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8人5五将棋は、破った軍の向きは変えない(長さん)

以前、表計算ソフトのシートを使った日本の
将棋をテストする際、45°ずつプレーヤー
の駒を回転させる8人制19升目56枚制
5五将棋を紹介した。その際、或るプレーヤー
の玉が詰んだら、玉を詰めたプレーヤーへ、
玉将以外の駒が渡るが、駒の向きは詰めた
プレーヤーの向きに変えると説明した。
 しかるに、梅林勲・岡野伸「世界の将棋」
2000によると、島根県平田市の太田満足
氏が1993年に発表した同類の「4人将棋」
では、「2歩の発生を防止する為、負けた
プレーヤーの駒の向きは変えない」との旨、
記載されていた。

「原則的に日本将棋のルールに従う」ので
あれば、太田氏の見解が正論

だろう。
 確かに対面するプレーヤーに勝ったときに、
駒が詰んだ側に向いたまま、プレーが継続す
るのは、将棋駒のデザイン上余り芳しくない
とは思われる。表計算ソフト指しでは、8人
制となれば、色を変えないと誰が詰んだのか
わかり辛く、色替えと方向替えが生じる書式
貼り付けをすると同時、つまり、駒を詰んだ
駒の向きに回転すると共に、90-270°
の駒の一群と、その他の駒の一群がテキスト
内容が異なるので、CLEAN関数や
REPT関数を使って、1つずつ書き換える
という状況であった。
 敗者となったプレーヤーの駒の方が大量な
場合、太田氏の見解のようにするとすれば、
変更の数が減少するばかりで無く、
CLEAN関数/REPT関数を使う部分も
無くなるので、

勝者の駒の色を、敗者の色に変更する操作だ
けするように、すれば楽

かもしれない。1駒だけ色替えをしてコピー/
書式貼り付けするという事である。
 太田満足氏のルールは、駒がこちらを向い
たまま味方になる事や、新味方の駒が、自分
陣以外の、別の味方陣で成るルールになる。
打ち駒が味方の方へ駒を向けて打てるように
もなるというふうに、世界の将棋の文面から
見て思え不自然な点もある。が、特に持駒を
除いて90-270°の駒の一群と、その他
の駒の一群間の、テキスト変換が無くなると
みられる為、表計算ソフトで指す将棋として
は、技術的にはかなり楽になるとは言える。
 5五将棋に歩兵が少ない為、

本ブログの管理人はうっかり見落した

が、基本的に「日本将棋の通りに指す」とす
れば、2歩禁にも従う必要は、確かに有った
訳で、参考になる情報である。(2023/08/30)

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