2017年型普通唱導集大将棋酔象微弱入替等銀攻戦法(長さん)
以下取り捨てで、成り駒は有るシンプルな本
ブログ版西暦2017年型13升目108枚制
普通唱導集大将棋で、攻撃過多の弱点が発生し
て、ゲームの出来が悪くなるのかという話題で
ある。
本ブログ版の普通唱導集大将棋では、13升
目の平安大将棋と15升目の後期大将棋の中間
型であるとの説から出発している。つまり現在
の通説では、普通唱導集大将棋は後期15升目
型の後期大将棋と同じであるとの考えが根強い
のである。本ブログの13升目型は15升目型
より、そもそも盤が小さいので攻守で攻撃優勢
となり、元駒の獅子が無い点に大きな差が有る。
しかし更には守りの、悪狼、猛豹、猫叉、嗔猪、
石将が欠けていて、攻撃駒の大大将棋の方行が
入っていて、通説版では初期配列に入っている
獅子が無い分の攻守バランスを取っている。
なお、西暦1300年頃版の本ブログ仮説13
升目108枚型普通唱導集大将棋に対して比較
すると、西暦2017年版では、嗔猪を方行に
変え、2017年の方が、更に攻撃優勢なって
いる。
既に述べたように、そうした上で、以下の
ルールを加えている。
(1)どうぶつ将棋の玉駒トライルールを玉将・
太子に適用する。
(2)酔象は相手に取られたときは、捨てられ
るのでは無くて、向きが相手側に変わって、攻
撃した相手側が、依然酔象として使い続ける
「入れ替え」というルールを導入する。
(3)ただし酔象が、取られたときに向きが変
わって「入れ替え」になるのは、直前に、その
酔象で攻めて、当の相手の駒を取っているとい
う事が無い、その酔象に関してだけである。
(4)猛牛と飛龍は跳ぶか、相手第1歩通過駒
を取るかの「踊り駒」である。がただし、隣接
第1升目へは、踊っている最中に止まれないも
のとする。将棋纂図部類抄の記載の要領である。
(5)酔象を捕獲する際の「入れ替え」ルール
に関して、踊り駒である獅子・飛龍・猛牛の第
1歩のケースを含めて、全ての駒に関して前記
「入れ替え」というルールを導入している。
これは一般の、提婆・無明・教王・法性駒の、
摩訶大大将棋等の入れ替えルールと要領は同じ
でかつ、大阪電気通信大学の摩訶大将棋の、
そのルールとも、要領は同じとみられる。
以上の、特殊ルールないし注記をしたルールの
拡張ルール・ゲームに関して、今回は、玉将の
守り小駒が、酔象、2×金将、2×銀将、2×
猛虎(盲虎とルール同じ)の7枚から、
酔象、2×金将、2×猛虎の5枚にしたときに、
ボロボロと陣が崩れるような将棋ゲームになる
のだが、戦略として高段者が、そればかりを
採用する難点が無いのか
という点について考察した結果を以下に述べる。
仮に、前記7枚守り戦法を「銀侍従駒戦法」、
5枚守り戦法を「銀攻参加戦法」と呼ぶとして、
相手が「銀侍従駒戦法」、「銀攻参加戦法」の
どちらを取った場合にも、「銀攻参加戦法」の
「銀侍従駒戦法」に対する優位性は、発生し無
いので、このゲームに出来の悪さは特に無いと
結論出来れば、問題が無い事になる。
今回チェックした結果以下の事実が判明した。
すなわち、タスキ掛けに相手が「銀侍従駒戦
法」を、味方が「銀攻参加戦法」を取ると、
弱攻撃では味方弱陣も崩れず、確かに味方は
優位なのかもしれないが、味方にとって相手は
強陣の為に、弱陣側が、銀を攻撃に参加させて
も、銀攻撃参加に大きな効果が現実には現れず、
つまり強陣側が崩れ無いようになり、銀攻参加
の攻撃強化の効果が、さほど出ない無い。
実際には一方だけ「銀攻参加戦法」を取った
場合には、攻守のバランスの取れた将棋になっ
て、互角の攻め合いが、双方「銀侍従駒戦法」
を取ったときと、ほぼ同じように続く事が、
以下のように判った。
ので、プレーヤが2人共に「銀攻参加戦法」
を、敢えて取る傾向が無くなるとみられ、その
為、双方「銀攻参加戦法」を取ら無くなれば、
ボロボロと陣が崩れるような、ディフェンス過
少難点(攻守で防御が、攻撃に対して弱すぎる
