岩手県平泉町柳之御所遺跡歩兵に右八ケ歩文字(長さん)
今回は、天童の将棋駒と全国遺跡出土駒に
写真で紹介されている、平泉の柳之御所
遺跡第28次調査出土、成り「ケ」金歩兵
駒に関し、特定の成書に載っている写真を、
普通に
画像処理すると「右八ケ(個の意味)少」
と読めるような文字模様が現れ、
8×8升目の将棋を指している事を示唆
しているように見えるという、重大な指摘
である。
この将棋駒は成書「天童の将棋駒と全国
遺跡出土駒」、西暦2003年、(山形県)
天童市将棋資料館の、第25ページ、
2.柳之御所28次遺跡(岩手県)の、
左側(ページ左下隅)に載っている事で、
従来よりよく知られている。
問題の成書は、次の通り。
日本史リブレット「都市平泉の遺産」、
入間田宣夫、2003年、㈱山田出版社。
その、第082ページ付近の、写真図版の、
左上隅に問題の柳之御所歩兵駒の像が在る。
将棋駒の画像処理写真は、以下の通りで
ある。
上図のように、大きな歩兵の字の右中段
に、書く位置の左右を間違えているものの、
比較的整った漢字で細く、「右八ケ(改行
し左下)少」と読めるような模様が刻まれ
ているか、ないし書かれているようにも私
には見える。
「歩兵の八個は、1升目前に歩む駒である」
の意図のように、「少」の上部に「止」が
仮に有るとすれば、解釈出来るような気も
する。
指している将棋が、9升目の将棋類では
無く
て、柳之御所では、8×8升目の将棋を
平安小将棋として指していたとも解釈出来
大発見だ。有ったら良いなと、喉から手が
出そうな、出土遺物の墨跡文字列である。
なお、同類の画像処理を、同じく天童の
将棋駒と全国遺跡出土駒に記載の写真で
すると、以下の通りになる。
「歩」の下とも解釈出来る「少」の字は、
微かに浮き出るが、その他の模様はあまり
はっきりし無い。
出土将棋駒には、駒の動かし方に関する
ルールが、点や線を書いて示してあるよう
な例が有り、基本何んでも書けるのである
から、簡単なルールが付記されていても、
おかしくは無いのだが。今のところ、書籍
写真の単純な画像処理であり、出土遺物を
使った訳では無いので、この状況には正直、
本ブログの管理人も、まだ半信半疑だ。
実際の出土駒で、最新の画像分析が必要
だという事を、少なくとも今世紀の初頭前
後のより以前の、比較的古くに、出土した
将棋駒に関しては全て言えるとの感触を私
には抱かせた。
なお、前記紹介の山田出版社の書籍は、
古本で税込み220円で入手したが、それ
は定価の1/4程度の値段であったようだ。
最安値で勝つとは、ひょっとしてこの
ような事を言うのであろうか。(2024/10/30)
写真で紹介されている、平泉の柳之御所
遺跡第28次調査出土、成り「ケ」金歩兵
駒に関し、特定の成書に載っている写真を、
普通に
画像処理すると「右八ケ(個の意味)少」
と読めるような文字模様が現れ、
8×8升目の将棋を指している事を示唆
しているように見えるという、重大な指摘
である。
この将棋駒は成書「天童の将棋駒と全国
遺跡出土駒」、西暦2003年、(山形県)
天童市将棋資料館の、第25ページ、
2.柳之御所28次遺跡(岩手県)の、
左側(ページ左下隅)に載っている事で、
従来よりよく知られている。
問題の成書は、次の通り。
日本史リブレット「都市平泉の遺産」、
入間田宣夫、2003年、㈱山田出版社。
その、第082ページ付近の、写真図版の、
左上隅に問題の柳之御所歩兵駒の像が在る。
将棋駒の画像処理写真は、以下の通りで
ある。
上図のように、大きな歩兵の字の右中段
に、書く位置の左右を間違えているものの、
比較的整った漢字で細く、「右八ケ(改行
し左下)少」と読めるような模様が刻まれ
ているか、ないし書かれているようにも私
には見える。
「歩兵の八個は、1升目前に歩む駒である」
の意図のように、「少」の上部に「止」が
仮に有るとすれば、解釈出来るような気も
する。
指している将棋が、9升目の将棋類では
無く
て、柳之御所では、8×8升目の将棋を
平安小将棋として指していたとも解釈出来
大発見だ。有ったら良いなと、喉から手が
出そうな、出土遺物の墨跡文字列である。
なお、同類の画像処理を、同じく天童の
将棋駒と全国遺跡出土駒に記載の写真で
すると、以下の通りになる。
「歩」の下とも解釈出来る「少」の字は、
微かに浮き出るが、その他の模様はあまり
はっきりし無い。
出土将棋駒には、駒の動かし方に関する
ルールが、点や線を書いて示してあるよう
な例が有り、基本何んでも書けるのである
から、簡単なルールが付記されていても、
おかしくは無いのだが。今のところ、書籍
写真の単純な画像処理であり、出土遺物を
使った訳では無いので、この状況には正直、
本ブログの管理人も、まだ半信半疑だ。
実際の出土駒で、最新の画像分析が必要
だという事を、少なくとも今世紀の初頭前
後のより以前の、比較的古くに、出土した
将棋駒に関しては全て言えるとの感触を私
には抱かせた。
なお、前記紹介の山田出版社の書籍は、
古本で税込み220円で入手したが、それ
は定価の1/4程度の値段であったようだ。
最安値で勝つとは、ひょっとしてこの
ような事を言うのであろうか。(2024/10/30)