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島根県松江市夫敷遺跡で5C泰山墨書土器(長さん)

今回は、島根県松江市の表題夫敷遺跡で、
古墳時代中期、5世紀ころの甕型土器に、
山岳信仰用祭祀土器として用いた事が疑
われる、漢字で「奉山」と書かれている
ように見える、模様が在るとの旨の紹介
である。弥生時代後期程度から、島根県
付近で見られる渡来人の山岳信仰ないし、
山での活動に関連する信仰に関連する遺
物が有るとの本ブログ主張を、補強する
遺品と考える。
 遺物の写真がweb上に公開されて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が
奈良文化財研究所発掘報告書デタベース
全国遺跡報告総覧に登録公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
2188_1_夫敷遺跡.pdf
 発掘報告書の名称は以下の通りである。
夫敷遺跡、西暦1989年、
建設省松江国道工事事務所、
島根県教育委員会。
 発掘報告書冒頭例言により遺跡の場所
は島根県松江市(八東郡東出雲町:当時)
出雲郷字額ノ免1524-2。遺物が出
土したのは西暦1987年前後の事のよ
うである。
 遺物の成立年代は遺物は、6-A区の
中間層で出土したが、発掘報告書第16
ページ付近の記載によると、古墳時代中
期、5世紀頃の土器が複数出土し、話題
とする土器遺物も、その頃すなわち、
5世紀成立と、読み取れるように考える。
 遺物の写真は発掘報告書写真図版第
18の最上段左に在って、スケッチ図第
23の遺物番号11番との旨、ナンバリ
ングされている。壷型の土器のようにも
私には見えるが、発掘報告書によれば甕
だという事である。

夫敷泰山.gif

 上図のように写真で右端の欠け目に縦
に漢字で、奉山と読めるような暗い模様
が在るように見える。
 古墳時代中期の5世紀迄に「奉山」と
の漢字が日本に存在し、おそらく渡来人
が記し、道教信仰ないし古墳に埋葬した
有力者の山での活動に関連した祭祀用の
疑いが有るとの旨の、本ブログの主張を、
繰り返して補強する出土品であると私は
疑っているという事である。(2023/06/04)

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