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ペンタブ補助ボタンポップアップで加藤一二三反則対応(長さん)

以下は、優勝賞金などが掛かった大会での
日本将棋用へ、本ブログで紹介している、
表計算ソフト将棋具を活用しようとする際
の工夫に関する話題である。
 そもそも従来本ブログで紹介した、PC
で表計算ソフトのセルに、将棋駒名を書き、
セルのドラッグによる、駒名セルの場所の
移動によって、将棋を指す手法と、普通に
将棋ソフトを使う場合との差は、元々と言
えば前者では、将棋駒名を自由に書けるの
で、日本の将棋でも、日本将棋に限らず、
中将棋でも大将棋でも、同じ理屈で指せる
という事がある。
 そしてその際に将棋のルールに縛られず、
自分の意志通りに駒を動かす操作をするの
で、逆に言うと、表計算ソフトではルール
を棋士に指導し無いので、むしろ木製盤駒
で指すのに近い条件になる。つまり、禁手
も指示通り表現する。その為、棋士は完全
に、日本将棋のルールを知ってい無いと指
せ無いから、木製盤駒と、条件がほぼ同じ
になるという意味である。
 ただし、データファイルに初期配列で、
セルの配置が登録されているので、駒箱か
ら、駒を出して駒を並べるところから開始
は、この将棋具でも普通は、表現し無い。
 しかし、マウスを使った動作で日本将棋
を表現する際、今回の主要論題とする以下
の問題点が指摘される。すなわち、

成りのルールで成ってから着手が出来無い。

 着地してから「セルの配置」で成りか、
不成りかを、選択する方式だからである。
 その為この動作は、不成りを着手した後
で、待ったをして、成りにしたようにも見
える。つまり加藤一二三九段の禁手問題と、
同様の問題を、賞金が掛かっているような
日本将棋の対局では、引き起こす可能性が
有ると言えると、本ブログの管理人も認識
し警戒する。
 この問題の解決方法に関して今回、
WACOM社のペンタブレットの特定品番
のものに、ペンタブレットの任意の4個の
補助ボタンに「ポップアップメニュー登録」
が出来るものがあり、その機能が使えるよ
うだと気がついた。
 すなわち、ポップアップメニューとして、
先手はCtrl+v→「下詰めで配置」と、
Ctrl+vだけをする場合の2通りを登
録しておき、前者を成のケース、後者を不
成のケースとすれば良いという方法である。
実際には、移動してから成っているのだが。
棋士は成を選択してしまうと、その動作を
止められないし、瞬間的なので、人間には、
駒名が変わってから着手したように、一応
は見える。
 このやり方だと、セルをドラッグして
移動するのでは無くて、成が生じる局面で、
棋士はセルの切り取り貼り付けで、駒セル
を移動し無ければならない。ただし、この
切り替えは、木製盤駒で表現する普通の将
棋の着手に慣れている者にとっては、むし
ろ、小気味良い切り替えのはずだと、私は
思考する。
 このような機能があるWACOM社の
ペンタブレットは、32bitWin-
dows(7~XP)pcで動作するもの
しか無く、しかもグレードは、WACOM/
BAMBOO/CTE-x50でx=4と
x=6の2種類だけである。なお、x=4
とx=6の違いは、タブレットの大きさが、
前者が小型、後者が中型とされている。
 今回本ブログの管理人は、テストの為、
新たにWACOM/BAMBOO/CTE-
650中古を、最低線に近い値段で1台、
ディスカウントショップで購入した。
 この2種類のペンタブレットは、以下の
理由から、

