SSブログ

徳島県川西遺跡夲(+→卅)横奔王忌避を示唆か(長さん)

以前述べたような、本ブログの夲の字を本の
別字に決め付ける解釈は、軽率である。夲は、
奔ではないが、動きのカテゴリーを含む場合
があり、向きの自由度が無いが速度が速いと
いう点では奔に近い。だから、2文字目の名
詞の意味する階層の人間が、動作の速度が速
い動きをする者である事を、表現しようとし
ているものの、

奔では不具合が有ると認識される場合、奔の
代わりに夲にする可能性がある。

 他方奔王に関しては、将棋駒として著名に
なった時点で、慣れから来る習慣から違和感
が無くなったが、

本来は”逃げ回る、情け無い王様”の意味が
あるとみられる。だから、将棋名として、
初期の頃には使われない理由が存在

する。そこで、”夲(+→卅)横”、つまり
+の所が卅に置き換わった夲横と表現された
徳島県川西駒は、奔王の別名が何処かに存在
するので、その事を頭に入れた上で、これを
忌避して夲王と、心の中で置き換えた上で、
当時の周りのプレーヤーの習慣に従い、
”夲(+→卅)横”と遺物に書いた。以上の
ように、裏読み出来るのかもしれない。
そこで、今述べたように考えて良いのかどう
か。以上を今回の論題とする。回答から書く。

否である。奔王は成立して、い無い可能性も
有る。

では論を開始する。
 本ブログで以上のように、冒頭で述べた推
論を否定的に考える理由は、奔王の駒名など
その時点で誰も使っていなくても横と王とが、
たまたま日本語では、音が完全に同じな為、

奔横が有ると奔王も、自分のいる場所から見
て、離れた所で、いかにも使われていそうだ
と思えてしまう点にある。
 つまり、横行の後ろ升目に玉将が有ると仮
に本ブログのモデルが正しいとすると、玉は
王といっしょだというのも当たり前なので、
奔横が正しくても、

奔王が『都では本来』だと間違って”勘ぐる”

という事が、起こりがちだと推定する事は自
然だと、私は考える。つまり幻の奔王を想定
してしまい、不具合を避ける必要が本来は、

全く無いのに、杞憂で、奔横を夲横と表現

しようとしてしまうという事は、結構起こり
がちだと、私が考えていると言う意味である。
 しかし、書き駒師が、そのような”勘ぐり
間違い”をしたときに、プレーヤーから、
実際には”奔横しか無い”と指摘されれば、
夲横と書いてしまった後で”夲(+→卅)横”
と、≪書き足す≫場合があったのでろう。そ
の状態の文字を、我々は”川西本横”の実物
として、ひょっとして見ているのでは、ある
まいか。
 つまり、横と王の言葉の音が、まったく一
緒でかつ、玉将と横行が、仮に本ブログが、
”西暦1230年頃の大将棋”として仮定す
るように、前後に配列されていれば、実際
には発生していない奔王が、その時代にあた
かも有るように見えるという事が、起こらな
いとは言えない。
 だから、”夲(+→卅)横”の存在から、
奔王がその時代に、何処か別な場所に有るよ
うにも、我々後世の推定家にさえも、一応は
見えるものの、

そう即断・決め付けが、完全に出来るとまで
は、今の所証拠が少ないため弱くて行かない。

以上のように、本ブログでは考えているとい
うことである。そして、そのような杞憂を実
際に、多数回繰り返しているうちに、横行を
袖に移動させた局面で初めて、本当に奔王が
発生し、多数のプレーヤーが、皆で示し合わ
せて使った勢いで、”逃げ回る情け無い王様”
の意味は、将棋のプレーヤーの間からは失念
されたて駒名として奔王が確立された。以上
のように推定しても、極端な不自然さは無い
と、依然私は考えるのである。(2021/01/19)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。