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香川県川津二代取遺跡で古墳初奔王墨書土器(長さん)

 今回は、弥生時代恐らく末から古墳時
代前期の、4世紀前後の壷状土器に、
「王奉王」とはっきりと書かれている
ように私見される、四国香川県で出土し
た遺物の話題である。
 遺物の写真がweb上に公開され、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が
奈良文化財研究所発掘報告書デタベース、
全国遺跡報告総覧に登録公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
10954_2_川津二代取遺跡.pdf
発掘報告書の名称は以下の通りである。
四国横断自動車道建設に伴う埋蔵文化財
発掘調査報告第十六冊川津二代取遺跡、
1995.3、香川県教育委員会・財団法人
香川県埋蔵文化財調査センター・日本道路公団。
 発掘報告書冒頭にある抄録によると、
遺跡の場所は、香川県坂出市川津。
遺物が出土したのは、発掘報告書冒頭の
調査にいたる経緯によると西暦1990
年前後の事のようである。
 遺物の成立年代は、遺物は溝状遺構で
出土したが、発掘報告書第201ページ:
”まとめにかえて”等のの記載によると、
環状遺構自体が弥生時代後期~古墳時代
前期の遺物を中心とするものと考えられ、
問題とする遺物もその時代4世紀前後の
成立と考えられているように読み取れる。
弥生期後期には用水を引いて、農作物の
生産が行われるような、場所だったとみ
られているようである。
 遺物の写真は発掘報告書の写真図版第
54:”第7溝状遺構出土遺物①”の、
最下段左に在り、遺物番号第326番と
の旨、ナンバリングされている。壷型の
土器のように、私には見える。

川津二代奔王.gif

 上図のように、写真の左に寄った所に、
このケースは横に、左からまたは右から、
漢字で「王奉王」と書かれているように
見える、はっきりとした模様が在る。
 古墳時代初に、王や奉といった漢字が、
日本で使われていた証拠だと私見する。
(2023/04/21)

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