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兵庫県神戸市深江北町遺跡で古代神山泰墨書土器(長さん)

今回は、古代成立の神戸市出土の椀状土器に、
神(改行)山奉と書いてあり、山岳信仰で
ある事が良くわかる、古代成立の出土土器の
話題である。
 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
10642_1_深江北町遺跡第12・14次調査埋蔵文化財発掘調査報告書.pdf
 発掘報告書の名称は以下の通りである。
深江北町遺跡埋蔵文化財発掘報告書、
2014年、神戸市教育委員会。
 発掘報告書末尾の抄録によると遺跡の場所
は、兵庫県神戸市東灘区深江北町1・2丁目。
 遺物が出土したのは、西暦2012年前後
のようである。
 遺物の成立年代は、発掘報告書第33ペー
ジ付近の記載によると、問題の遺物は黒色砂
質シルト層で出土したが、形態から奈良・
平安時代の遺物を含む層とされ、問題の縁直
立杯状須恵器も、その頃のものと考えられて
いるように、読取れる。
 遺物の写真は、発掘報告書写真図版第11
:”B80-B区黒色砂質シルト層出土土器”
の土器集合写真の左下隅に在り、遺物番号第
285番との旨、ナンバリングされている。
私には、椀として使用する物品のようにも見
える。

深江北神山泰.gif

 上図のように、側面外で写真の中央付近に、
縦に「山奉」に見えるような煤模様が在るよ
うであり、その右に”神”と書いてあって、
「神山奉」と読めるように見える。
 古代の、山岳信仰の祭祀に使用した供え物
置き用物品のように見える。なお、この発掘
で、古代の墨書土器自体、深江北町遺跡から
複数個出土しているようである。(2022/09/24)

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