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埼玉県本庄市大久保遺跡で6C泰山墨書土器(長さん)

今回は、埼玉県本庄市の表題遺跡で広口
瓶型土器とみられる出土遺物に漢字で、
奉山と書いてあるように見える暗い模様
が在るとの旨の紹介である。
 遺物の写真がweb上に公開されて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書デタベース
全国遺跡報告総覧に登録公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
140404_1_大久保遺跡.pdf
 発掘報告書の名称は以下の通りである。
児玉町遺跡調査会報告書第14集/
大久保遺跡(B地点の調査)/2003、
埼玉県児玉町遺跡調査会(現:本庄市)
 発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所
は埼玉県本庄市児玉町児玉字大道南
1645-1。
 遺物が出土したのは、西暦1994年
前後のようである。
 遺物の成立年代は、第43住居跡で
以下に紹介する遺物は出土したが、発掘
報告書第99ページ付近の記載により第
43住居跡自体が、6世紀古墳時代後期
成立と見られており、遺物もその頃の物
品とされているように、私には読取れる。
 遺物の写真は、発掘報告書写真図版第
60:”住居跡出土遺物(20)”の、
最上段左端に在り、遺物番号繰り
返すと第43住居跡の第4番との旨、
ナンバリングされている。発掘報告書第
63ページ付近の「遺物観察表」では、
小型甕となっている。

大久保泰山.gif

 上図のように、写真で中央段のやや右
に、漢字で「奉」、その右下に重なって
「山」のように見える模様がある。榛名
山・赤城山ないしは、秩父方面の山を、
古墳時代後期に奉じた、私には祭祀用
土器のように見える。(2024/10/11)

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