普通唱導集大将棋酔象に摩訶大の入替+どうぶつのトライ(長さん)
今回は、本ブログ版2017年型13升目
108枚制普通唱導集大将棋の、
酔象・太子・玉将に、摩訶大大/大将棋の
提婆・教王・無明・法性で御馴染みの入れ替え
ルールと、太子・玉将にどうぶつ将棋ライオン
で御馴染みの、トライルールをほぼそのまんま
で、以上2つとも導入して、この大将棋ゲーム
の出来を、改善するという話題である。
まず、駒の動かし方は、wikipedia
を概ね踏襲しているが飛龍・猛牛は、それだけ
で無く、跳びと、跳んだときの間取りが出来、
また隣接升目でもここでは止まれるとし、盲虎
は猛虎に、改称している事を認めて頂くとして、
本ブログ版2017年版13升目108枚制
普通唱導集大将棋の、初期配列は以下の通りで
ある。中将棋のように、取り捨てルールである。
成りは、飛車を除いて外側駒が金将成り、酔象・
麒麟・鳳凰の3枚が、将棋纂図部類抄流で、
太子・獅子・奔王成り。獅子には獅子に関する
特別な規則は無い。
なお、仮説本ブログ版普通唱導集大将棋とは、
嗔猪を方行に取り替えた上で、元の猛牛・方行・
飛龍・横行の位置を、横行・方行・猛牛・飛龍
に配置換えしている。普通唱導集の「仲人と
嗔猪が腹を合わせ、桂馬を1つ上げ」無くても、
斜め走り駒群の攻撃が、飛龍配置換えや、方行
加入で、防げる為の交換との本ブログ流論理の
為で、その結果の2017年版との事だった。
なお「斜め走駒攻撃が普通唱導集時代の大将棋
の中盤初の定跡だった」事は、鎌倉駅前駐輪所
出土の「搦(角行角行奔)王馬馬仲(人ヲ)」
木製品が示しているというのが本ブログ管理人
の、従来からの見解である。
だがこの将棋は、オフェンスが成麒麟で相手
陣を喰い荒らす効果でディフェンスとバランス
が取れる原理となっており、麒麟が相互に消失
してしまうと、勝負がつきにくい懸念がある。
その為、これまでの所で、2歩目から相手陣
4段目突入手直前まで、麒麟の捕獲で盤双六版
元戻しルールが検討された。が同麒麟の「無理
繰出しの問題」で、改善失敗で、試みは頓挫と
の事であった。
今回は、麒麟のルールをいじくるのではなく
て、太子成りが、そもそも余り起こらず、この
系統の将棋では、無駄ルールに近い酔象に、
特別なルールを入れてみようとした試み
である。少なくとも第1回目のテストでは、
結果が意外に旨く行った
ので、以下に紹介する。
酔象・太子・玉将に対して、摩訶大大/大
将棋の提婆・無明の、入れ替えルールに近い
特別ルールを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りと、玉将で
の取りを除いて、相手の酔象・太子・玉将を
取った駒は、自駒の方を取り去り、相手の駒の
向きを、自分の方に回転させた上で、酔象の
ケースだけは、太子にし無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象・太子・
玉将も、攻撃使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将の場合、無理に名称を相手の太子駒
に、替え無くても良い。言うまでも無く、それ
で相手に、玉将も太子も無くなる場合は、相手
の負けであり、そうなってしまうような着手を、
相手が直前にした場合は相手の禁手負けとする。
交換駒が、玉将・太子という玉駒に絡んで
いるので、摩訶大大/大将棋の提婆・無明の入
れ替えルールと、違う効果が生まれるが、ルー
ルそのものの形式は類似である。なお、攻撃側
の獅子・飛龍・猛牛が生きる場合が有るのは、
悟りをヒライて入れ替わるのではなくて、象や
玉に、押し潰されて、攻撃駒が無くなくなると
いう点で、摩訶大大/大将棋と違うと考えると
判り易い。
次に、トライルールはどうぶつ将棋流である。
太子・玉将が、相手最上段升目に到達し、次の
相手の着手で、これらの駒が取れ無い状態を
トライとする。トライ状態は終端的局面とし、
トライした方が勝ち状態とする。その結果、通
常の将棋と違い、既に相手によって自分の他の
玉駒に王手が掛かっている等の場合でも、回避
し無いでトライすれば、トライ側の方が勝ち。
