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岩手県二戸市駒焼場遺跡で平安期奔王墨書土器(長さん)

今回は、10世紀平安時代中期にかけての、
岩手県と青森県県境、岩手県側の二戸市の
遺跡で、湯飲み茶碗のような形の土器に、
奉王に読める暗い模様がある遺物が出土し
ているとの旨の紹介である。

平安時代中期10世紀頃までには大和王権
の勢力は、東北北部へ浸透していたよう

である。
 遺物の写真がweb上に公開されて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
138502_1_駒焼場遺跡発掘調査報告書.pdf
 発掘報告書の名称は以下の通りである。
岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告第133集
駒焼場遺跡発掘調査報告書、(財)岩手県文化振興事業団
埋蔵文化財センター、西暦1989年。
 発掘報告書冒頭例言により遺跡の場所は、
岩手県二戸市金田一駒焼場12-2。遺物
が出土したのは、西暦1986~1987
年の付近のようである。
 遺物の成立年代は、発掘報告書第299
ページ「検出された遺構の分類と考察」に
よると、遺物は第3住居跡付近で出土した
が、この住居跡は、平安時代中期、9世紀
後半からほぼ10世紀頃に成立と見られて
いるように、私には読み取れる。
 遺物写真は発掘報告書写真図版第103
の最上段右上にあり、A-3住居址出土で、
第131番との旨、ナンバリングされてい
る。湯飲み茶碗のように私には見える。
破片が一部出土しただけらしい。

駒焼奔王.gif

 上図のように、中央やや右に縦に「奉王」
のようにも見える比較的淡く、さぼど明確
では無い模様が、破片にたまたま残ってい
たようにも見える。
 恐らくだが平安朝側の集落であり、中央
へ軍馬を納める等、何かのイベント時に、
祭祀をする為の、祭祀用容器のようにも私
には見える。(2024/02/29<<1582year'sEditionGregorio)

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