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千葉県袖ヶ浦市文脇遺跡で平安期火歯墨書土器(長さん)

今回は、よく見れば「火止桶」と書いてある
のが判るが、近世ではなく平安期の墨書であ
るとされているのがユニークな、出土遺物の
話題である。
 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
110650_1_袖ヶ浦市文脇遺跡旧石器時代~奈良・平安時代編.pdf
 発掘報告書の名称は、以下の通りである。
千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第29集
袖ケ浦市文脇遺跡、西暦2019年3月、
千葉県教育委員会。
 発掘報告書末尾の抄録により遺跡の場所は、
千葉県袖ヶ浦市上泉字南原618-2。
遺物が出土したのは西暦2010年前後数年
間の間のようである。
 遺物の成立年代は、発掘報告書の第146
ページによると、奈良・平安期と簡単に記載
されている。平安期で代表させ以下に論じる。
 遺物の写真は、発掘報告書写真図版第43
の右下隅に在り、遺物番号遺構外の第1番と
の旨、ナンバリングされている。土師器杯の
破片との事である。

文脇火歯.gif

 一見して、「火止桶」と読めてしまうが、
「火歯」と無理読みすると、将棋駒名の、
火鬼の歯のようでもある。将棋駒名は書いて
無いのであろう。なお、発掘報告書では、
前期第146ページ付近で「『秋首』か」と、
釈文されている。
 以下私見だが。江戸時代の町火消しの道具
が連想され、本当に古代のものだろうかと、
明朝体のような字も見て正直には疑っている。
(2022/10/25)

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