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麒麟と鳳凰の成りで、摩訶大将棋と摩訶大大将棋を分けるのは妥当か(長さん)

本日の表題は、今までの議論と大きく違い、

自分のしている事に対する反省

という内容である。個人的にであるが、私は摩訶大将棋と摩訶大大将棋を、
麒麟と鳳凰の成りがどうかで、名称を分ける事にしていた。

麒麟の成りが獅子なのか、大龍なのかで、ゲームの質が大きく違う

と、個人的に認識しているからである。すなわち今まで、私は、

盤升目、駒の数、初期配列がそれぞれ19升目、192枚、通常配列でも、

麒麟と鳳凰の成りが、獅子と奔王の場合は、摩訶大将棋、
麒麟と鳳凰の成りが、大龍と金翅の場合は、摩訶大大将棋と呼ぶのが良い

と、考えてきた。しかしこれでは、水無瀬兼成の将棋纂図部類抄の摩訶大
大将棋を議論するときには、不便である。

水無瀬兼成の将棋纂図部類抄には、摩訶大々象戯と書いてあって、摩訶大
大将棋に近い

からである。しかたなく本ブログではさいきん、不覚にも、

ごちゃごちゃに、使うようになってまった。

 そもそも、摩訶大大将棋に、麒麟・鳳凰の成りが二パターンあるのは、
摩訶大大将棋の麒麟と鳳凰の成りは、大大将棋のその成りを、援用すれば
良いように、江戸時代の将棋書からは、読めたためだと考える。そのため、
オーストラリア人、スティーブ・エバンスの駒数多数将棋の、コンピュー
タソフト、”将棋類”の摩訶大大将棋等で、麒麟と鳳凰の成りが、大龍・
金翅のパターンになってしまったのである。そこでゲーマーの立場で、
見るとすれば、

上記”将棋類”には、摩訶大大将棋のソフトが有り、また、
将棋纂図部類抄に基づいて、ソフトを開発した、大阪電気通信大学・
高見研究室のソフトには、摩訶大将棋のソフトが有る、と、表現すると、
ちょうど良かった

のであった。なお高見研究室の、摩訶大将棋という表現は、聆濤閣古文書
のパターンとも良く合っている。以上の事から、将棋纂図部類抄の内容を、
記載するときに、問題が起こっているだけだと、まとめる事は一応できる。
従ってこの先は、試しに、

現代まで残ったというゲームとしての、摩訶大大将棋等を表現するときに
は、摩訶大大将棋とか摩訶大将棋と表現し、水無瀬兼成の将棋纂図部類抄
にある、記録上のゲームを表現するときには、原文通りの、摩訶大大象戯
と私は表現

してみようかとも、考えている所である。(2018/01/04)

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