興福寺2013出土酔象将棋駒の裏面画像処理(長さん)
神奈川県鎌倉市鶴岡八幡宮境内遺跡の崩しの
少ない成り金不明駒のように、web上には
いくら探しても、画像の影の形も見当らない
存在ウェイトの高い将棋駒遺物も、有る事は
あるのだが。幸い2013年に、年号入り木
製品と共に出土した、西暦1098年成立の
酔象駒の裏面の写真は、web上にしばしば
同一とみられるコマが、掲載されている。文
面情報では不成りが著名だが。いっけん淡く、
「金将」のようにも読めるような模様が有る
ので、見渡した限り本ブログでだけだが、以
前にその、「淡い濃淡」について問題視した。
今回はこの興福寺出土酔象の、web画像
の強画像処理を試みてみた。
金と将のうち将の字が書かれている可能性
は、極少ないようであり、代わりに「六」と
いう数値が右下に特に濃く、存在する可能性
が有ようである。
以前に取得した画像を、通常通りで私が処
理したところ、以下のようになった。
金のハの字は、2つ有り、どちらかが本物
でありさえすれば、金の字はハの字を書いて
その下に、波線を書いて金と読ませている、
出土将棋駒が有るので否定困難なようである。
それに対して、2字目の将はツクリ部分が、
全く欠けていて、存在したとしても別の字の
ようである。
埼玉の「埼」の方が将より近い。管理人の
全くの誤読であった。
誠に面目無いと反省させられた。
よって、強く画像処理した結果、1098
年成立酔象の裏に2文字で「金将」と書いて
ある可能性は、ほぼ無くなったように思えた。
ただし、右下の黒い部分には、明らかに何
か、墨が付いているようにも私見される。
良く見ると、
「六」という字が頭の正方形の板に書かれ、
それに角材を繋いだプラカードのイラスト画
のようでもある。
別の発掘調査で既に知られている、「歩兵」
木片の類であろうか。
この六の意味が重大であり、本ブログでは、
興福寺の酔象入り平安小将棋の最下段配列を、
従来左から香車、桂馬、銀将、玉将、金将、
酔象、桂馬、香車、2段目空白、3段目8枚
歩兵の、8×8升目32枚制、取り捨て将棋
と見てきたのだが。
最下段の配列が間違っており左から、香車、
桂馬、酔象、玉将、金将、銀将、桂馬、香車
であって、「六」は第6筋の意味
なのかもしれない。将棋としては類似だと思
うが。裏面の右下の墨跡は、このケース少な
くとも軽視は、絶対出来無いように私見する。
何れにしても、この酔象に関する本ブログの
記事は、誤りが後日に発見されるケースが多
く、鬼門だ。(2024/11/09)
少ない成り金不明駒のように、web上には
いくら探しても、画像の影の形も見当らない
存在ウェイトの高い将棋駒遺物も、有る事は
あるのだが。幸い2013年に、年号入り木
製品と共に出土した、西暦1098年成立の
酔象駒の裏面の写真は、web上にしばしば
同一とみられるコマが、掲載されている。文
面情報では不成りが著名だが。いっけん淡く、
「金将」のようにも読めるような模様が有る
ので、見渡した限り本ブログでだけだが、以
前にその、「淡い濃淡」について問題視した。
今回はこの興福寺出土酔象の、web画像
の強画像処理を試みてみた。
金と将のうち将の字が書かれている可能性
は、極少ないようであり、代わりに「六」と
いう数値が右下に特に濃く、存在する可能性
が有ようである。
以前に取得した画像を、通常通りで私が処
理したところ、以下のようになった。
金のハの字は、2つ有り、どちらかが本物
でありさえすれば、金の字はハの字を書いて
その下に、波線を書いて金と読ませている、
出土将棋駒が有るので否定困難なようである。
それに対して、2字目の将はツクリ部分が、
全く欠けていて、存在したとしても別の字の
ようである。
埼玉の「埼」の方が将より近い。管理人の
全くの誤読であった。
誠に面目無いと反省させられた。
よって、強く画像処理した結果、1098
年成立酔象の裏に2文字で「金将」と書いて
ある可能性は、ほぼ無くなったように思えた。
ただし、右下の黒い部分には、明らかに何
か、墨が付いているようにも私見される。
良く見ると、
「六」という字が頭の正方形の板に書かれ、
それに角材を繋いだプラカードのイラスト画
のようでもある。
別の発掘調査で既に知られている、「歩兵」
木片の類であろうか。
この六の意味が重大であり、本ブログでは、
興福寺の酔象入り平安小将棋の最下段配列を、
従来左から香車、桂馬、銀将、玉将、金将、
酔象、桂馬、香車、2段目空白、3段目8枚
歩兵の、8×8升目32枚制、取り捨て将棋
と見てきたのだが。
最下段の配列が間違っており左から、香車、
桂馬、酔象、玉将、金将、銀将、桂馬、香車
であって、「六」は第6筋の意味
なのかもしれない。将棋としては類似だと思
うが。裏面の右下の墨跡は、このケース少な
くとも軽視は、絶対出来無いように私見する。
何れにしても、この酔象に関する本ブログの
記事は、誤りが後日に発見されるケースが多
く、鬼門だ。(2024/11/09)