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北海道でも明治初年には将棋は存在している(長さん)

以前述べたように、北海道の松前町で恐らく
だが江戸時代に、将棋は指されていただろう
と推定される。しかし、確実な証拠となると、
探すのが難しい。
 ただしその後、五稜郭に立て篭もった旧
幕府軍の中に、日本将棋を指せるとみられる
人間が居る事が、山本亨助氏の将棋文化史の
記載から確認された。
 将棋駒師の二代目金龍こと甲賀五郎座衛門
氏治の弟の甲賀源吾が、旧幕府軍として、
明治元年(1968年)の11月(グレゴリ
オ暦)前後に、函館の五稜郭に向かって、北
海道へ上陸しているとの事である。甲賀源吾
は、榎本武揚について函館旧幕府軍に加わり、
上陸翌年に、宮古湾での海戦で戦死したとの
旨が、前記”将棋文化史”の208ページ前
後に記載されている。高名な

駒師の弟であるから、将棋を知らないとした
ら、かなり不自然

であろう。よって、北海道でも明治の最初期
からは将棋が有ったという事は、ほぼ確実な
のではないかとみられる。
 ただし、それ以前になるとやはり、簡単に
は、『確たる証拠』が見つからないようだ。
 この件に関して、一例を挙げると。山梨県
韮崎市で幕末に、商家で将棋大会が催された
との旨記載された、入場券のようなものが、
残っているそうだ。北海道の函館市にも似た
ようなものが見つかれば、江戸時代の北海道
での日本将棋の存在は、より確実になるはず
だと考える。(2020/12/16)

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