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熊本県菊池市ワクド石遺跡で平安期俊馬墨書土器(長さん)

今回は、本ブログで従来より、龍馬は駿馬
の意味であると記載してきたが、駿と俊で
字は違うが、平安期に「しゅん馬」と意識
されて、飼われていた馬が、存在した事を
示唆する、漢字で俊馬と書かれた、杯型の
墨書土器が、熊本県菊池郡旭志村で出土し
ているとの旨の紹介である。
 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
15603_1_伊坂上原遺跡・ワクド石遺跡・城ン原遺跡.pdf
 発掘報告書の名称は以下の通りである。
熊本県文化財調査報告第213集
伊坂上原遺跡・ワクド石遺跡・城ン原遺跡、
2003.3、熊本県教育委員会。
 遺物はこのうち真ん中の、ワクド石遺跡
で見つかったようである。
 発掘報告書序文によるとワクド遺跡の場
所は、熊本県菊池市(旧:菊池郡旭志村)
川辺。遺物が出土したのは西暦2000年
前後の事のようである。
 遺物の成立年代は、発掘報告書末尾抄録
によると、遺跡自体が平安期のものと考え
られ、平安期の墨書土器と考えられている
ようである。
 遺物の写真は発掘報告書写真図版第12:
”ワクド遺跡出土遺物(3)”の、上段に
在り、遺物番号第103番との旨、ナンバ
リングされている。杯型土器の底面の写真
のように、私には見える。

ワクド石俊馬.gif

 上図のように、写真で反時計回りに少し
回転しているが、綾ないし俊のように見え
る漢字模様と、その下にはっきりしないが、
もう一字、漢字模様が在るようにも見える。
発掘報告書第32ページ付近の記載による
と「鶴」の崩し字か、2文字だが不詳と考
えられているように読み取れる。

私見だが、俊馬と書かれている

かもしれないと考える。龍馬と同義語の意
図で書かれており、平安時代、朝廷へ献上
する馬に、付帯させる為の土器だったのか
もしれないと私見する。(2023/03/29)

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