別なルールを入れてみようとした試み
である。少なくとも第1回目のテストでは、
結果が意外に旨く行った
ので、以下に紹介する。
酔象・太子・玉将に対して、摩訶大大/大
将棋の提婆・無明の、入れ替えルールに近い
特別ルールを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りと、玉将で
の取りを除いて、相手の酔象・太子・玉将を
取った駒は、自駒の方を取り去り、相手の駒の
向きを、自分の方に回転させた上で、酔象の
ケースだけは、太子にし無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象・太子・
玉将も、攻撃使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将の場合、無理に名称を相手の太子駒
に、替え無くても良い。言うまでも無く、それ
で相手に、玉将も太子も無くなる場合は、相手
の負けであり、そうなってしまうような着手を、
相手が直前にした場合は相手の禁手負けとする。
交換駒が、玉将・太子という玉駒に絡んで
いるので、摩訶大大/大将棋の提婆・無明の入
れ替えルールと、違う効果が生まれるが、ルー
ルそのものの形式は類似である。なお、攻撃側
の獅子・飛龍・猛牛が生きる場合が有るのは、
悟りをヒライて入れ替わるのではなくて、象や
玉に、押し潰されて、攻撃駒が無くなくなると
いう点で、摩訶大大/大将棋と違うと考えると
判り易い。
次に、トライルールはどうぶつ将棋流である。
太子・玉将が、相手最上段升目に到達し、次の
相手の着手で、これらの駒が取れ無い状態を
トライとする。トライ状態は終端的局面とし、
トライした方が勝ち状態とする。その結果、通
常の将棋と違い、既に相手によって自分の他の
玉駒に王手が掛かっている等の場合でも、回避
し無いでトライすれば、トライ側の方が勝ち。
また、トライ玉駒が相手に取られる場合でも、
他にトライ側に玉駒が残っている場合は、トラ
イ駒を切っても、トライ側に禁手負けは、一応
適用し無い事にする。この点では将棋とも、又
どうぶつ将棋とも、結果が違う場合が起りうる。
ルールは以上の通りであるがなお、この将棋
の成りは、3段目が4段目に替わるが日本将棋
と同じとしている。ので、不成でも、相手酔象
は、中将棋と違い随時成れるので、敵酔象が、
自陣奥に侵入すると、元々かなり危ない。つま
り摩訶大大/大将棋型入れ替えルールで、玉駒
が増えて、ディフェンス優勢になるが、性格上
トライ出来る近くで、太子等が出来易いため、
麒麟消失後、太子成りした酔象の力で、攻撃力
が維持出来る効果が大きいと考えて私はダブル
導入した
のである。
そこで実際に、この大将棋を、
麒麟が、両方無くなり易い陣形でテスト
した。即ち一例では、途中局面で、以下の直後
に、麒麟が先手・後手共に、消失してしまう。

以下、上記オープンオフィス/カルクの記号
で、上記の局面から△J8麒麟▲同麒麟△同
飛車で、麒麟が両方共に消える。
そこで、この将棋をそのまま、前記のルール
を導入した上で指し進めると、次の指了図に
達して、一例では先手の太子のトライで勝負が
付いた。

このケースは、酔象を取り、更に取り返すと
いう手順で、そもそも中盤も終わりの方に近く、
攻め駒が少なくなっている状態で、更に攻め駒
が消耗してしまうので、入れ替えは、相互攻め
駒消耗による、太子・酔象・玉将駒の容易な突
進を許した結果、先手
太子が、自陣から10手以上かけて、相手陣の
最上段に達して、トライ勝ちしたという一局
となっている。
何れにしても、今まで太子駒に成るルール
自体が、事実上「死蔵化ルール」だった
酔象の太子成り規則で、麒麟の消失による破綻
を幾らかでも緩和出来る可能性が有ると判った。
よって、本ブログ版西暦2017年型13升目
108枚制普通唱導集大将棋にも、明るい日が
幾らか差してきたと、私には感じられるように
なって来たところである。(2024/10/12)