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米クラリス/ファイルメーカープロの将棋への応用(長さん)

これまで本ブログでは、表計算ソフトのシートを日本の
将棋盤、セルを駒に見立てて日本の将棋で遊ぶ手法を
紹介して来た。表計算ソフトのシートは一般に、形状が
縦横升目を持つ将棋盤状である。
 ただし、将棋の盤升のような模様をディスプレー上の
形状として作り出すPCアプリケーションソフトウェアー
は、表計算ソフトに厳密には限らない。すなわち、いわ
ゆるデータベース/アプリケーションソフトウェアーに、
「表計算形式表現」等と称し、表計算ソフトのシートに
類する縦横升目シートを表示する機能の有るものがある。
 データベースアプリケーションソフトウェアーとして、
表題のように、米クラリス/ファイルメーカープロが、
今世紀初から日本で知られている。このアプリケーショ
ンソフトウエアーの表計算形式では、横軸にフィールド、
縦軸にレコードで各入力データを表現し、項目個々の
入力内容が、表計算ソフトのセルのように表示される機
能が有る。
 そこで、カード形式にレコード毎に表示される、ディ
スプレー上の表示形式では無くて、「表計算形式表示」
を、データベース/アプリケーションソフトウェアーの
表示のタグで選択し、個々のデータに将棋名を入力する
と、独ドキュメントファウンデーション/ライブル
オフィス/カルクを使った将棋のような事が、ファイル
メーカープロ(例えばVer.5/WindowsXP
pc版)でも、出来るような気がして来る。
 そこで今回は、そのような事が実際出来るのかどうか
を、テストして見た。
 結果、後手用の逆さ文字列を入力する機能がファイル
メーカープロのデータ入力では存在せず、

使え無い事が判った。

 駒を移動させる機能を連想させるものとして、「カッ
トペースト機能」が、ファイルメーカープロのデータ入
力機能に存在した。がそれとて、コピー/貼り付け機能
であった。切り取り/貼り付け出来無いのである。
 セルの文字の書式には、マイクロソフトのフォントの、
90°反時計回り倒しの「@フォント」を使う機能、
また、「文字の回転機能」も、ファイルメーカーの入力
機能として、全てについて見当たらなかった。これでは
駄目である。また成を実行する為の、セルの右揃え、
左揃えには、余計な「頭出し機能」が付いており、目的
を果たさなかった。
 持駒ルールに使用する為、書式の貼り付けや、テキス
トのみの貼り付け機能を探したが、見当たらなかった。
 何れにしても、後手用に180°回転文字が作れ無い
ので、ファイルメーカープロVer.5(32bit
WindowsXPpc版)では、日本の将棋は表計算
シート形式を使っても、無理なようだ。
 そもそも、ファイルメーカープロを将棋をするのに
使うメリットは、駒を動かす事に対応する、何らかの入
力動作をデバイスを使ってすると、「保存」し無くても、
ハードディスクに更新データが自動登録される事である。
 その為、2台のファイルメーカープロインストール
済のWindowsXPpc等を使って、かなり以前に
本ブログで紹介した、エレコム社のデータ転送ケーブル
等で、着手毎に、データファイルを2台のpc間で
転送をくり返し、着手時、ファイルメーカープロには
備わっている、フィールドとレコードそれぞれを、逆順
ソートする機能を使えば、盤が180°回転するので、

このソフトを使えば、後手番がディスプレーを正体した
状態で、将棋を指すのが、普通の表計算ソフトに比べて
簡便な操作で可能になる

とみられたのであった。
 しかし、メリットとしては、それだけの事であって、
将棋を指すのに必要な機能は、表計算ソフトと異なり、
ほぼ無いようだ。となれば、

これを将棋に使うのは、ほぼ無理と言えるのではないか

と、私には思えるようになった。データベースソフト、
ファイメーカープロの「表計算シート表示方式」は、
表計算ソフトシートに似ていたので、今回前記の「自動
保存機能」に対する期待と言う経緯からテストして見た
のだが。以上の通り残念な結果に一応終わってしまった。
(2024/04/15)

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