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溝口和彦氏の普通唱導集大将棋(提示web.2010年)(長さん)

本ブログでは過去に、溝口和彦氏の普通唱導集時代の大将棋に
ついて、複数回言及している。仔細はそちらに任せる事にして、

将棋駒オモテ側の初期配列位、載せなかった判りにくさ

について、冒頭お詫びすると共に、以下簡単に、本ブログでは、
何を主張しているのかについて述べる。
 まずお詫びし、”普通唱導集時代の大将棋は、後期大将棋だ”
とする現在の通説に準じて、後期大将棋、溝口和彦氏の普通唱
導集大将棋(web.で主張)、本ブログの普通唱導集大将棋
の、それぞれ駒オモテ面を初期配列した図を掲載する。

後期大将棋(通説のイコール普通唱導集時代の大将棋)

口一 香車桂馬石将鐵将銅将銀将金将玉将金将銀将銅将鐵将石将桂馬香車
口二 反車口口猫刃口口猛豹口口盲虎酔象盲虎口口猛豹口口猫刃口口反車
口三 口口猛牛口口嗔猪口口悪狼鳳凰獅子麒麟悪狼口口嗔猪口口猛牛口口
口四 飛車飛龍横行竪行角行龍馬龍王奔王龍王龍馬角行竪行横行飛龍飛車
口五 歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵
口六 口口口口口口口口仲人口口口口口口口口口口仲人口口口口口口口口
口七 口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口
口八 口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口
口九 口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口
口十 口口口口口口口口仲人口口口口口口口口口口仲人口口口口口口口口
十一 歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵
十二 飛車飛龍横行竪行角行龍馬龍王奔王龍王龍馬角行竪行横行飛龍飛車
十三 口口猛牛口口嗔猪口口悪狼麒麟獅子鳳凰悪狼口口嗔猪口口猛牛口口
十四 反車口口猫刃口口猛豹口口盲虎酔象盲虎口口猛豹口口猫刃口口反車
十五 香車桂馬石将鐵将銅将銀将金将玉将金将銀将銅将鐵将石将桂馬香車

溝口和彦普通唱導集大将棋(2010/10/14(木)午前 3:47。)

口一 香車桂馬石将鐵将銅将銀将金将玉将金将銀将銅将鐵将石将桂馬香車
口二 反車口口猫刃口口猛豹口口盲虎口口盲虎口口猛豹口口猫刃口口反車
口三 口口猛牛口口嗔猪口口悪狼口口酔象口口悪狼口口嗔猪口口猛牛口口
口四 飛車口口飛龍口口横行竪行角行口口角行竪行横行口口飛龍口口飛車
口五 歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵
口六 口口口口口口口口仲人口口口口口口口口口口仲人口口口口口口口口
口七 口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口
口八 口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口
口九 口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口
口十 口口口口口口口口仲人口口口口口口口口口口仲人口口口口口口口口
十一 歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵
十二 飛車口口飛龍口口横行竪行角行口口角行竪行横行口口飛龍口口飛車
十三 口口猛牛口口嗔猪口口悪狼口口酔象口口悪狼口口嗔猪口口猛牛口口
十四 反車口口猫刃口口猛豹口口盲虎口口盲虎口口猛豹口口猫刃口口反車
十五 香車桂馬石将鐵将銅将銀将金将玉将金将銀将銅将鐵将石将桂馬香車

本ブログ普通唱導集大将棋(1290~1350年。2017電王戦直前。)

口一 香車桂馬鐵将銅将銀将金将玉将金将銀将銅将鐵将桂馬香車
口二 反車飛龍嗔猪猛牛猛虎鳳凰酔象麒麟猛虎猛牛嗔猪飛龍反車
口三 飛車横行竪行角行龍馬龍王奔王龍王龍馬角行竪行横行飛車
口四 歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵
口五 口口口口口口仲人口口口口口口口口口口仲人口口口口口口
口六 口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口
口七 口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口
口八 口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口口
口九 口口口口口口仲人口口口口口口口口口口仲人口口口口口口
口十 歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵
十一 飛車横行竪行角行龍馬龍王奔王龍王龍馬角行竪行横行飛車
十ニ 反車飛龍嗔猪猛牛猛虎鳳凰酔象麒麟猛虎猛牛嗔猪飛龍反車
十三 香車桂馬鐵将銅将銀将金将玉将金将銀将銅将鐵将桂馬香車

