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隣升遮蔽駒視半径42°問題隣は44.5°化(長さん)

既に述べたように、本ブログで定義した
理想正方形盤での単位升目距離1で42°
に見える「途中駒」は、45°から、3°、
暗算を楽にするため引いて42°に「ほ
ど良い」と考えて安直にしたやり方では、
18.85°以内で、傾いてはいるもの
のその傾きが、カドが完全に重なるほど
角道から差が有るわけでも無い駒並びを、
超奔王が突き抜けてしまい、ルールが見
るからに複雑化するという問題が有った。
 そこで、今回はその解決策を検討した。
結果、1の1遮蔽駒の距離に関して、
”1の0ないし0の1”遮蔽駒基準の、
超奔王駒中心からの距離が、本当は
arcCosecで挙動するのに、逆数
計算で近似していることから来る誤差分、
すなわち、
近似式12(%)/√2の2乗=6%
で計算される6%を、最初から

「1の0」駒距離と「0の1」駒距離の
途中の駒の視半径計算にだけ逆上乗せし、
42/(1-0.06)=44.68で
あるから、更にこれより、少し小さい、
44.5°が正しい駒角度とする。

 ただし1の1を含めてそれ以上遠い
「途中の駒」の視半径は、相変わらず
42°の距離逆数で、近似し続けるとし、
この新しいルールで、矛盾が起こらない
ようにするという方法を、チェックした。
 このとき、三角関数Sin表より、
44.5°に見える「途中の駒」の遮蔽
半径は、同様に盤升目を基準にして約
0.7009093。
 また√2/2=0.7071067で、
盤升目の中心点から角距離に関して、盤
は作られている。そこで今度は、接触点
中心から見て、遮蔽駒は
90-arcCos(0.7009093/0.7071067)
=90-arcCos(0.9912355)
=90-7.60°の視半径に見える。
つまり今度は7.6°位、90°から足
り無いだけだ。
 これだと7の6と8の5の駒が8の6
の駒を隠すケースが8.5°ハズレで、
突き抜けられなくなる。
 また、3の3と2の4で、3の4を隠
すケースが10°で、突き抜けられなく
なる。
 それに対して4の4と3の5の駒で、
4の5の駒を隠すケースが7.5で微か
に突き通す。
 以上の3ケースを、まとめると以下の
ようになる。
 すなわち4を含めてそれ以上の場合で、
nのn駒とn-1のn+1駒が、
nのn+1駒を隠す場合を例外として、
このルールの手直しで、超奔王の角道近
い突き抜けのケースは、9×9升目将棋
では、起こら無くなる。以上のように、
今のところ、私には思えるのである。

たとえば8の6と7の7で7の8を隠す、
つまり相手の角行と9七位置の歩兵が居
ても、味方の左香車位置に置いた超奔王
から相手の左米長玉は突き通せるという、
例外の類だけが、残る程度になる

ように、今のところ見えるという意味で
ある。
 4の4という位置は、9九角升目から
見た5五の天王山の位置であって、比較
的分かり易い方だろうから。日本将棋状
のゲームに、どんな角度でも走りであれ
ば合法であるという超奔王ルールは、こ
の程度の複雑さにしておくしか、いまの
ところ、どうしようもないように、私に
は思えた状況である。(2023/10/16)

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