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島根県高浜遺跡の□将の写真(長さん)

以前に、日本最古の小将棋の将棋盤で有名な、
2010年前後に発掘された、島根県出雲市
高岡町の高浜遺跡の発掘報告書に、将棋盤の
のスケッチ図と共に、□将と読まれた将棋駒の
記載がある旨、本ブログでは述べた。
報告書は奈良文化財研究所の発掘報告書データ
ベース、全国遺跡報告総覧に収録されていると
見られ、
36069_1_高浜Ⅰ遺跡3区.pdf
である。この報告書の
”高浜Ⅰ遺跡(三区)”で、48ページに、
問題の将棋駒のスケッチが載っている。
 さいきん、別冊子の報告書であるが、この出
土駒の写真を発見した。こちらの方の報告書も、
全国遺跡報告総覧に収録されていると見られ、
pdfファイル名は以下の通りである。
23253_1_高浜Ⅰ遺跡.pdf
両方共、web上で公開されている。
なお写真は、巻末の図版21の左上にある。

出雲市高浜□将.gif

正直やはり、駒名は私には判らない。この駒は
屋敷跡の地面の下から出たようである。
 少し離れた所から出たと見られる将棋盤と
共出土の木簡とこの駒も同じ時代だとすると、
成立が1506年前後と見られるので、飛車か
角行だと貴重だが、証拠は余り無いようである。
なお、発掘者により表題のように”□将”と
読まれている。
 なお、もう一枚の出土駒の写真も、今回紹介
したpdfファイルに収録されているが、こち
らの駒名も私にも全く読めなかった。出土地点
に関し同じ遺跡内だが、将棋盤、口将駒、不明
駒は全部互いに捨て場が、ばらばらだという事
である。(2020/08/26)

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