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第1取駒例外ルールの移動先座標計算法の補足(長さん)

今回は、以前にカスって接触する相手の第1駒
を、第2駒よりも排除円が後で接触しても先取り
する例外則でも、

移動先座標は、実際には取らない、第2接触駒
の排除円が、計算上先に接触する場合は、その
位置で自分の攻め駒が止まる

というルールにする必要が有るとの旨述べる。
理由は、計算上だが、

盤面に、別の駒の排除円の中に駒があるような
棋譜が生じないようにする為

である。では、今回は具体的に問題になるケース
で以下、上の事を説明する。
 話を簡単にする為、味方の攻め駒は香車で、
X=0.5のラインを走って、相手駒を取ろうと
しているとする。
 問題になるのは、第1接触駒が計算上、
(+1.18,+1.18)、
第2接触駒が(+0.2,+1.5)に居る
というケースである。香車は何処からでもかま
わないが例えば、(+0.5,-3.5)から、
(+0.5,+0.87)と走って、第2接触
駒を取りたいような場合である。
 第2接触駒は、本来は升目中心に居たはずな
のに、横動き取りで、0.3升目自陣右辺に
寄った駒で、その結果味方の香車は、Y=0.8
ではなくて、Y=0.87で第2接触駒の排除
円に接する。つまり√(0.7)^2-(0.3)^2
≒0.63が、排除円周到達・相手駒最接近点間
距離となるケースである。
 所が、このケースは、第1接触駒が
Y=1.18の位置にあり、1.18-0.87=
0.31、1.5-1.18=0.32な為に、
以前述べた、排除円接触点と最接近点の中間より、
排除円接触点側に寄った、カスリ接触駒に関する、
第1接触駒の例外規定によって、
香車は(+0.5、+1.01)の点付近で、
手前のカスリ駒を計算上は取るべきとの事になる。
 このとき問題なのは、
第1カスリ接触駒の排除円到達点がY=+1.01
付近であるのに対し、
第2奥接触駒の排除円到達線がY=+0.87と、
形式的に手前になる事である。
 元々、第1カスリ接触駒の座標が、例えば、
この第1カスリ駒が角行の場合、
(+1.14、+1.14)~(+1.22、+1.22)
程度の精度しか無いという思考が、この例外規定
を作成した理由の、前提にある。なお頭を混乱させ
て申し訳ないが、特にこのケースは第1カスリ接触
一例角行駒の座標(+1.18,+1.18)が、
仮に(+1.19,+1.19)にズレると、例外
規定そのものが、適用されない”ルールそのものの
限界点スレスレ”のケースになっている。いかにも
有りそうなケースなのだが。ただ、元々このような
ルールを作ったのは、他の接触駒をこの角行が、
カスリで取り、座標計算精度が、そのときに落ちる
というケースが想定されたからである。
 なお、(+1.18,+1.18)のケースは
計算上、Y=+1.01で接触になるのだが、
(+1.14、+1.14)のケースには、
Y=+0.86で接触になり、第2奥接触駒の
Y=+0.87接触と、大差無いか、もしくはよ
り手前に確かになってはいる。
 ただ、だからといって、第1接触駒の排除円に
達した所で停止するようにしてしまうと、形式的
かつ計算上だが、第2接触奥駒の排除円の中に、
味方香車が居るような棋譜がはっきりとできてし
まい、これではマズイという事になるのである。
 そこで、このケースは、例外規定で手前駒を取
るのだが、移動先座標は、第2接触駒の排除円
ラインへ移るとし、次の手で、相手が香車を
取り返して来ない場合は、

次の自分の手で、第2接触奥駒を居喰いできる

というルールにする必要がありそうだ。
 何れにしても、今のケースのように、明らかに、
奥の”第2接触駒”が、本当は先に取れる可能性
が、かなり高いように見えるケースで、しばしば
現われそうな、出現頻度が無視できないケースは、
移動先座標の計算が、必ずしも実際に取る相手駒
にならないケースを、明らかに作らざるを得ない
状態と見られるため、特に注意が必要だと考えら
れる。(2020/07/14)

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