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なぜ2の1の駒の下内側と5の0の駒の上外側角一致(長さん)

今回は、幾何学の話題であり、将棋の升目座標で、
2の1の駒の下内側縁視線と5の0の駒の上外側
縁視線とが、2円の共通外接線になり、完全に
重なるのか。その理由を、数学で考察する。
 自陣玉将(5九)の位置から見て、前升目5八
や横升目4九・6九に「途中の駒」を置くと視半
径45°に見えるときに、玉先の歩兵が突き捨て
直前になる5四の位置に居るとき、金将先の歩兵
4七か6七かとで、無限に小さい隙間を作る問題
である等と、このケースには例示する事が出来る。

整数の性質で、50-1=7の2乗、
10-1=3の2乗で、たまたまある為だ

と、私には理解出来た。
 排除円は長さを升目単位にとると、1/√2だ
が、以下の議論で、全体として長さの単位を
√2倍して、将棋盤の1升目の距離は√2で
あり、排除円が1であるとして示す。その方が、
間違い難いようである。
 そもそも、2の1と5の0に外接線を漠然と引
くと、繰り返すと排除円半径を1とすると、
2の1と5の0の中心間距離は、√2×√10
=2√5である。従って、下図より明らかに、
外接線の、接点間距離は2×2=4である。

5の0と2の1穴.gif

 そこで、こんどは超奔王の位置から、おのおの
に接線を引く。
 2の1については、超奔王の0の0点から
円の中心までの距離が図のごとくに√2×√5
で√10であり、排除円が半径1であるから、
接点までの距離は、√9で3ちょうどである。
 他方5の0については、同じく超奔王の0の0
点から円の中心までの距離が図のごとくに、
√2×5で√50であり、排除円が半径1である
から、接点までの距離は、√49で7ちょうどで
ある。
 つまり、0の0点からの接点距離差は7-3
で4であり、つまり、0の0の点、2つの円の接
点は、直線上に並んでいなければならない。よっ
て、引き方を替えても、同じ線である事を明らか
に示している。
 どうやら、このケースは、数論・幾何学が得意
な棋士には、近似計算に誤差がある事は、直ぐに
見破られてしまいそうである。よって、方位角
45°で、共通接線が1本にマトまるケース同様、

幾何学的に特殊なケースは、厳密な議論を優先
して、このケースも、合法手とした方が良い。

以上のように結論されるように、私には思われた。
(2023/10/29)

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