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新型コロナの中2020年8月猪俣百八燈は開催(長さん)

8月末と古い成書に書いてあるが、近年は月遅れ
盆の8月15日の晩に開催されている、埼玉県
児玉郡美里町の猪俣百八燈は、新型肺炎コロナ
ウィルスの、埼玉県を含む蔓延で、一般の立ち入
りが制限されたものの、2020年も開催された
という事である。
 近郊の美里町広木上宿で、南北朝時代に成立し
たとみられる出土遺物、”五色宝塔”が出土して
いる事。猪俣百八燈の塚の中心2柱を、”五重塚”
と呼んでいる事。これが平安大将棋以降の大将棋
系の、玉、金、銀、銅、鉄、各将駒に対応する事。

塚が将棋の枚数に対応して、百八柱である事。

合戦を象ると南北朝時代、異制庭訓往来に記録さ
れた将棋の、その駒に対応して、武士団の先祖の
霊を祭る行事である事。猪俣党が西暦1381年
に、白旗一揆のメンバーとして攻め込んだ、小山
義政の本拠地、栃木県小山市上鳥谷曲輪遺跡から、
108枚制(仮説)普通唱導集大将棋の成り金将
(一文字金+也?)角行駒とみられる遺物が、
西暦2007年に出土している事。西暦1381
~2年小山義政の乱鎮圧軍司令官であり鎌倉公方
でもある足利氏満が、義政息子の小山若犬丸の乱、
離反者小田氏(孝朝等)の乱前後の西暦1386
年に、続く合戦での味方の戦死者を弔う機能を持
つ寺、美里町地元の大興寺の新設を、助成・推進
したようであるという事。などの点から、従来よ
り本ブログでは、

この伝統行事を、大将棋や摩訶大大将棋にひょっ
とすると関連する物

と疑って見てきた。なお、付近に摩訶池という名
の、農業用水池があるとの事である。
 結局、観光客同士の三密を避けるため、観客を
山に入れないようにしたようであるが。継続しな
いと、特定の青年が、未経験者で成長するのを避
けるために、中断が許されない行事と、地元では
当然考えられたようである。そのために、中止に
ならずに済んだようだ。すなわち2020年のよ
うな、開催が厳しい、ひどい悪条件の中でも、イ
ベント自体は無事開催され、伝染病の蔓延により、
伝統行事自体が途切れる事は、無かったという事
である。

本ブログでも正直ほっとした。

関係者、特に当事者の若者たちの並々ならぬ努力
には、第3者の立場で見ても、ただただ頭が下が
る思いである。(2020/09/02)

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