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福井県福井城跡で元禄期金将将棋駒(長さん)

結城春朝/秀康の城として有名な、福井県福井市
福井城跡からも、遂に西暦2017年頃の発掘
調査で、将棋駒が出土したようである。
 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
 pdfファイル名は、以下の通りである。
139201_4_福井城跡.pdf
 発掘報告書の名称は、以下の通りである。
福井県埋蔵文化財調査報告第188集福井城跡、
西暦2024年、福井県教育庁埋蔵文化財センター。
 発掘報告書第4pdf末尾の抄録によると、
遺跡の場所は、福井県福井市手寄1丁目。同じく
抄録により遺物が出土したのは、繰り返すと、
西暦2017年前後の事のようである。
 遺物の成立年代は、第4pdf第90ページ
付近の遺物観察表のうちの第23表”墨書・焼印・
木札観察表”によると、17世紀後半の元禄時代
と考えられているように、私には読取れる。
 遺物の写真は、発掘報告書同じく第4pdfの
写真図版第35:木製品;人形・玩具・不明品等
の、第3段目左から2番目に在り、遺物番号で、
スケッチ図の第58図の第11番との旨ナンバリ
ングされている。裏が削がれて無地だったかどう
か謎なようだが、オモテ面はきれいに残り、金将
の将棋駒のようである。

福井城金将.gif

 江戸時代の城から将棋駒が出土するのは自然な
為、遂に越前松平氏の城からも出土したかと、私
は正直感心した。出土地点は、城主を含む重臣の、
普段の屋敷跡という事らしい。墨書遺物は膨大で、
本文中のこの遺物についての言及が、私には発見
出来てい無い。遊具では他には碁石が、このとき
の発掘調査でかなりの数、出土したとの事である。
(2024/04/28)

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