一乗谷朝倉氏遺跡博物館が10月12日酔象本物展示(長さん)
web上、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館
のホームページの最新トピックによると西暦
2024年10月12日(土)~12月8日
(日)まで、同博物館の「2階基本展示室/
人々の暮らしコーナー」で、同博物館周辺と
みられる、一乗谷朝倉氏遺跡で出土した、
成太子酔象駒の本物をトピック展「あさみゅー
で学ぶ酔象駒と将棋の歴史」との表題のイベ
ントで特別展示するとの事である。イベント
は、西暦2025年2月16日(日)まで
続くが、本物が展示されるのは西暦2024
年の12月8日までとの事らしい。
会場の住所は、福井県福井市安波賀中島町
8-10/福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館。
開館時間は、午前9時から午後5時(入館は
午後4時30分まで)との事である。
観覧料は、おとな・大学生700円、
高校生400円、小・中学生200円、
70歳以上の老人350円との旨なっている
ようである。
ただし、このパンフレットに、本ブログで
前に紹介した、第40次調査の「中村ロロ」・
「さん十六さし」木簡ないし木札の出土状況
に基づいて、「一乗谷朝倉氏遺跡で16世紀
頃、9升目の将棋が、36枚制、40枚制、
42枚制と
3種類指されていたと、発掘調査でかなり正
確に判るようになった」との旨が、私には余
り強調されては、い無いと感じられる
点は、多少残念かもしれない。
この第40次調査時発見木簡ないし木札が、
どうなっているのかについて私は知りたいが、
どうも良く判らない。
17世紀の中頃にも9升目の小将棋に飛車・
角行が無く、36枚制のものがあるとの史料
が存在するというのが、従来からの将棋史家
の認識であり、類雑集に「将棋は36枚制で、
一方は悪神の十八、他方は善神の十八」旨書
かれていて、36枚制が、その頃まで残存し
ているとの紹介が、増川宏一著、ものと人間
の文化史23-Ⅰ/将棋Ⅰ、法政大学出版会、
西暦1977年の第124ページ付近に紹介
されているのが、史家の間では、その史料だ
と見られていると思う。
よって「小将棋が絞り込まれてい無い時代
を経過したとの進化過程が、史料としてはっ
きり出てきた大量の将棋駒出土で著名な遺跡」
と、将棋史上は認識されているのが、特定の
将棋を使う将棋が飛び抜けていたとするより
も、この一乗谷朝倉氏遺跡に関しては普通の
見方とすべきではないのかと、私は現時点で
発掘調査書を読む限り了解しているという事
である。(2024/10/07)
のホームページの最新トピックによると西暦
2024年10月12日(土)~12月8日
(日)まで、同博物館の「2階基本展示室/
人々の暮らしコーナー」で、同博物館周辺と
みられる、一乗谷朝倉氏遺跡で出土した、
成太子酔象駒の本物をトピック展「あさみゅー
で学ぶ酔象駒と将棋の歴史」との表題のイベ
ントで特別展示するとの事である。イベント
は、西暦2025年2月16日(日)まで
続くが、本物が展示されるのは西暦2024
年の12月8日までとの事らしい。
会場の住所は、福井県福井市安波賀中島町
8-10/福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館。
開館時間は、午前9時から午後5時(入館は
午後4時30分まで)との事である。
観覧料は、おとな・大学生700円、
高校生400円、小・中学生200円、
70歳以上の老人350円との旨なっている
ようである。
ただし、このパンフレットに、本ブログで
前に紹介した、第40次調査の「中村ロロ」・
「さん十六さし」木簡ないし木札の出土状況
に基づいて、「一乗谷朝倉氏遺跡で16世紀
頃、9升目の将棋が、36枚制、40枚制、
42枚制と
3種類指されていたと、発掘調査でかなり正
確に判るようになった」との旨が、私には余
り強調されては、い無いと感じられる
点は、多少残念かもしれない。
この第40次調査時発見木簡ないし木札が、
どうなっているのかについて私は知りたいが、
どうも良く判らない。
17世紀の中頃にも9升目の小将棋に飛車・
角行が無く、36枚制のものがあるとの史料
が存在するというのが、従来からの将棋史家
の認識であり、類雑集に「将棋は36枚制で、
一方は悪神の十八、他方は善神の十八」旨書
かれていて、36枚制が、その頃まで残存し
ているとの紹介が、増川宏一著、ものと人間
の文化史23-Ⅰ/将棋Ⅰ、法政大学出版会、
西暦1977年の第124ページ付近に紹介
されているのが、史家の間では、その史料だ
と見られていると思う。
よって「小将棋が絞り込まれてい無い時代
を経過したとの進化過程が、史料としてはっ
きり出てきた大量の将棋駒出土で著名な遺跡」
と、将棋史上は認識されているのが、特定の
将棋を使う将棋が飛び抜けていたとするより
も、この一乗谷朝倉氏遺跡に関しては普通の
見方とすべきではないのかと、私は現時点で
発掘調査書を読む限り了解しているという事
である。(2024/10/07)