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2003年の大坂城発掘で金将出土(長さん)

天童の将棋駒と全国遺跡出土駒に、大坂城と
城下町出土の将棋駒が、28枚程度載っており、
そのうち20枚程度が、大阪城城内とみられる。
これらは前世紀の発掘分で、その後の発掘で、
幾分かの出土駒が追加されているようである。
以下は、奈良文化財研究所の発掘報告書のデー
タベースの”全国遺跡報告総覧”の中に収録
されている、財団法人大阪府文化財センター
が2006年に発表した、西暦2003年前後
に出土した、金将駒である。

大坂城金将.gif

 発掘報告書名は”『大坂城址3』財団法人
大阪府文化財センター調査報告書144となっ
ていて、web上のpdfファイル名は、以下
の通りである。(1から5に分かれているが、
将棋駒の写真が、5の図版112にある。)

17493_5_大坂城址.pdf

安土桃山時代のものであり、この金将駒も、
水無瀬駒とみられているようである。落城の際
奇跡的に残った一枚なのであろう。
ゴミ捨て場のような所から、他の雑多な物品と
共出土したとの事なので、大坂夏の陣の当時、
一般人には水無瀬駒の価値は、さほど知られて
いなかったのかもしれない。(2020/11/06)

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