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山梨県甲府市山梨学院運動場遺跡で11C桂馬墨書土器(長さん)

今回は、成立年代から日本に将棋がその時代
に有る疑いが持たれる、山梨県甲府市出土の
桂馬墨書土器片の話題である。

「神馬」と書いてあり、軍馬の慰霊等である
疑いがある。

 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
6567_2_山梨学院川田運動場遺跡群.pdf
 発掘報告書の名称は以下の通りである。
甲府市文化財調査報告37、山梨学院川田運動場遺跡群
(桜井畑遺跡。亀田遺跡。川田久保田遺跡)、
2008年、学校法人山梨学院・甲府市教育委員会・
川田遺跡群発掘調査団。
 なお遺物は、南側の桜井畑遺跡で第3次調
査の際発掘されたようであり、他の遺跡は、
桜井畑遺跡に北側で接している。全体が南北
650メートル、東西1キロ程度に、広がっ
ているようである。
 発掘報告書第1本文pdf末尾の抄録によ
ると遺跡の場所は山梨県甲府市川田町176。
遺物が出土したのは西暦2000年前後と見
られる。
 遺物の成立年代は、第40号ピットで遺物
が出土したが、遺物を含んだ用土が10世紀
後半以降との旨記載が有り、本ブログの解釈
では11世紀頃ととれるように、第1本文
pdfの、第817ページの記載から読取れ
ると考える。
 遺物の写真は、第2写真図版pdfの写真
図版第3次発掘の図版第61の下から3段目、
左から2番目に在り、ピット第40号の第1
番との旨、ナンバリングされている。土器の
破片のように見える物品の、外面とみられる
部分である。

山梨学院桂馬.gif

 上図のように漢字で第1字目に木へんに、
±のような文字、2字目が反時計回りに30°
位回転していて不自然だが、薄く馬に見える
ような、灰色の模様が見える。

日本に、将棋が成立した頃とも見られるので、
将棋の桂馬から来ていても、一応おかしくは
無い

とは考える。しかしながら、字が曲がって配
置されている上に、桂の字が不明解である。
 そこでよく見ると、馬の字に向きが合うよ
うに、模様を見直すと、

桂の木へんは、神のツクリの縦棒のようにも
見え、漢字で「神馬」と書き、牧場で軍馬等、
朝廷に献上する馬が死去したので、それを慰
霊したようにも見えてくる。

 本ブログでは、今のところこの遺物に関し
ては後者の解釈を取り、古代の軍馬等の馬の、
慰霊・祭祀用遺物等では無いかと疑っている。
(2022/09/26)

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