先手用に450、後手用に650というふ
うに1台づつ、別々に使用し無ければ不便

である。理由は、

先手と後手とで、「成る」のケースの、
セルの配置の表現が違う

からである。
 表計算ソフトのライブルオフィス/
カルク、オープンオフィス/カルクで両者
共に、ディスプレー正対側の先手では、
成り駒のときに「下端揃えに配置」、逆転
側の後手では、成り駒のとき「上端揃えに
配置」になる。
 なおデフォルトで、「下端揃えに配置」
も、「上端揃えに配置」も、表計算アプリ
ケーションソフトウェアーのライブルオフィ
ス/カルク、オープンオフィス/カルクの
何れの場合も、何らかの特殊キーへ、キー
ボード特殊キー登録は、多分されてい無い。
 ゲーミング用左半分キーボードでも対応
出来、判りやすい文字の組み合わせになる
のは表計算ソフトのツール→カスタマイズ→
キーボード特殊キー登録で、「上端揃えに
配置」をCtrl+g、「下端揃えに配置」
をCtrl+fにしたときのように、私に
は認識される。ただし、これは基本的に、
別の特殊キー機能と、バッティングさえし
無ければ、基本的に任意である。例えば、
Ctrl+をAlt+に変えても、問題は
無いと考えられる。
 以上の事から、ペンタブレットの、ポッ
プアップの成りで先手用のCTE-450
にはCtrl+v→Ctrl+fを、後手
用のCTE-650には、Ctrl+v→
Ctrl+gというふうに、別のコマンド
マクロを、それぞれ「成り表現マクロ」と
して、貼り付け補助ボタン(右下の「元に
戻す」を削除し、そこに貼るなどして)に、
再登録するすれば良い事になる。なお、
不成の「Ctrl+v}は、先手・後手用
で一緒だ。ポップアップメニューに、動作
名を登録出来るので「先手成り」「後手成
り」と、別の名前にしておくと、タブレッ
トが、どっち用なのかも、第三者にも判断
出来る。
 なお、「両方共CTE-450等では駄
目」な理由は、補助ボタンマクロ登録用の
webのWACOMページ上からダウンロー
ドするなどして使用する、PenTablet_5.3.5-3
.exeユーティリティアプリケーション
ソフトウェアーが、ペンタブレットの型番
が一緒の場合は、USBのソケットの位置
で、先手・後手用を判断してしまうからで
ある。つまり、

先手・後手用のCTE-450を逆のソケッ
トに着け違えると、タブレットの機能が、
先手後手であべこべになってしまう

からである。ソケットの位置で、PCの管
理者が、先手後手用を記憶しておくのは、
ソケットを、3つ以上持つデバイスを使用
する場合も多いだろうから、かなり困難だ
ろう。タブレットの機種が別々なら、どう
繋いでも、マクロコマンドが登録されてい
るpcは、それぞれ正しく、先手用と後手
用として認識して動作をするので、問題が
起こらないという理屈である。
 蛇足だが、WACOM/BAMBOO/
CTE-450は、古い32bitPCで
は、USBソケットから流れる電力が、
不足しがちな機種であると、以前本ブログ
で説明している。CTE-650の電力消
費量も、記載によるとMTE-450等よ
りも多い。

本体PCを幾つか選んで、USB端子に供
給する電力に関して問題の無いものを用意
するような調整

等、正式の競技用の日本将棋では、正しく
動作するかどうかを、気を使って入念に
チェックする事が、本ブログの方式では、
相当頻繁に、起こりそうである。
 64bitPC用でポップアップ登録
出来るWACOM社のタブレットが、有る
と良いのだが、実際に

有るかどうか現時点で私には良く判らない。

 そもそも、32bitWindowsの
XP、Vista、7が動作しているpc
は、本ブログの管理人は全機種揃えている
のだが、一般には今やレアーである。だか
ら本ブログの方法で、日本将棋を実際の、
使用中に、問題が全く起こらない、条件が
シビヤな勝負で使うのは、

今のところ一般には、かなり困難と懸念

はされる。中古物品の、寄せ集めの活用に
近いので。システムに多少の不都合が有っ
ても、気楽に使えるような用途に、このや
り方は、むしろ適しているという訳である。
(2024/02/17<<1582year'sEditionGregorio)

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