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滋賀県米原市狐塚遺跡で5C末着物に将棋駒模様埴輪(長さん)

今回は、埼玉県さいたま市の埼玉県立
博物館で、西暦2008年に行われた
展示イベント「女性はにわ、その装いと
しぐさ」の展示録に載っている人物埴輪
の着物の左肩部分に、ひらがなで「も」
と書かれた、将棋駒型の模様が有ると
の旨の話題である。
 腕輪に五角形模様の飾りを付けた
ような模様が、元々はにわの女性の衣服
の部分に、墨で絵画的に表現されていて、
その飾りの部分が将棋駒型であり、「毛」
と書かれているが、私には崩し字のよう
に見えるとの事のようである。
 カタログの説明に有るように、僻者役
の儀式の登場人物を、猛(発音の毛)者
として表現したものなのではないかと私
は疑う。

5世紀末には「毛」から「も」の
ひらがなの字が、さほど困難無く出来掛
けていた事を示している

のかもしれない。
 特別展用の有料カタログ名は、以下の
通りである。
特別展示録「女性はにわ~
その装いとしぐさ」、西暦2008年、
埼玉県立博物館。
 遺跡の場所と出土日時はパンフレット
には記載が無い。人物(女性)埴輪であ
り、成立年代は5世紀末、古墳時代中期
との旨、同じくパンフレットの第74
ページ付近に説明がある。
 邪気を祓う為に、武器を手にした女性
と私には取れる説明も有る。
 写真は、その第40ページ付近の左側
に有り「人物埴輪袈裟状の衣を着け弓を
持つ女子(滋賀県狐塚5号墳)滋賀県
坂田郡近江町教育委員会(現:米原市)」
との旨、付記されている。

滋賀埴輪も駒.gif

 上図のように、埴輪の女性の衣服の、
左肩付近に、白抜きで五角形の、将棋駒
型のように、私には見える模様が有り、
その中に、何か絵か字が有るようでも
あり、ひらがなで黒線枠で「も」とも、
読めるように私は疑う。
 音で「猛者」の意図かもしれず、
五角形には、古墳時代から、武力との
イメージが我が国にあった事を、ひょっ
とすると示すのかもしれない、重要史料
のように私見する。言わば「猛将」駒か。
 また「毛」という字は、当初から「も」
と略記される傾向が、ひょっとして、
有ったのではなかろうか。(2024/12/23)

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