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(コラム)雑貨ディスカウントショップで科学技術系小書籍入手(長さん)

以下で、最近日本の科学技術人材が手薄であると主張
する。
 象徴的なのは、以下の小冊子の科学的な部分の記載
を、指導監修者が一人でしているという点である。
 書名は「小学館の図鑑NEO宇宙『月』特集」、
西暦2023年9月、小学館・マクドナルド。
 製本でマクドナルドが責任を取っているが、作りは
しっかりしていて、図鑑の意味等は、小学館愛読
サービスセンターに、責任所在との旨記載が有る。
 イラストレーターが8人もいて、本ブログの管理人
の認識によると将棋連盟で言えば年恰好から羽生善治
現会長に当たる人物が、彼らを指導して編集したが、
文書のタッチから羽生善治と8人のイラストレーター
の補助スタッフしか、

天体の月に関する科学技術的内容にタッチしてい無い

との心証だ。指導監修者節回しが独特で、良く出てい
ると、私的には好感を持てた。
 内容的な部分をざっと読むと、言葉の説明で「旧暦」
について≪1年が12か月になる事もあれば13か月
になる事もある≫という点が、記載されてい無いのが、
冊子全体の論理構成を、やや判りにくいものにしてい
るように、私には見える。
 朔望月が29.53日前後である旨を、旧暦の説明
で強調した上に、恒星月が27日8時間前後である事
を別に書いた結果、(1恒星年が365.2563日
程度である事も特に強調しても、い無いので)旧暦で、
ひと月内の平均日数となっている、朔望月が何なのか、
小学生程度では良く判らなくなっている。
 そもそも会合周期のときに出て来るおなじみの、
1/T(朔望)=1/T(恒星月)-1/T(恒星年)
の公式は、習うのが中学生のはずだ。良く詠むと判る
が、旧暦の平均1か月が29.53・・日である事を、
後の説明では使ってい無い。「指導者」は、一人だけ
で頑張っているという苦しさが、この書には、にじみ
出ている。
 なお、補助スタッフ/イラストレーターの8ページ
下の図の、地球の地形の模様が、90°紙面上方に倒
れ、地軸の黄道に対する傾きが、まるで天王星のよう
に、横倒しに描かれている。

指導者/監修者は、文句を言って、書き直させるべき

だったのではないかと、私は疑う。

月の満欠け.gif

 科学的部分の執筆を担当している監修者自体の行動
は、正義であると感じるが、問題はそこに在るのでは
無くて。以上述べたように、本来は構成メンバーが、
大勢居るべき、この小冊子の科学部分の執筆能力を持
ち、それを支え続ける日本科学技術者集団連盟とでも
言える団体であるはずのものに、実際には、

会長一人しか、い無いかのようなイメージが、冊子か
ら、充分読者の私には伝わってくるという点が大問題

であるように、私見される。今のうちになんとかして
置かないと。日本は将来、中間管理者層に小突かれな
がら、一件40円程度の小仕事だけしか与えられずに
それでこき使われ、消耗し切る人間ばかりの勤労者だ
らけの国に大転落しそうな予感が、私には充分持てる。
(2024/02/07<<1582year'sEditionGregorioその2)

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