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確認事項。世界の将棋の踊り駒は何故制限走りか(長さん)

梅林勲氏の執筆部とみられる、世界の将棋の
日本の駒数多数将棋の踊り駒のルールについて、
同書を読めば一目なのだが、今一度、踊りと
古文書に記載された動きが、なぜ制限走りに
なっているのかを、確認して置く事にする。

跳び越え駒で無ければ、走りだと見ているから

である。少し説明を加える。この書では、日本
の将棋のルール説明は、後の方で出てくる。

前段に、象が中国象棋では跳び越え不可である
が、イスラムシャトランジでは、跳び越える事
が出来る等、跳び越え駒と制限走り類似駒の、
ルール解説が、個別の駒に関して、随所に出て
くる。

その為、世界の将棋全体を通して読むと、
”飛龍の動きは鳳凰の斜めと違う”との旨が
古文書に書いてあると、跳べない走りであると
解釈できる流れが、同書の上では、自然に出来
ていると見られる

のである。その為、飛龍の斜め動きと、鳳凰の
斜め動きとは違うと将棋纂図部類抄に書いてあ
るのを知っていると、飛龍が、駒を跳び越えら
れないと、

世界の将棋を通して読んでいると、自然にそう
思えてくるように、同書は編集されている

と言えるのである。なお、世界の将棋で日本の
駒数多数将棋に関して、踊り駒のルール解説が
始めて現われるのは、後期大将棋の飛龍と猛牛
に関してである。そこで、制限走りと解説され
ていて、以下天竺大将棋等の踊り駒も、世界の
将棋では同様の形式になっているのである。
 つまり、ゲーム性等をチェックして暗々裏に
踊りを制限走りにした形跡は、同書を読んでも、
余り感じられない。なお、踊りに関して説明し
ている、諸将棋図式の記述等が、世界の将棋で、
特に紹介されたり、議論されたりはしていない
と、私は今の所認識している。(2020/08/21)

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