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香川県大内町原間遺跡で飛鳥期山泰墨書土器(長さん)

 今回は、弥生時代成立とされる、以前にも
紹介した表題の遺跡で、一字で「馬」とみら
れる以前に紹介した遺物だけでなく、山奉と
読めるような墨書土器も出土しているとの旨
の話題である。
 ただし、時代は前の例より大きく下り、7
世紀後半の飛鳥時代頃成立の皿型土器とされ
ているようである。
 遺物の写真はweb上に公開されていて、
奈良文化財研究所の全国遺跡報告総覧に登録
公開されている、同じ発掘報告書記載の物品
である。以前に述べたとおり、情報の出所は、
以下の通りである。
 pdfファイル名は以下の通りである。
11139_7_原間遺跡Ⅰ.pdf
発掘報告書の、表題は以下の通りであった。
埋蔵文化財発掘調査報告第39冊原間遺跡Ⅰ、
2002年3月、香川県教育委員会・
財団法人香川県埋蔵文化財調査センター・
日本道路公団香川県土木部。
 遺跡の場所は前記発掘報告書第7写真図版
pdfの末尾抄録によると、香川県大川郡
大内町川東原間。遺物が出土したのは西暦
1999年前後の事。以上も同じである。
 遺物の成立年代は、第Ⅵ区の包含層で出土
したが、発掘報告書第2続本文pdfの第
431ページの記載によると、飛鳥時代の7
世紀後半成立と、推定されているように読取
れる。
 遺物の写真は第7写真図版pdfの、写真
図版第226:”第Ⅵ調査区”の、最上段右
側に在り、遺物番号第3680番との旨、
ナンバリングされている。皿の裏側の写真の
ように私には見える。

原間遺跡山泰.gif

 上図のように、ほぼ中央やや上に漢字で
”奉”のように見える浮き出た模様が在り、
その左上に同じく漢字で、第1字目の”山”
が添えられているようにも見える。なお、山
の右側が、一部第2字目の”奉”に重なって
おり、なかなか見栄えが良いと私見する。
 飛鳥時代の、現地での山岳信仰を表してい
るのであろう。(2022/11/26)

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