SSブログ

佐賀県梅白遺跡で古墳時代五角形桂馬土器(長さん)

以下、古墳時代の金魚鉢型の土器に、枠の
付いた”桂馬”という字が書いて有るよう
に見える、遺物が佐賀県で1998年頃に
発掘されたという話題である。五角形の

枠が少しイビツな為等で、偶然出来た模様

であると疑われる。
 写真は、web上に公開されている、
発掘報告書に有る。報告書は、いつもの
奈良文化財研究所発掘報告書データベース
全国遺跡報告総覧に登録されていて、その
pdfファイル名は以下の通りである。
35166_1_梅白遺跡.pdf
発掘報告書の表題は以下の通りである。
佐賀県文化財調査報告書第154集
梅白遺跡、2003年3月、佐賀県教育
委員会。
梅白遺跡は、唐津市原字梅白に有るとの事
である。
写真が、PL(図版).103、
水田跡出土古墳時代土師器(5)の、
3段目中央に、遺物番号185-38と
ナンバリングされて載っている。報告書に、

梅白桂馬.gif

上図の遺物に関して墨書が有るとの旨の指
摘は見当たらない。

発掘報告書の冒頭と、この図の表題から、
成立は古墳時代と見られている事が判る。

桂と馬は曲がっているが、一応そう見える
し五角枠もあるとすれば、本来なら通説は、
相当に危ないというのが、本ブログの見方

だったはずである。
 しかしながら、今の所本ブログでは、こ
の土器遺物の表面の模様については、

偶然出来たものであると判断

する。
 根拠は、①枠の右側の末広がりが大きす
ぎであり、将棋駒を書いたにしては不自然
だからである。また②桂の字を駒に対して、

傾けて書いている理由も謎

である。左側の枠も、裾野の方がやや薄い。
何れにしても

①と②が無かったら、通説は相当に危なく
なる所だった。

以上のように、この土器の模様を見て私は、
史料の出土の力は絶大だと、身に沁みて感
じたのであった。(2021/03/26)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。