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朝鮮広将棋(18C)の盤・駒を仮作成してみた(長さん)

前回、復刻を試みた、18世紀版の朝鮮広将棋の盤駒を以下の写真の
ように、作成してみた。なお、盤は囲碁型の交点置きの盤ではなくて、

朝鮮広将棋.gif

このブログが開設して、まもなくに紹介した、駒数多数中国シャンチー
ゲームの試作のとき用いた、

升目の中に、日本将棋の形の駒を置く、

14段×15筋升目盤を、有り合わせのため使用している。従って駒も、
日本将棋に、仮にタックシールを貼った、だけのものを今回は作った。
なお、写真の赤丸は、それぞれの軍の大将の、”帥”の駒である。
 この仮の朝鮮広将棋用日本駒は、偶然同じ升目数だった、私の試作し
た、駒多数シャンチー新ゲームの試作のとき用いたものを、名前を変え
る為、タックシールに書き直して、張り替えたものである。

当然だが、かなりの枚数の駒は、以前用いたものが、そのまま使えた。

今回は、片付けついでに、一局だけチェックした。その一局の試し指し
の感じでは、

このゲームは、玉(帥)守りがとても弱い

ように思えた。前に私が作成した、より中国シャンチーに近い、14×
15升目チャンギ/シャンチー様ゲームと比較しても、玉の守りが、
もとから、ばらばらな感じがした。そのため油断すると、

かなり駒が余った状態で、帥がトン死するような展開が多い

ゲームのような気がする。ゲーマーにとっては、その方が爽快かもしれ
ないが。この点でも、比較的堅陣の、後期大将棋とは正反対である。
 なお、仕に、自由な仕と、九宮から出れない仕があるのは、不自然な
ようだ。

将の後ろ升目の自由な仕(士)と、帥の斜め後ろの九宮内の二つの仕
(士)は、別の名前にした方が良い

ような気がした。
 以上繰り返しになるが、”複雑なために廃れた”と言われるものの、
戦術は、枚数が元々多い砲と車の、差し回しが中心になり、展開が単調
なので、むしろ現在では、高度に洗練された普通のチャンギよりも、こ
のゲームの方が指し方が、簡単になる可能性もかなり有ると、私は思う。
(2018/01/29)

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