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重ね厚みによる瓦の強度変化テスト(長さん)

今回は、瓦(植木鉢型)を使って、瓦の重ねによる
強度の増加の簡単な実験を行った。
 将棋ゲームの初期配列を、瓦製の盤や土器に墨書
して情報を残す場合、配列を繋ぎ部分を幾分重複さ
せて瓦何枚かに分けて書き、その瓦を重ねて粘土で
止め、瓦が割れる事による、情報消失を防ぐだろう
との内容を以前、本ブログで表明した事がある。
 具体的には西暦1397年より1~2年前に、
自軍を本ブログ版普通唱導集大将棋に見立てていた
とも疑われる、栃木県小山市のその時代の城主の
小山若犬丸は、鎌倉府に攻められて、福島県いわき
市の遠野地区に落ち延びた際、自軍の指揮を高揚さ
せる目的で、普通唱導集時代の大将棋の初期配列を
宣伝し、勇姿を後代に残す為情報保存を図り、その
時代の将棋種の初期配列と成の情報を記した瓦の類
の塊を、その地に多数埋めた可能性が有るとの意を、
本ブログで指摘した。
 さて、瓦は縦横に比べて厚みが薄いと、永年、山
崩れで落下等すると、割れてしまうと考えられる。
そこで、

字数/升目数の多くなる、大将棋の初期配列は、情
報保存するとすれば、盤を過度に大きくし無いよう
にする為に瓦何枚かに分けて書くし、埋設保存する
際等には、内容が判からなくならないようにすると
ともに、同じく割れないようにする為、粘土で接続
させる等、厚みを枚数分で増やす工夫をする

だろうと予想された。
 今回、盤状では無く側面に墨書するとし、3号鉢
の、極小型の植木鉢状物品をラップで包んでパウチ
して、

民家の2階の窓から、コンクリの地面に落として、
割れの様子を見るテストを行った。

前記の議論のうち、重ねで厚みが増える分の、効果
を見たのである。
 結果、繋げた方が、強度は実際上がるようである。
 以下の写真は、今回用いた、植木鉢を4つ重ねて
ラップで包んだ物品である。

4個鉢元.gif

 色から察してケンガイ鉢に分類されると見られる。
 この状態で4メートル前後の高さから、コンクリ
道路に落下させたところ、以下の写真のように、

2個はコナゴナに割れたが、1個は無事。もう1個
は欠けた状態

になった。この鉢は想定される記録盤よりは薄いと
みられ、かつ西暦1397年頃、石が敷き詰められ
た環境は、少なかったとみられる。630年弱の間
に何が起こるのかは謎だが。かなり現実よりも、

過酷な条件なのではないかと、疑われる。

植木鉢落下状態.gif

 次いで、バラバラにした同様の物品は、同様の高
さから落とすと、当然かもしれないが皆コナゴナに
割れた。
 以下は、4連繋げて落とした前者の場合で、生き
残った2枚の鉢の様子の写真である。

植木鉢非破損物.gif

 以上の事から、小型にして対厚み比が大きくない
ようにした、盤または土器を、重ねて塊状にして
保存すると、大型のまま対厚み比が小さい盤を1枚
保存した場合はもちろんの事、小盤を各々一枚一枚
バラバラにして、保存した場合に比べても、衝撃に
対する割れ易さは、かなり減少が期待出来る事が、
実際に確かめられたのではないかと私は信じる。
 以前の議論のとき、本ブログでは述べたが。瓦に
墨書した物品は、複数、例えば数十組作られたとし
たら。一組に部分的な情報しか残らなかったとして
も、中には完品で出土する物もあり、現代に情報を
伝える事も、夢物語では無いように思う。(2023/09/27)

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