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富山市新庄城跡より裏崩れ一文字金・桂馬駒出土(長さん)

西暦2014年であるから、少し前の事である
が、表題の富山県富山市新庄城跡(戦国時代地
層)から、一枚だけだが、将棋駒が出土してい
るとの事である。
 新庄小学校体育館改修工事に伴う埋蔵文化財
発掘調査報告書であり”富山市新庄城跡発掘調
査概報”と題するPDFファイルがweb上に
出ている。著作は富山市教育委員会である。
 地層が何層かあり、水分の多い、戦国時代の
古い池状の場所から、木製品幾つかとともに、
この将棋駒は出土したらしい。

崩れ金桂馬.gif

スケッチによると、裏の金は楷書のようだが、
部分的に削れており、”^”+ホのような妙な
書体である。また、上の如く、戦国時代のもの
にしては、やや寸胴である。第一印象で成立年
代に関する情報が無ければ、南北朝時代の頃の
ものかと、私は思っただろう。

正直言って、複数枚出てほしかった。

よもや大将棋系の駒では無いとは思うのだが。
なお、将棋駒以外の共出土物は、形がモダンで、
近世に近い中世の遺物風である。(2020/01/11)

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