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奈良県御所市楢原遺跡で4C泰山墨書土器(長さん)

今回は奈良時代には都の有った奈良県の、
古墳時代前期4世紀の遺跡から、奉山墨書
土器が出土しているとの旨の話題である。
 遺物の写真がweb上に公開されていて
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書データベース
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
pdfファイル名は、以下の通りである。
1593_1_楢原遺跡Ⅰ.pdf
 発掘報告書の名称は、以下の通りである。
御所市文化財調査報告書第17楢原遺跡Ⅰ、
1994年3月、御所市教育委員会。
 発掘報告書冒頭の例言によると、遺跡
の場所は、奈良県御所市大字楢原字荒毛
438。遺物が出土したのは、西暦
1987年前後の事のようである。
 遺物の成立年代は、包含層で出土した
かなりの数の遺物の傾向から、古墳時代
前期の4世紀と考えられているように、
発掘報告書の第29ページの説明からは
読取れる。
 遺物の写真は、発掘報告書の写真図版
第24:”W地区包含層出土遺物(その
2)”の、最下段左に在り、遺物番号で、
スケッチ図32の第27番との旨、ナン
バリングされいる。土器の台部に見える
が、遺物観察表に、甕型土器の台との説明
がある。

楢原遺跡泰山.gif

 上図のように、写真で中央右に寄って、
比較的全面に縦に、漢字で奉山と書いて
あるようにも見える。
 識字層が、奈良県御所市に古墳時代初期
4世紀に大勢居り、先祖に見立てて奈良県
西部の山々を崇拝していたのであろう。
近畿地方は、大陸からの文化の初期伝来地
だとみなす、本ブログのこれまでの説明と、
概ね一致する史料なのではないかと考える。
(2022/07/31)

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