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大阪府四条畷市更良岡山遺跡で古墳期仲五角石札(長さん)

今回は、大阪府四条畷市の古墳跡遺跡で、
遊戯盤のような絵と漢字で「仲」のように
読める字が書かれた、五角形の将棋駒型の
札状石小板の出土の紹介である。

呪い用の装飾品

ではないかと疑われる。
 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
21968_1_更良岡山古墳群発掘調査概要.pdf
 発掘報告書の名称は以下の通りである。
四候畷市埋蔵文化財包蔵地調査概報9
更良岡山古墳群発掘調査概要、1981.3、
四条畷市教育委員会。
 発掘報告書冒頭の「調査に至る経過」に
よると遺跡の場所は、大阪府四条畷市
市岡山4丁目6番地。遺物が出土したのは
同じく発掘報告書冒頭の例言によると、
西暦1975年前後の過去調査の事のよう
である。
 遺物の成立年代は、発掘報告書の第34
ページの記載から、5世紀前後の古墳時代
中頃に遺跡が成立した事が、この発掘の数
年前の四条畷市の調査で判っており、遺物
はそのとき出土した物品の再紹介のように
読取れる。
 遺物の写真は、発掘報告書の写真図版第
24:”遺物写真・石製品”の、下段中央
にあり、写真は2コマ有って、互いに反対
である面をそれぞれ1枚のづつの写真コマ
に撮影している。

更良岡山古墳盤仲.gif

 上図のように、五角形の名札のように見
える物品で、同一領域から出土したマガ玉
と、大きさを比べてみると、将棋駒程度の
石板のようである。
 そして、図のように片面に、交差線の入っ
た遊戯盤模様、すなわち「呪いマーク」+
漢字で「仲」のように見える、灰色の模様
が、有ると言われれば、そうにも見える程
度に有るようである。身体飾りで「♯仲」
つまり「魂映せり」の意と読むと的確な、
お守りに類する装飾品が、疑われるように
思う。
 すなわち本出土品は、

渡来人が漢字を書いたもので、五行説は、
大阪府四条畷市付近で、5世紀には既知

であり、中国六朝時代の陰陽五行に基づく、
更良岡山遺跡古墳埋葬者の、呪い身体飾り
なのではないかと私的に疑っている。後に
将棋駒が、この物品の形で好まれたのは、

古墳時代中期には、日本で五行説は渡来人
には、本国の文化だったから、当たり前に
伝来済だったという、事情に過ぎなかった

からではないか。以上のように、本ブログ
の管理人は、従来より私的に疑っていると
いう訳である。(2023/02/15)

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