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鎌倉横小路流改善熊澤良尊型大将棋の二中歴風説明(長さん)

今回は、以下に二中歴の大将棋のルール説明
のスタイルで、13升目96枚制の
鎌倉横小路流改善熊澤良尊型大将棋のルール
説明文を作成してみる。悪行の有る、すなわ
ち後鳥羽上皇期の自陣2段目が平安大将棋で、
駒師熊澤良尊氏提案の、桂馬列を寄せた形の
94枚+2枚で96枚制将棋のルールである。
以下内容>
13升目の大将棋の中に、双方48枚ずつの
駒計96枚の将棋駒を使う取り捨てルールの
将棋を想定できる。これを鎌倉横小路流改善
熊澤良尊型大将棋と称す。
 中央最下段に玉将を置く。全8方に歩む。
盤上にこの駒が無くなれば負けである。即ち、
次の手で玉将を盤上の何処に動かしても相手
に取られてしまう状態になったとき、その棋
士は負けとなる。
 玉将の隣に金将を置く。1歩歩みである事
は玉将と同様だが、斜め後方に後退できない。
計6方向歩みである。将の付く駒は、以下も
歩みである。
 金将の隣に銀将を置く。横と後に行けない。
計5方向歩みである。この将棋では、銀将も
含めて駒は全部成らない。
 銀将の隣に桂馬を置く。前に前進した位置
の斜め前の隣接する升目へ、直接行き先に跳
び越す。最上段でも、そのルールで動かせる
が、盤外に飛び出したら二度と盤上に戻って
来れないし、捨て駒扱いになり2度と使え無
いし、相手の持駒に変化する訳でもない。こ
の駒については、最上段での盤脱出は勝敗に
も影響し無い。
 桂馬の隣に銅将を置く。前後左右に1歩歩
む。斜め隣接升目には動かせない。計4方向
歩み。
 銅将の隣に鉄将を置く。鉄は旧字「鐡」が
正式だがエクセル上の表記はどちらでも良い。
隣接の後ろの3方向の何れにも動かせない。
その他計5方向へ歩む。
 鉄将の隣、盤の端筋最下段に香車を置く。
前方に幾らでも走れる。障害物が無ければ、
盤から外に出しても良い。その際桂馬と同様、
その香車にとり自殺手になるだけで、ゲーム
の進行に特段の影響は無い。
 中央最下段の玉将の前升目2段目に悪行を
置く。横にどこまでもと、前方に一升行く。
斜めと後ろの計5方向へは動けない。また、
相手陣最奥で更に前進して、盤から出せれば
相手玉を詰まなくても、トライ勝ちとなる。
よってこの駒が、相手陣最奥に居る状態で、
相手が悪行を取れないと相手の負けとなる。
前進した仲人と、歩兵の場合も同様。繰り返
すがこの将棋に 成りによるエクセルのセル
の内容変更の為の、キーボードを使用した
タイピング作業は、全く存在し無い。
 銀将の前の升目に猛虎を置く。斜め前の
隣接升目に1歩進む。計4方向歩み。
 桂馬の前、猛虎の横の升目に飛龍を置く。
角行の如くに斜めに走るが、2歩以上遠くへ
行かなければならない。つまり角行と同じく
斜め走りだが、角行とは異なり隣の升目で止
まれない。隣接升目の相手の駒は取れない。
また隣接升目に別の駒が有るとき、跳び越し
て更に遠くへは走れない。その他については、
角行の如くに走って、途中に相手の駒が有る
時には、相手の駒を取ってその升目で止まる。
香車や飛龍、以下の走り駒のルールは、将棋
一般と同様である。
 端列の香車の前升目へ反車を置く。意味が
飛車と同じになってしまい紛らわしいが、字
は一応違うので「奔車」表記でも、どちらで
も構わない。平安大将棋の奔車の如くに前後
に幾らでも走る。盤から出す手は、二度と、
この駒は盤上に戻って来れないが、指しても
良い。盤から手前と向こうどちらに出しても
桂馬・香車等同様、勝敗には無関係。
 中央悪行の前の升目に奔王を置く。八方に
何処までも走る。二度と戻れないが盤から外
に出す手を指してもよい。以下走り駒も同様。
 奔王の隣、金将の2つ前の升目に龍王を置
く。前後左右計4方向に走りかつ、斜め前に
歩む。
 龍王の隣、猛虎の前に龍馬を置く。斜めに
何処までも走り、前後左右に歩む。
 龍馬の隣、桂馬の2つ前すなわち飛龍の前
升に、角行を置く。斜め計4方向に何処まで
も走る。前後左右へは行けない。角行も以下
の飛車も、この将棋では皆、不成りである。
 角行の隣、銅将の2つ前の升目に竪行を
置く。前後に走り、左右に歩む。斜めへは行
けない。
 竪行の隣、鉄将の2つ前の升目に横行を
置く。横に何処までもと前後に1歩歩む。斜
め計4方向へは行けない。即ち悪行と異なり、
後退する事ができる。最上段からトライして
も、悪行と異なり勝敗には無影響。
 横行の隣、反車の前の端列3段目に飛車を
置く。前後左右計4方向に走る。斜めへは行
けない。
 また4段目の全ての列に、合計13枚の
歩兵を置く。前に1歩歩む。最上段で相手の
陣から前に出せればトライ勝ちとなる。即ち
歩兵が最上段に居る状態で、相手がその歩兵
が取れなければ、玉将が詰んで居なくても、
着手のやりようが無く負けである。
 第5段目の端から第4列目の歩兵の前、
角行を置いた升目の2升目前の両方の升目に、
計2枚の仲人を置く。前後に歩み、歩兵と同
じく相手の陣奥の最上段で、更に前に出す事
が出来れば玉将が詰んで居なくても、トライ
勝ちになる。すなわち、仲人が最上段に居て
相手が直ちにこの仲人が取れなければ、相手
は、着手のやりようが無く負けである。
 再度繰り返すと、この将棋に成りは無い。
相手陣突入等の際、エクセルシート上で成駒
名に、駒の名前を変える作業は無い。
 この将棋では相手玉将を詰むか又は、歩兵・
仲人・悪行の何れか1枚の駒の、最上段から
のトライのどちらもで勝ちになる。
 故に使用した駒の単純自殺、ただし例外と
して玉将を出すと、自殺手着手の負けだが、
盤外に自分の駒を出す手が指せる。
 更に持駒ルールも無い。取られた駒や盤外
に出た駒は全て捨駒となる。よってエクセル
シート上では、不要な駒は上書きによる消去
または消すだけで良く、シート上の特定領域
に作成した「持駒台の領域」に移動した後に、
成っていれば元の駒に書き直した上で、相手
方の駒の色に直したりは、特段し無くて済む。
以上が、この将棋のルールである。(2023/07/02)

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