という難点)が発生し無いので、
自分は「銀侍従駒戦法」を取れば、いつも急戦
ゲームにならず、バランスの取れ無い出来の悪
いゲームはし無くても済む
事が判った。だから、このゲームに出来の悪さ
は特に無い。以上が、今回の報告である。
以上の筋書きを理解していただければ判ると
思われるが、相「銀攻参加戦法」になってしま
うのは、「銀攻参加戦法」で「銀侍従駒戦法」
に比べて、銀将の攻撃駒加入によって攻撃力の
増大が特に大きく、
「銀攻参加戦法」のプレーヤが勝つ確率が高い
ゲームになっているというケース
である。
以下は、先手が「銀侍従駒戦法」、後手が
「銀攻参加戦法」で指した指了図であるが、
先手も後手も、ほぼ互角であり、「銀攻参加戦
法」を取った後手が有利にならない。たまたま、
1手差で後手が玉将トライ勝ちをしてはいるが、
僅差勝ちである。
この1局しか、今のところ確認してい無いが。
以下の結論は、かなり有力との感触である。
つまり、
先手に守りの銀が有る効果が、相当に大きかっ
たとみられるのである。
よって、本ブログ版13升目108枚型
普通唱導集大将棋(トライ・酔象弱れ替え追加)
では、たまたま先手・後手、両方共に急戦の好
きなプレーヤが揃わない限り、難点の有る、
詰むのが、簡単すぎる将棋を指す可能性は少な
いのではないかとみられる。つまり、双方
「銀攻参加戦法」を取った場合に、攻守で攻撃
過多となる現象は、取り捨て型将棋ゲームの
一種である、このゲームの出来全般に関して、
大きな問題が有るとまでは言えない。冒頭に
注記したように、西暦1300年頃版の本ブロ
グ仮説13升目108枚型普通唱導集大将棋に
対し、西暦2017年版では、嗔猪を方行に
変えたので、そのために、スレスレまで、攻守
のバランスが、攻撃優勢ぎみに傾いたが。
スピーディなゲームが要求されると見られる
現代に、全くマッチしてい無いとまでは、到底
言えない。
以上のように、今回チェックして、私には結
論出来るように思えて来たのである。(2024/10/29)
ブログ版西暦2017年型13升目108枚制
普通唱導集大将棋で、攻撃過多の弱点が発生し
て、ゲームの出来が悪くなるのかという話題で
ある。
本ブログ版の普通唱導集大将棋では、13升
目の平安大将棋と15升目の後期大将棋の中間
型であるとの説から出発している。つまり現在
の通説では、普通唱導集大将棋は後期15升目
型の後期大将棋と同じであるとの考えが根強い
のである。本ブログの13升目型は15升目型
より、そもそも盤が小さいので攻守で攻撃優勢
となり、元駒の獅子が無い点に大きな差が有る。
しかし更には守りの、悪狼、猛豹、猫叉、嗔猪、
石将が欠けていて、攻撃駒の大大将棋の方行が
入っていて、通説版では初期配列に入っている
獅子が無い分の攻守バランスを取っている。
なお、西暦1300年頃版の本ブログ仮説13
升目108枚型普通唱導集大将棋に対して比較
すると、西暦2017年版では、嗔猪を方行に
変え、2017年の方が、更に攻撃優勢なって
いる。
既に述べたように、そうした上で、以下の
ルールを加えている。
(1)どうぶつ将棋の玉駒トライルールを玉将・
太子に適用する。
(2)酔象は相手に取られたときは、捨てられ
るのでは無くて、向きが相手側に変わって、攻
撃した相手側が、依然酔象として使い続ける
「入れ替え」というルールを導入する。
(3)ただし酔象が、取られたときに向きが変
わって「入れ替え」になるのは、直前に、その
酔象で攻めて、当の相手の駒を取っているとい
う事が無い、その酔象に関してだけである。
(4)猛牛と飛龍は跳ぶか、相手第1歩通過駒
を取るかの「踊り駒」である。がただし、隣接
第1升目へは、踊っている最中に止まれないも
のとする。将棋纂図部類抄の記載の要領である。
(5)酔象を捕獲する際の「入れ替え」ルール
に関して、踊り駒である獅子・飛龍・猛牛の第
1歩のケースを含めて、全ての駒に関して前記
「入れ替え」というルールを導入している。