また、トライ玉駒が相手に取られる場合でも、
他にトライ側に玉駒が残っている場合は、トラ
イ駒を切っても、トライ側に禁手負けは、一応
適用し無い事にする。この点では将棋とも、又
どうぶつ将棋とも、結果が違う場合が起りうる。
ルールは以上の通りであるがなお、この将棋
の成りは、3段目が4段目に替わるが日本将棋
と同じとしている。ので、不成でも、相手酔象
は、中将棋と違い随時成れるので、敵酔象が、
自陣奥に侵入すると、元々かなり危ない。つま
り摩訶大大/大将棋型入れ替えルールで、玉駒
が増えて、ディフェンス優勢になるが、性格上
トライ出来る近くで、太子等が出来易いため、
麒麟消失後、太子成りした酔象の力で、攻撃力
が維持出来る効果が大きいと考えて私はダブル
導入した
のである。
そこで実際に、この大将棋を、
麒麟が、両方無くなり易い陣形でテスト
した。即ち一例では、途中局面で、以下の直後
に、麒麟が先手・後手共に、消失してしまう。
以下、上記オープンオフィス/カルクの記号
で、上記の局面から△J8麒麟▲同麒麟△同
飛車で、麒麟が両方共に消える。
そこで、この将棋をそのまま、前記のルール
を導入した上で指し進めると、次の指了図に
達して、一例では先手の太子のトライで勝負が
付いた。
このケースは、酔象を取り、更に取り返すと
いう手順で、そもそも中盤も終わりの方に近く、
攻め駒が少なくなっている状態で、更に攻め駒
が消耗してしまうので、入れ替えは、相互攻め
駒消耗による、太子・酔象・玉将駒の容易な突
進を許した結果、先手
太子が、自陣から10手以上かけて、相手陣の
最上段に達して、トライ勝ちしたという一局
となっている。
何れにしても、今まで太子駒に成るルール
自体が、事実上「死蔵化ルール」だった
酔象の太子成り規則で、麒麟の消失による破綻
を幾らかでも緩和出来る可能性が有ると判った。
よって、本ブログ版西暦2017年型13升目
108枚制普通唱導集大将棋にも、明るい日が
幾らか差してきたと、私には感じられるように
なって来たところである。(2024/10/12)
108枚制普通唱導集大将棋の、
酔象・太子・玉将に、摩訶大大/大将棋の
提婆・教王・無明・法性で御馴染みの入れ替え
ルールと、太子・玉将にどうぶつ将棋ライオン
で御馴染みの、トライルールをほぼそのまんま
で、以上2つとも導入して、この大将棋ゲーム
の出来を、改善するという話題である。
まず、駒の動かし方は、wikipedia
を概ね踏襲しているが飛龍・猛牛は、それだけ
で無く、跳びと、跳んだときの間取りが出来、
また隣接升目でもここでは止まれるとし、盲虎
は猛虎に、改称している事を認めて頂くとして、
本ブログ版2017年版13升目108枚制
普通唱導集大将棋の、初期配列は以下の通りで
ある。中将棋のように、取り捨てルールである。
成りは、飛車を除いて外側駒が金将成り、酔象・
麒麟・鳳凰の3枚が、将棋纂図部類抄流で、
太子・獅子・奔王成り。獅子には獅子に関する
特別な規則は無い。
なお、仮説本ブログ版普通唱導集大将棋とは、
嗔猪を方行に取り替えた上で、元の猛牛・方行・
飛龍・横行の位置を、横行・方行・猛牛・飛龍
に配置換えしている。普通唱導集の「仲人と
嗔猪が腹を合わせ、桂馬を1つ上げ」無くても、
斜め走り駒群の攻撃が、飛龍配置換えや、方行
加入で、防げる為の交換との本ブログ流論理の
為で、その結果の2017年版との事だった。
なお「斜め走駒攻撃が普通唱導集時代の大将棋
の中盤初の定跡だった」事は、鎌倉駅前駐輪所
出土の「搦(角行角行奔)王馬馬仲(人ヲ)」
木製品が示しているというのが本ブログ管理人
の、従来からの見解である。
だがこの将棋は、オフェンスが成麒麟で相手
陣を喰い荒らす効果でディフェンスとバランス
が取れる原理となっており、麒麟が相互に消失
してしまうと、勝負がつきにくい懸念がある。
その為、これまでの所で、2歩目から相手陣
4段目突入手直前まで、麒麟の捕獲で盤双六版
元戻しルールが検討された。が同麒麟の「無理
繰出しの問題」で、改善失敗で、試みは頓挫と
の事であった。
今回は、麒麟のルールをいじくるのではなく
