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西洋チェスの王と女王はなぜ白黒逆か(長さん)

以前、インドの古将棋である二人制古インド
チャトランガをチェックしていて気がついた
事がある。このゲームは、真似将棋を指すと、
引き分け必然であるにしても、先手必勝であ
るにしても、

先が見えてしまう

という問題が有る事である。これは、序盤に
八方桂馬がニ枚づつ有る、ゲームである事が
大きい。
 web上に明確な回答は見当たらないが、
西洋チェスの初期配列で、白黒のキングと
クイーンが逆配列なのは、

マネチェスを、最初から拒否しているから

に違いない。
 もう少し、先に進もう。西洋チェスでは、
後手の黒番はチャトランガ等と同じく、王が
左、大臣から進化した女王が右である。しか
し、先手の白番は、これとは逆で、王が右、
女王が左である。チェス盤はチェッカー模様
になっていて、王を同じ色の升目に置く習慣
に、なっているようだ。
 事実は以上である。
 これは、簡単に先行研究は探せるであろう。
多分、日本のゲーム史研究者の、旦代晃一氏
が、三元社(2002)が出版した、

日本文化としての将棋

あたりでも、言及しているに違いない。
 残念ながら、前に見かけたとき、佐伯真一
氏の普通唱導集の将棋唱導唄の分析部分を、
私は集中して読んだ結果、旦代氏の将棋の
起源絡みの執筆部分を、うっかりして読み
飛ばしたようで、無念である。
 何れにしても本ブログでは、

西洋チェスの先後手逆配列(線対称型)は、
マネチェスの事前防止

との見かたを、今の所支持したいと考えてい
る。(2019/09/12)

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