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愛知県一宮苅安賀遺跡2001年報告書2枚将棋駒(長さん)

以前に愛知県一宮苅安賀遺跡にて2016年
前後に2枚の、駒種も詳細も不明の将棋駒出土
が有るとの旨述べた。その際2001年に作成
された、同地域の発掘報告書には、出土将棋駒
の記載が無いとも述べた。が、その後よく調べ
た結果、

間違いだと判った。

なお、該報告書の表題は、以下の通りである。
愛知県埋蔵文化財センター調査報告書第93集
苅安賀遺跡、2001年。
また報告書のpdfファイルは以下の通り。
1880_1_苅安賀遺跡.pdf
その後半の”PL127”とナンバリングされ
たページに、以下の2枚の、恐らく磁器製の
五角形の将棋駒状物が記載されている。

愛知県苅安賀歩兵.gif

以下の遺物も同じページに写真で有る。

愛知県苅安賀しるし.gif

上の物品は、歩兵駒であるが、下の方は私に
は謎だ。”しるし”と記載されているように、
個人的には読む。
 これらの将棋駒状物品は、2001年版の前記
発掘報告書では”土製品”となっている。が土器
だとしても磁器だとしても、”しるし”と書かれ
た物品は少なくとも、余り強度の要求されない用
途に使われたのだろう。なお

”しるし”遺物は私には、将棋の駒には見えない。

 愛知県教育サービスセンターおよび、同埋蔵
文化財センターの作成した前記発掘報告書の本文
にこれらの物品の詳細説明は無い。19世紀成立
のゴミダメに、まとまって見つかった遺物の
一部のように書いてある。出土したのは前世紀の
末だったようである。以前にも書いたが、遺跡自
体は、安土桃山時代の城跡の地点との事である。
 近代に入ったばかりの頃の遺物との心象を、
発掘報告書から個人的には受けるが。2016年
頃発表されている2枚に加えて計4枚なのか、
それとも同じ物であって、計2枚なのかも判ら
ない。そのため今の所、詳細は議論し辛い状態だ
と考える。(2020/12/01)

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クマさん

どなたか存じませんが、将棋の歴史についての深いご研究に敬意を表します。
映像二つ目の駒。「しるし」とお読みになった「駒」の文字ですが、私には「金」の草書(略字)に見えます。この文字は、現在の香車の裏の文字によく見かける字形、草書の「金」だと見ました。
つまり、最初の「し」とお読みになった部分は、金の最初の2画の形。「る」は金の中央の部分。あとの「し」は金の最終横棒。
いかがでしょうか・・。
by クマさん (2020-12-02 01:00) 

df233285

クマさんどうもありがとうございます。(長さん)
本文には、余り自信がないという気持ちで「しるし」と書きました。
あなたの言うのが正しいのかもしれないと、言われてみれば
思います。
by df233285 (2020-12-02 07:28) 

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