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大阪電気通信大学摩訶大将棋水無瀬配列改善まとめ(長さん)

これまで、玉囲いを一旦膨張させる為。オリジナル
の摩訶大大将棋/水無瀬兼成/将棋纂図部類抄版を、
19升目から21升目に拡張して、ゲームの出来を
チェックして来た。「将棋纂図部類抄よりも、やや
弱陣が良い」と結論出来たようなので、まとめとし
て、元の19升目陣に戻して、初期配列を書き直し
てみる。
 水無瀬兼成/将棋纂図部類抄の摩訶大大将棋の
オリジナル初期配列は、以下の通りである。

摩訶大大ノーマル.gif

 結局「やや弱い陣の摩訶大大将棋/摩訶大将棋」
の初期配列は、以下のように表現されると結論出来
るように私は考える。

摩訶大大新配列.gif

 袖の市松模様の変更が見た目には目立つが、実際
には、2段目「猛豹」付近の配列の変動が「キモ」
となっている。
 藤原定家の明月記の「四位(葉室)仲房只今病気・・」
の意味の項を見ても、摩訶大大将棋が考案計画され
た時代は、将棋のルールといえば、現代の中将棋/
130枚大将棋プラス狛犬程度の種類の駒の、動か
し方ルールが、将棋類のルールのほぼ全てだったの
ではないか。そして水無瀬兼成が複写した、曼殊院
将棋図、「摩訶大(大)将棋図の巻」は、配列を決
めた者の

政治的力で、統一性がかろうじて図られた程度の
コンテンツ

に過ぎない事を示している、一つの示唆事実なの
ではないかと、私は考えるのである。実際には、
日本の中世の人間は、ミャンマーのシットゥインの
ようなイメージで、それぞれの将棋種の配列の重み
を、さほど感じてい無かったのではないかと、私に
は疑われるという事である。(2023/09/15)

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