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長野県松本市弘法山古墳で3C末泰山墨書土器(長さん)

今回は約2年前に発行された遺跡の案内本
に、古墳時代早期とみられる表題の長野県
松本市の遺跡で、「奉山」と、漢字で書か
れたような、黒い模様の有るツボ型土器が、
写真で載っているとの趣旨の、今回は成書
で記載内容の、遺物の紹介である。
 成書名は以下の通りである。
関東・甲信越日本の古代遺跡案内、
西暦2022年4月30日、東京遺跡散策会、
(株)メイツユニバーサルコンテンツ。
 本文第112ページ付近に、以下の情報
が、まとめて載っている。
 遺跡の場所は、長野県松本市中山丘陵北
の弘法山先端。遺物が出土したのは、西暦
1974年前後との事のようである。
 遺物の成立年代は、東日本最古の古墳と
され、図版第1の説明では古墳自体が3世
紀末に築造された、前方後円墳との事で、
その頃のものと取れる、記載となっている。
 遺物は以下のような土器で、5つの土器
の集合写真の右下にある。壷のようである。

弘法山泰山.gif

上図のように、右上から左下に斜めに、第
2字目の「山」の第2画の右の方が不明確
だが、奉山のようにも見える、黒い模様が
ある。
 古墳早期の、渡来人による道教系の山岳
信仰を、ひょっとしたら示唆しているので
はないかと、私はこの遺物についても今ま
で紹介した、類似例と共に疑っている。
(2024/03/24)

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