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東京都府中市武蔵国府跡で平安前期将棋駒型砥石(長さん)

今回は東京府中市武蔵国府跡で2020年
頃の発掘調査で、将棋駒型で紐穴の有る、
「砥石」とされた物品が出土しているとの
旨の紹介である。
 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
 pdfファィル名は、以下の通りである。
138940_13_府中市の遺跡.pdf
 第1pdf「138940_1_府中市・・」より、
発掘報告書の名称は、以下の通りである。
府中市埋蔵文化財調査報告第238集
府中市の遺跡1、2024年3月、府中市
教育委員会。
 第22pdf発掘報告書末尾抄録により
遺跡の場所は、東京都府中市美好町3丁目。
遺物が出土したのは、西暦2020年前後
の事のようである。
 遺物の成立年代は、遺物は第1868次
武蔵国府跡調査で出土し、発掘報告書第
54ページ(第13pdf)付近の記載に
より、9世紀末から10世紀前半の、平安
時代前期の、住居跡第34号で出土したと
の事である。
 遺物の写真は、発掘報告書同じく第13
pdfの写真図版第1868-18図(発
掘報告書のページで第63ページ)の、
上から3段目左と中央に、両面の写真が
あり、本文に「砥石」であるとの旨記載が
有る。

武蔵国府将棋砥石.gif

 上図のように、紐を通すように、私には
見える穴が、上部でかつ中心線から外れて
有り、

石の札のようにも見える。

 用途は私には謎だが。将棋の駒が、元々
名札であった疑いを匂わせる貴重な品だ。
(2024/04/12)

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