一乗谷朝倉氏第9次遺跡天童将棋資料館本160歩兵成疑(長さん)
今回も、pdfファィル名:
140807_1_特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡発掘調査報告.pdf
発掘報告書の名称:「特別史跡一乗谷
朝倉氏遺跡発掘調杏報告Ⅰ、1979年、
福井県教育委員会。」のコンテンツ内で、
web上に写真が、最近に公開された
遺物の、
墨書の鮮明化の話題である。
題材は表題のように、「天童の将棋駒と
全国遺跡出土駒」、2003、山形県
天童市将棋資料館という成書本の、第
60ページ付近に、やや鮮明度の低い
写真とスケッチ図の載っている、
「第160番の歩兵駒」の、成りが、
しばしば耳にするように「『登』」の
崩し字」に、発掘報告書の写真では、私
には見え無いという以下紹介内容である。
「ケ」と「と」を重複して書いた
ように私には見える。
遺跡の場所と、問題の将棋駒の出土期
を繰り返すと、以下の通り。
遺跡の場所は、福井県福井市城戸ノ内町
22番18。遺物が出土したのは第9次
調査時で、西暦1973年前後の事。
なお、このときの発掘で、将棋駒が多数
出土している。
遺物の成立年代は、一乗谷で朝倉氏が
活動した戦国期の将棋駒遺物の一枚とし
て、遊戯史では著名である。
前記発掘報告書内では、話題とする
遺物は、発掘報告書写真図版(PL.)
37:”将棋の駒(2)”下から2段目
の左端にあり、遺物番号第160番と、
ナンバリングされている。天童の将棋駒
と全国遺跡出土駒、第60ページ、46/
一乗谷朝倉氏(第9次)遺跡(福井県)
の第160番の歩兵駒の番号も第160
番であり、これは、発掘報告書内の番号
の写しである事が判る。報告書で、成り
は「登」または「金」と観察され、
「と金の『と』は、『登』であり(増川
宏一氏の主張する『今』は疑問)」と私
には受け取れる旨の、説明がある。

上図のように写真図版の写真を見ると、
《ケ金》のケと細い線で書いた「と」の
字が恐らく巧に一筆で重ねて書いてある
だけであり本ブログの管理人は、
「登」で無く「と今」と書いてある
と、私的に釈文する。
「と」と「ケ」を、「と金」と読むつ
もりで、重ねて書いただけでは無いのだ
ろうか。
よって、と金の「と」の元が何の字な
のかという論争については、増川宏一の
「今」説が正しいと私は思う
と、結論される。
スケッチを取るときに、上図で赤い
矢印で示した部分を、良く確認し無いで
書いたために、間違った説が発生したと、
現時点で私が、疑い出しているという
意味である。(2024/12/30)
140807_1_特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡発掘調査報告.pdf
発掘報告書の名称:「特別史跡一乗谷
朝倉氏遺跡発掘調杏報告Ⅰ、1979年、
福井県教育委員会。」のコンテンツ内で、
web上に写真が、最近に公開された
遺物の、
墨書の鮮明化の話題である。
題材は表題のように、「天童の将棋駒と
全国遺跡出土駒」、2003、山形県
天童市将棋資料館という成書本の、第
60ページ付近に、やや鮮明度の低い
写真とスケッチ図の載っている、
「第160番の歩兵駒」の、成りが、
しばしば耳にするように「『登』」の
崩し字」に、発掘報告書の写真では、私
には見え無いという以下紹介内容である。
「ケ」と「と」を重複して書いた
ように私には見える。
遺跡の場所と、問題の将棋駒の出土期
を繰り返すと、以下の通り。
遺跡の場所は、福井県福井市城戸ノ内町
22番18。遺物が出土したのは第9次
調査時で、西暦1973年前後の事。
なお、このときの発掘で、将棋駒が多数
出土している。
遺物の成立年代は、一乗谷で朝倉氏が
活動した戦国期の将棋駒遺物の一枚とし
て、遊戯史では著名である。
前記発掘報告書内では、話題とする
遺物は、発掘報告書写真図版(PL.)
37:”将棋の駒(2)”下から2段目
の左端にあり、遺物番号第160番と、
ナンバリングされている。天童の将棋駒
と全国遺跡出土駒、第60ページ、46/
一乗谷朝倉氏(第9次)遺跡(福井県)
の第160番の歩兵駒の番号も第160
番であり、これは、発掘報告書内の番号
の写しである事が判る。報告書で、成り
は「登」または「金」と観察され、
「と金の『と』は、『登』であり(増川
宏一氏の主張する『今』は疑問)」と私
には受け取れる旨の、説明がある。

上図のように写真図版の写真を見ると、
《ケ金》のケと細い線で書いた「と」の
字が恐らく巧に一筆で重ねて書いてある
だけであり本ブログの管理人は、
「登」で無く「と今」と書いてある
と、私的に釈文する。
「と」と「ケ」を、「と金」と読むつ
もりで、重ねて書いただけでは無いのだ
ろうか。
よって、と金の「と」の元が何の字な
のかという論争については、増川宏一の
「今」説が正しいと私は思う
と、結論される。
スケッチを取るときに、上図で赤い
矢印で示した部分を、良く確認し無いで
書いたために、間違った説が発生したと、
現時点で私が、疑い出しているという
意味である。(2024/12/30)