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神奈川県鎌倉市若宮大路で奔王墨書土器(長さん)

今回は、神奈川県鎌倉市の鎌倉時代の遺跡
でも、祭祀用の奉王土器が当時の地方と変
わらず出土しているとの旨の話題である。
 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
129296_1_鎌倉市埋蔵文化財緊急調査報告書.pdf
 発掘報告書の名称は、以下の通りである。
鎌倉市埋蔵文化財緊急調査報告書38若宮大路周辺遺跡群・
鎌倉城、2022年3月、鎌倉市教育委員会。
 なお遺物は、鎌倉市雪ノ下の若宮大路周
辺遺跡で発掘されたようである。
 発掘報告書末尾の抄録によると、遺跡の
場所は、神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目
161番地43。遺物が出土したのは西暦
2018年前後の事のようである。
 遺物の成立年代は、層序第5面で出土し、
発掘報告書の「第4章考察とまとめ」の第
130ページ付近の記載によると14世紀
前半の、鎌倉時代末程度と、第5面自体の
成立が見られているようである。
 遺物の写真は、発掘報告書の写真図版第
29の下カラム:”第5面構成土”との旨
の最下段右に在って、遺物番号でスケッチ
図第50の第37番との旨ナンバリングさ
れている。土器のカケラの、内面底のよう
に私には見える。

若宮大路奔王.gif

 上図のように、一番上にひょっとすると
「山」と書いてある疑いが有るが、それを
ヨゴレとみなせば、

皿の内面底に、写真の中央やや下に縦に、
奉王と書いてある

ように、私には見える。全国的に古代・中
世を通して出土していると、本ブログで認
識されている「奉王」遺物が中世都市鎌倉
に於いても、同様に出土しているという事
では無いか。すなわちこれは、鎌倉時代末
の神道系祭祀用土器なのではなかろうかと、
個人的には疑っている。(2022/11/28)

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