て、太子成りが、そもそも余り起こらず、この
系統の将棋では、無駄ルールに近い酔象に、
特別なルールを入れてみようとした試み
である。少なくとも第1回目のテストでは、
結果が意外に旨く行った
ので、以下に紹介する。
酔象・太子・玉将に対して、摩訶大大/大
将棋の提婆・無明の、入れ替えルールに近い
特別ルールを、以下のように導入する。
すなわち、入れ替えルールとは以下の通り。
獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りと、玉将で
の取りを除いて、相手の酔象・太子・玉将を
取った駒は、自駒の方を取り去り、相手の駒の
向きを、自分の方に回転させた上で、酔象の
ケースだけは、太子にし無ければならない。
ここで、獅子・飛龍・猛牛の第1歩目の取りの
場合だけは、2歩目で別の隣接する升目に移動
させる事が出来るので、その2歩目の升目に
移動させた場合は、自駒化した酔象・太子・
玉将も、攻撃使用の獅子・飛龍・猛牛も生きる。
また、玉将の場合、無理に名称を相手の太子駒
に、替え無くても良い。言うまでも無く、それ
で相手に、玉将も太子も無くなる場合は、相手
の負けであり、そうなってしまうような着手を、
相手が直前にした場合は相手の禁手負けとする。
交換駒が、玉将・太子という玉駒に絡んで
いるので、摩訶大大/大将棋の提婆・無明の入
れ替えルールと、違う効果が生まれるが、ルー
ルそのものの形式は類似である。なお、攻撃側
の獅子・飛龍・猛牛が生きる場合が有るのは、
悟りをヒライて入れ替わるのではなくて、象や
玉に、押し潰されて、攻撃駒が無くなくなると
いう点で、摩訶大大/大将棋と違うと考えると
判り易い。
次に、トライルールはどうぶつ将棋流である。
太子・玉将が、相手最上段升目に到達し、次の
相手の着手で、これらの駒が取れ無い状態を
トライとする。トライ状態は終端的局面とし、
トライした方が勝ち状態とする。その結果、通
常の将棋と違い、既に相手によって自分の他の
玉駒に王手が掛かっている等の場合でも、回避
し無いでトライすれば、トライ側の方が勝ち。
また、トライ玉駒が相手に取られる場合でも、
他にトライ側に玉駒が残っている場合は、トラ
イ駒を切っても、トライ側に禁手負けは、一応
適用し無い事にする。この点では将棋とも、又
どうぶつ将棋とも、結果が違う場合が起りうる。
ルールは以上の通りであるがなお、この将棋
の成りは、3段目が4段目に替わるが日本将棋
と同じとしている。ので、不成でも、相手酔象
は、中将棋と違い随時成れるので、敵酔象が、
自陣奥に侵入すると、元々かなり危ない。つま
り摩訶大大/大将棋型入れ替えルールで、玉駒
が増えて、ディフェンス優勢になるが、性格上
トライ出来る近くで、太子等が出来易いため、
麒麟消失後、太子成りした酔象の力で、攻撃力
が維持出来る効果が大きいと考えて私はダブル
導入した
のである。
そこで実際に、この大将棋を、
麒麟が、両方無くなり易い陣形でテスト
した。即ち一例では、途中局面で、以下の直後
に、麒麟が先手・後手共に、消失してしまう。
以下、上記オープンオフィス/カルクの記号
で、上記の局面から△J8麒麟▲同麒麟△同
飛車で、麒麟が両方共に消える。
そこで、この将棋をそのまま、前記のルール
を導入した上で指し進めると、次の指了図に
達して、一例では先手の太子のトライで勝負が
付いた。
このケースは、酔象を取り、更に取り返すと
いう手順で、そもそも中盤も終わりの方に近く、
攻め駒が少なくなっている状態で、更に攻め駒
が消耗してしまうので、入れ替えは、相互攻め
駒消耗による、太子・酔象・玉将駒の容易な突
進を許した結果、先手
太子が、自陣から10手以上かけて、相手陣の
最上段に達して、トライ勝ちしたという一局
となっている。
何れにしても、今まで太子駒に成るルール
自体が、事実上「死蔵化ルール」だった
酔象の太子成り規則で、麒麟の消失による破綻
を幾らかでも緩和出来る可能性が有ると判った。
よって、本ブログ版西暦2017年型13升目
108枚制普通唱導集大将棋にも、明るい日が
幾らか差してきたと、私には感じられるように
なって来たところである。(2024/10/12)