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新潟県窪田遺跡代官所跡から江戸時代風銀将駒出土(長さん)

新潟県(当時)岩船郡神林村(現村上市)南田中
字窪田にある、窪田遺跡より、西暦2007年に、
形から江戸時代ころのものではないかと疑われる、
裏一文字金銀将駒とみられるものが、一枚出土し
たそうである。
日本海沿岸東北自動車道関係発掘調査報告書13、
PDFファイル名:24238_1_窪田遺跡1.pdf
の後ろから10ページ前後、前の所に図版(出土)
”木製品”に写真が出ている。調査報告書を発行
したのは、新潟県教育委員会と、
新潟県埋蔵文化財調査事業団である。
 web上に情報があるが、サイトを検索して、
Hitさせると、PDFが直ちにダウンロード
される状態になる。窪田遺跡の中でも、字窪田
1252番地付近にあると書かれ、詳細判らない
が、近くの金屋という地点に、江戸時代の代官の
陣屋が、有ったとの事である。
 新潟県では、砂山中道下遺跡から幾分か古い、
室町時代~安土桃山時代にかけての、裏一文字金?
銀将駒が出土していたが、近世風の駒は余り
知られていなかったと、私は認識している。
 写真のように、近世・江戸時代風の成り一文字
金銀将駒のように見える。

新潟窪田遺跡銀将.gif

 江戸時代には東北地方までは、仙台伊達藩の大
名のような富裕層だけでなく、庶民層にも着実に、
日本将棋が普及していたという事柄は、南部絵暦
に、将棋の駒の絵が有る点等からみても自明だが。
はっきりとした現物証拠が、ここへ来て出揃って
きたようだ。以上の点で、この新潟県の出土駒は、
興味深いものがある。(2020/04/24)

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