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(コラム)グレゴリオ暦は改善必要か(長さん)

私的認識だが。世界暦すなわち改良グレゴリオ暦とは、
以下3つの要素からなると考える。
(1)2月の短さの改善。
(2)曜日の万年化。
(3)小の月が「にさごろやく士」。ただし6月閏だ
と「ごろ」の「ろ」が消えるという、ほぼ完全均等
大小暦の導入。
 本ブログでは(2)・(3)採用により、13日の
金曜日が生じ無い西暦2024年からの導入チャンス
という観点から、その前年4か月前の現時点で、見解
の表明が必要という認識で以上の是非に関し、以下私
見を述べる。
(1)に賛成、(2)・(3)は反対。特に8月は
大の月のままで良く、

私見だが(3)は止めるべきだ

と考える。
 以下に説明する。
 2月が短いのは金融的な面で、世界的にマイナス要
因だと考える。2月に閏日を作るというのも中途半端
で、現行ほとんど無意味。

西暦2024年は1月を30日、2月を30日、閏は
12月にし、そのとき31日、平年は12月を30日
として、改暦に進むに賛成。

 次に、(2)には当方反対。
 曜日の計算は、どっちにしろ暗算程度で可能であり、
手間が少なくなるだけあって、質が変わるほどで無い
から

バビロニア起源文化を崩してまで、する価値は無い

と考える。
 現行は、暦の専門書には出ているが、ようするに、
西暦1900年が月曜つまり1曜日で始まる事。
2000年は1後退して日曜日(0曜日)、2100
年は、平年で金曜日。1600年から100年毎で、
1600、1700、1800、1900、2000、
2100、2200、2300年・・・1月1日で
(+1)を抜き「係数化」すると、6,4,2,0,
6,4,2,0,・・(曜日)になっているという事。
 任意の年の1月1日の曜日は、西洋暦下2桁00年
との差に、閏年の数(04年から1/4の割合で、そ
の年の分まで)を足して7で割った余りに、2000
年は6が係数なので、6を足し、7を超えたら7を引
いて、その年の係数を出し、それに1日の1を足した
のが、1月1日の曜日。1月の曜日は年係数に、月係
数の0を足し、更に日の数を足して、7で割った余り
を1なら月曜・・・0なら日曜として、曜日を求める。
 以下、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12月は、1月が0
で以下、3,3,6,1,4,6,2,5,0,3,5。ただし閏年は1月は
-1。以下2、3,6,1,4,6,2,5,0,3,5。以上が月係数(定
数)それに1加えたのが、毎月1日の曜日(1が月曜、
2が火曜、3が水曜、4が木曜、5が金曜、6が土曜、
7は0であって日曜)。任意の日は、ついたち(1日)
の代わりにその日付けを足す。以上が現行の計算方法。
なお、西暦2024年の年定数は1。うるう年なので、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12月は
-1、2、3,6,1,4,6,2,5,0,3,5が月定数。
 それが、世界暦のエリザベス・アケリス案で、冒頭
(1)(2)を2024年以降に採用すると次のよう
になる。年定数は、常に0。
 1月を0として、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12は、
2,4,0,2,5,0,3,6,1,4,6が係数。
 1日のときには、今の数に1を足す。任意の日数
なら、今書いた数に日付け数を足す。
 確かに、年初の1月0日係数を求める分の手間が、
いつも0だから、だいぶん少なくなるが、

0,2,4,0,2,5,0,3,6,1,4,6の
数列は暗記しないと、曜日が求まらない。

なお、今の議論では(3)を考えずに現行の大小暦で
述べたが、(3)を考えた場合は、
0,3,5,0,3,5,0,3,5,0,3,5に
なるから、簡単化の方向に向かうが、計算はやはり要る。
 暗算の手間を怠けている現代人は、よってカレンダー
が、改暦しても必要になる事に大差は無く、文化を
破壊する等のリスクを背負ってまで、曜日を年により、
一定化しようという

(2)の採用に関して、世界暦はする必要は無い。

 3番目について。現行の3~8月大4日、9月~2月
大3日&2月-2日制度は、春分、夏至、秋分、冬至が
20日少し過ぎ、各「立」、春夏秋冬が、5日前後の状
況を、不完全ながら差をつける事によって、さもさも
尤もらしく保っているという点で、民に安心感を与えて
いる。ようするに地球軌道の、楕円隠しに役立っている。
だから、四季完全均等な日数配列という世界暦案は、

正義とまでは言えない。

 当方は、この先西暦3500年までだけ、1月と平年
の12月を1日ずつ減らし、2月を30日にする案を
続け、

万年暦にするのではなく、切良く西暦表現の3500年
ごとに、地球の春分点に対する近日点移動に合わせて、
月の大小パターンは変化させるような新世界暦にすべき

だと考える。ただ閏で、12月が31日になる程度は、
やむなしか。以下蛇足だが。頭が混乱しにくいという点
では、4割って3余る年の年末に閏を入れるようにした
方が、暦誤差の点から逆行だが、暗算するときにはすっ
きりするようだ。よって、世界暦の第3の点については

反対。

 全体として、世界暦には行き過ぎが有り、1955年
のアメリカの絶対反対姿勢には、(1)の点の正しさと
いう点で全面賛成はできないが、少なくともアメリカに
は理が有ったように考える。
 西暦2024年に試しに実施すると、2月だけ曜日が
狂うが。
 物事真面目に考える気が有るなら冒頭(1)に関して、

西暦2024年1月は30日に、2月も30日という
世界暦のコンセプトだけは尤もらしく、一考すべき点

ではないかと私は考える。(2023/08/08 その2)

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