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表計算ソフトで15升目4人制日本将棋(長さん)

持駒の有るゲームで、表計算ソフトのシート
を将棋盤、セルを駒として指す手法の例として
15×15升目、80枚制の4人日本将棋
をテストした。
 新作のゲームであって、既存のアプリケー
ションソフトは当然存在せず、駒の色分けが
4色で、4方向から4人で指さなければなら
ないパターンのゲームである。なので、表計算
ソフト指しの日本の将棋としては、手ごろと
考えた。
 15升目にして袖の6列を除き、中央9列
に、日本将棋の通りに駒を並べ、入玉ルールは
無しだが、その他は日本将棋のルール通りにし
て、そもそもこのゲームが、有る程度面白いか
どうかを、米マイクロソフト/オフィス/
エクセルにタイプ入力、色分けして、駒の向き
は最初は変えずに一人指しした。下記の表現を
するときに以下のように初期配列と、終了時の
棋譜を、独ドキュメントファウンデーション/
ライブルオフィス/カルクで、取った玉将以外
は、持駒を所有の棋士の色に正しく直してから、
駒を棋士の座した位置に合わせて、回転して
表現/表示してみた。

四人日本将棋.gif

 上が、この新作将棋の初期配列。

四人日本将棋終.gif

 下が、一例で右側「青色」の駒を持った棋士
の勝利した、最終局面である。
 なお、日本将棋に無いルールとして付け加え
たのは、着手は「赤色棋士」から、反時計回り
に指すこと。他の棋士の陣地3段目の9列以内
が基準で、日本将棋の要領で成る事。玉将の詰
ではなくて捕獲で負けになるが、2番目に詰ま
される棋士は、その時点で残りの棋士が2人に
なるケースと、勝者が決まるケースとが有る場
合、詰み将棋のように、なるべく手数が長くな
るように「抵抗」するのではなくて、前者のよ
うに競技が更に続くように、玉将が取られるよ
うにしなければならない事。玉将が取られたら、
持駒もすべて、取った棋士にいっきに移行し、
駒の動きも、以降回転する事。その際行き所の
無い駒が生じても、仕方ないとした事。以上の、
七国将棋流の手法を採用した。
 実際に指して見ると、「飛車先の歩を突き捨
てる」のに、手数が掛かりすぎ。残り2人の
対局になったときに、互いの玉周りでしか戦闘
が起こらないという、中将棋以上の盤升の多い
将棋で目立つ。袖の両側の香車頭の歩兵が、
指し終わりまで、そのまま残り易い。(なお、
表計算ソフトセル記号で、初手▲D17歩には、
DB18飛の受けが有る。)以上のような欠点
が、そのまま出るという点で、

日本将棋に劣る。

ただし、表計算ソウトのテストで使う程度なら、

前記3つの点の欠陥はなんとか我慢できる程度

という結果であった。なお、上図の初期配列か
ら、計算ソフトのセル番号で▲D19香車~
▲D20角行~▲A17角行成は、
DB20飛車と受けられて、成立し無いとみら
れる。何れにしても、表計算ソフト将棋の
チェック方法のひとつとして、以降使用には耐
える程度の出来の、将棋様ゲームにはなるよう
に思われた。(2023/08/13)

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