これは一般の、提婆・無明・教王・法性駒の、
摩訶大大将棋等の入れ替えルールと要領は同じ
でかつ、大阪電気通信大学の摩訶大将棋の、
そのルールとも、要領は同じとみられる。
以上の、特殊ルールないし注記をしたルールの
拡張ルール・ゲームに関して、今回は、玉将の
守り小駒が、酔象、2×金将、2×銀将、2×
猛虎(盲虎とルール同じ)の7枚から、
酔象、2×金将、2×猛虎の5枚にしたときに、
ボロボロと陣が崩れるような将棋ゲームになる
のだが、戦略として高段者が、そればかりを
採用する難点が無いのか
という点について考察した結果を以下に述べる。
仮に、前記7枚守り戦法を「銀侍従駒戦法」、
5枚守り戦法を「銀攻参加戦法」と呼ぶとして、
相手が「銀侍従駒戦法」、「銀攻参加戦法」の
どちらを取った場合にも、「銀攻参加戦法」の
「銀侍従駒戦法」に対する優位性は、発生し無
いので、このゲームに出来の悪さは特に無いと
結論出来れば、問題が無い事になる。
今回チェックした結果以下の事実が判明した。
すなわち、タスキ掛けに相手が「銀侍従駒戦
法」を、味方が「銀攻参加戦法」を取ると、
弱攻撃では味方弱陣も崩れず、確かに味方は
優位なのかもしれないが、味方にとって相手は
強陣の為に、弱陣側が、銀を攻撃に参加させて
も、銀攻撃参加に大きな効果が現実には現れず、
つまり強陣側が崩れ無いようになり、銀攻参加
の攻撃強化の効果が、さほど出ない無い。
実際には一方だけ「銀攻参加戦法」を取った
場合には、攻守のバランスの取れた将棋になっ
て、互角の攻め合いが、双方「銀侍従駒戦法」
を取ったときと、ほぼ同じように続く事が、
以下のように判った。
ので、プレーヤが2人共に「銀攻参加戦法」
を、敢えて取る傾向が無くなるとみられ、その
為、双方「銀攻参加戦法」を取ら無くなれば、
ボロボロと陣が崩れるような、ディフェンス過
少難点(攻守で防御が、攻撃に対して弱すぎる
という難点)が発生し無いので、
自分は「銀侍従駒戦法」を取れば、いつも急戦
ゲームにならず、バランスの取れ無い出来の悪
いゲームはし無くても済む
事が判った。だから、このゲームに出来の悪さ
は特に無い。以上が、今回の報告である。
以上の筋書きを理解していただければ判ると
思われるが、相「銀攻参加戦法」になってしま
うのは、「銀攻参加戦法」で「銀侍従駒戦法」
に比べて、銀将の攻撃駒加入によって攻撃力の
増大が特に大きく、
「銀攻参加戦法」のプレーヤが勝つ確率が高い
ゲームになっているというケース
である。
以下は、先手が「銀侍従駒戦法」、後手が
「銀攻参加戦法」で指した指了図であるが、
先手も後手も、ほぼ互角であり、「銀攻参加戦
法」を取った後手が有利にならない。たまたま、
1手差で後手が玉将トライ勝ちをしてはいるが、
僅差勝ちである。
この1局しか、今のところ確認してい無いが。
以下の結論は、かなり有力との感触である。
つまり、
先手に守りの銀が有る効果が、相当に大きかっ
たとみられるのである。
よって、本ブログ版13升目108枚型
普通唱導集大将棋(トライ・酔象弱れ替え追加)
では、たまたま先手・後手、両方共に急戦の好
きなプレーヤが揃わない限り、難点の有る、
詰むのが、簡単すぎる将棋を指す可能性は少な
いのではないかとみられる。つまり、双方
「銀攻参加戦法」を取った場合に、攻守で攻撃
過多となる現象は、取り捨て型将棋ゲームの
一種である、このゲームの出来全般に関して、
大きな問題が有るとまでは言えない。冒頭に
注記したように、西暦1300年頃版の本ブロ
グ仮説13升目108枚型普通唱導集大将棋に
対し、西暦2017年版では、嗔猪を方行に
変えたので、そのために、スレスレまで、攻守
のバランスが、攻撃優勢ぎみに傾いたが。
スピーディなゲームが要求されると見られる
現代に、全くマッチしてい無いとまでは、到底
言えない。
以上のように、今回チェックして、私には結
論出来るように思えて来たのである。(2024/10/29)