本ブログの主張内容は、

”普通唱導集大将棋の唱導唄に、この中で合致するのは、
本ブログの普通唱導集である

から、溝口和彦氏の説に、更に加えて別の説を提示した”と言う
事である。
 溝口氏の後期大将棋イコール説への批判は、普通唱導集の大将
棋唱導唄に、特定の駒名が出てこないという単純な主張ではない。
つまり溝口氏も”将棋の戦法に関して、後期大将棋だとすれば、
普通唱導集の内容とは違う”と主張されていたように思う。なお、
一例で示せば、”反車香車が耳を破り”という句は”反車という
駒と香車という駒が存在する”という日本語の意味ではないから、
彼の見方は当たり前である。そして溝口氏の見方が、まともだっ
たと解釈できる理由は、彼の私のモデルに対する2010年当時
の、彼のブログ上での、私のコメントに対する、後で述べる再批
判パターンからも、証明できる。
 ともあれ簡単に、本ブログの主張を示すと、次のように、

実際の唱導集史料との対応という観点から

三者間の優劣が比較される。

①・(相手右辺とみられる)”反車香車が耳を破り、飛車を退け
る”という戦法は主流か?

後期大将棋:No.(獅子を使った早々のつばぜり合いが代表的。)
溝口モデル:Yes.
本ブログ:Yes.

②・①で、”飛車を退け”れば勝勢なのか?

後期大将棋:No.(守り側の囲いが堅く、攻め落とせない。)
溝口モデル:No.(攻め駒が少なく、攻めきれない。)
本ブログ:Yes.

③・”仲人と嗔猪が腹を合わせ桂馬を登せる”と本当に陣が支え
られているのか?

後期大将棋:I don’t know.(守り駒は陣内で組む。)
溝口モデル:No.(角の攻撃筋に対して、守り駒組が筋違い。)
本ブログ:Yes.

本ブログでは、以上のように考えたので、

溝口モデルとは更に別のゲーム種を考える、必要有りと見たわけ

である。溝口和彦氏は、多分上記の初期配列の、
溝口流普通唱導集大将棋を、その他の所でも主張していたはずだ。
が、考えていたモデルは実際にはこの他、複数有ったようだ。
 また、溝口氏の本ブログモデルへの批判とは、”「飛車を退け」
た後に、麒麟を繰り出し、獅子を右辺の2十の位置で成りこませ
た後の、獅子の喰い荒らしの終盤の姿の方が、序盤戦法に比べて
も、派手さで見劣りがしないはずなのに、普通唱導集の大将棋の
第2節あたりで、言及していないのは不思議だ”という旨の内容
であった。
 今回は、論戦の状況だけ、以上のように示し、

本ブログのこの記事の内容の、信憑性等の判断そのもの、また、
その他の必要な点は、長くなるので読者の判断に御任せする

事としたい。
 何故なら過去ログが、”みぞ氏の将棋の歴史のブログ”に今の
所残っているし、一時期だいぶんモメたが、ヤフー社が、彼らの
運用するブログホスト上で、コメントの書き込みや閲覧を、
登録者のみに限定する行為。つまり、ヤフーブログのホスト誕生
当時の最初からそうしないで、さんざん書き込みが増えてから、
突然、”所詮、web上のホスト運営会社のする事の恒常性とは、
この程度の物でしか無いのではないか。”という、電子社会上で
の不安を煽るという意味での”蛮行”を、最近は特にして居無い。
よって9年前の、彼と私との対話をも当座確認できると私が認識
して、詳しい再掲示も不要だと、今の所、私が見ているからであ
る。(2019/07/01)

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